9時15分、起床。ぴったり7時間睡眠だ。
トースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
今日の『半分、青い』。東日本大震災から数日後、仙台の海辺の病院で働いているユーコと連絡がとれずやきもきする鈴愛。他方、花野は地震のとき怖くて教室でおもらしをしてしまい、それをいじめっ子の男の子に見られて囃し立てられたが、友だちの女の子がそいつにグーパンチを浴びせて救ってくれた、そのことを花野は鈴愛に黙っていた(学校の先生から聞いてわかった)。なぜ花野は私に黙っていたのだろう、と鈴愛は困惑する。もしこれが学生の卒論(卒業制作のシナリオ)であったら、私は「もう最終章でしょ。いや、最終節というべきかな。ここに来てあれこれ話を詰め込み過ぎです」とアドバイスするだろう。「あれも盛り込みたい、これも盛り込みたい、その気持ちはわかります。でもね、この段階では禁欲が大切です。消化不良にならないように、何を書くかよりも、何を書かないか、という視点から考えることです。ストイックに行きましょう」と。でも、相手は素人ではない。北川悦吏子である。黙って、お手並み拝見といきましょう。
机に向かう。今日のCDはグレン・グールドの弾くバッハの『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』17番から24番。一昨日、卒業生を連れて「phono kafe」に行ったとき、常連客のカナリアさんがいらしていて、久しぶりに話をしたが、その時話題になったのが私がこのところのブログで連日取り上げているグールドとバッハのことだったが、その日のカナリアさんのブログはこの話題で書かれていた。それによると、グールドの弾くバッハで一番好きなのは「イギリス組曲」、二番は「トッカータ」、三番は「インベンションとシンフォニア」だそうである(「ゴルトベルク変奏曲は」は別格扱いとのこと)。
昼食はどうしようかと迷っているうちに午後4時になってしまった。「phono kafe」で軽くおにぎりでも食べよう出かける。
このところ注文していなかったが、私はここのおにぎりが好きだ。具は二種類で、梅と佃煮椎茸。どちらも美味しいが、一個注文するときは佃煮椎茸。今日はそれと小豆茶。
最後のおにぎりになる可能性が高い。おにぎり君、さよなら。さよなら、おにぎり君。また会う日まで(でも、そういう日は来ないように思われ・・・)。
見かけない方がいらした。大原さんと話をしている。私の知らない常連さんなのかなと思っていると、大原さんが「この方が新しくここでお店をされる方です」と紹介してくれた。ノザワさんとおっしゃる。はじめまして。私の妻の旧姓がノザワですというと、信州のご出身ですかと聞かれた。いえ、彼女は大田区の生まれで、たぶんご両親も信州ではなかったと思いますと答えると、ノザワという名字は案外少なくて、これまで(親戚以外では)直接会った人の中にはいません(いや、二人だけですだったかな)とおっしゃる。そ、そうなんですか。知らなかったな。普通にある苗字かと思ってました。妻のほかにも、高校時代の国語の先生がノザワ先生でしたし。それから確か学生にも(ゼミ生ではないが)ノザワという姓の子がいたと記憶している。
新しいお店の名前は「ノザワBAKE」と決めているそうだ。すでに各地のイベントでその名前で出店もされているそうである。コーヒーが主体で、ランチとしてはピタパンにイスラエル風の豆料理を詰めて、サラダとスープを付けたものを考えているそうである。新しいお店は11月初旬オープンの予定。
「phono kafe」の大原さんから「ノザワBAKE」のノザワさんにバトンタッチ!(演出にご協力ありがとうございます)。
夕方から妻と或るお茶会に出かける。楽しく、美味しいお茶会だったが、1時間ほどで引き上げる。
今日は十五夜(仲秋の名月)だ。3階のベランダから見ると、東の空の低いところに月が浮かんでいた。
薄く雲がかかっていて、まるで龍の目玉のような満月である。
お茶会でたくさんスイーツを食べて、妻はそれでもう夕食はいらないと言っているが、私はそういうわけにはいかない。お菓子で夕食はない。帰りがけに蒲田駅で買ってきた崎陽軒の赤飯弁当で夕食。
深夜、お茶会でたべたたくさんのスイーツのカロリーを消費すべく、ウォーキング&ジョギング。
3時、就寝。