加治将一氏著作の『龍馬の黒幕』をようやく読了しました。半年ほどカバンの隅っこにあったような…。
以前何回か触れていますが、私はけっして龍馬フリークではありません。むしろ“平成の坂本龍馬”を自負する輩などをみると、嫌悪を感じます。
本書にはその所以たるものが――。
単なる足軽の身分に過ぎない龍馬が、なぜ全国をまたにかけ諜報活動に邁進することができたのか。薩摩と長州の仲を取り持つことができたのか。亀山社中や海援隊のリーダーとして、組織を動かすことができたのか…。
彼はグラバー=フリーメーソンを後ろ盾に、縦横無尽に日本中を駆け巡りました。しかし最後は、組織につぶされてしまったようです。
“無血革命”へのこだわり――武闘派の薩摩藩を抑えきれなかったこと、幕府と通じているとの横やり、何よりフリーメーソンが彼を「用無し」と切り捨てたことが、最大の誤算だったような。
龍馬を英雄として讃えることに、特段の異論はありません。ただこれまでのように、龍馬ごり押しのドラマやらは作りにくいかもしれません。
信じるか信じないかは、アナタの自由です。
以前何回か触れていますが、私はけっして龍馬フリークではありません。むしろ“平成の坂本龍馬”を自負する輩などをみると、嫌悪を感じます。
本書にはその所以たるものが――。
単なる足軽の身分に過ぎない龍馬が、なぜ全国をまたにかけ諜報活動に邁進することができたのか。薩摩と長州の仲を取り持つことができたのか。亀山社中や海援隊のリーダーとして、組織を動かすことができたのか…。
彼はグラバー=フリーメーソンを後ろ盾に、縦横無尽に日本中を駆け巡りました。しかし最後は、組織につぶされてしまったようです。
“無血革命”へのこだわり――武闘派の薩摩藩を抑えきれなかったこと、幕府と通じているとの横やり、何よりフリーメーソンが彼を「用無し」と切り捨てたことが、最大の誤算だったような。
龍馬を英雄として讃えることに、特段の異論はありません。ただこれまでのように、龍馬ごり押しのドラマやらは作りにくいかもしれません。
信じるか信じないかは、アナタの自由です。