ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

岸田首相のウクライナ訪問

2023-03-27 12:39:41 | 社会・政治・一般
他者を非難することで、自分を高く売り込む傾向が強いのが日本のマスコミだ。

特に自民党の政治家を高所高段に立って、文字通り上から目線で賢しげに批評するのが大好きなのが日本のマスコミ様である。

私自身、多少はその傾向があることは自覚している。若い時から何度か失言を繰り返し、友人を失くしている。頭でっかちであることがその原因の一つだと思い、過酷な自然の中に身を置き、自らの至らなさを強く自覚することで自身を諌めてきた。

それでも、まだまだ私は高慢だ。話す時も、相手の主張を否定から話してしまう傾向が強い。相手の美点よりも欠点に目が行く。それが自覚できるので、かなり意識して改善するよう心掛けている。

世間ではWBCの優勝で賑やかだが、その最中岸田首相がウクライナを電撃訪問している。しかもアメリカとの決勝戦の当日であったため、ニュースでは扱いが低調になってしまった。間が悪かったといえば、その通りだが、それは岸田首相の責任ではあるまい。むしろ冷淡に報じるマスコミの姿勢に疑問が生じたくらいだ。

ところが世界、特に欧米各国での報道の扱いは、ほぼ一面トップに順じた大きな扱いとなっている。来月のG7サミット議長国としての立場を鮮明にした日本に対して好意的な報道であった。少なくとも私が視たBBC、CNNなどではそのように報じていた。

主要国で最後にウクライナを訪問したからこその大きな扱いかと思ったが、実際はシナのプーさんとロシアのプーさんとの会談にぶつけるような形での報道であったことが背景にあったように思った。

私は岸田首相ってかなりの外交音痴かと思っていたが、けっこう幸運には恵まれているようだ。単なる運だと馬鹿にするなかれ。失敗には原因が、成功には運が必要なのは、ある意味真理だと思うので、案外と岸田首相は幸運をもっているかもしれない。

とりあえず外交で大きく稼いだのは事実だ。後は内政でもう少し頑張って欲しいなァ。検討ばかりじゃ困るし、小手先の誤魔化しを異次元と称されても困る。なまじ頭がイイだけに官僚の作った作文を真に受ける傾向が強すぎる。もう少し現場に足を運んでほしいものです。
コメント
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