のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

JRの信号機故障でバタバタの一日

2011-05-21 | のと鉄道

13時54分頃、金沢~東金沢間の下り線で発生した信号機関係の故障で、夕方以降はバタバタとなりました。

故障により運転見合わせした頃は、まだ東金沢以北に七尾線の列車がいたため「のと鉄道」の列車は接続をとっての定時発車となりましたが、JRは16時50分に運転を再開しましたが、それ以降が大変でした。

JRはどの列車も大幅に遅れてきているので、どれが本来の列車番号の列車なのかすらわからない状態で、「のと鉄道」でも各列車10分以上の遅れでの運行でした。

こうなってしまったら“定時運行”は「あきらめるしかない」んで、いくら“回復運転”したって「無理」なのはわかっているんで、あとは「事故」さえおこさないように慎重に運転していました。

乗務列車の最終列車153Dは約125分遅れの857M?の接続をとっての発車となり、いつもならとっくに到着して七尾駅構内に留置されている2029Mの編成すら見当たりませんでしたから、いかにダイヤが乱れていたかがうかがえました。


珠洲の海にも赤潮

2011-05-20 | インポート

石川県の海岸線に赤潮が発生!と新聞にでていましたが、珠洲の海にもやってきました。

自宅近くの「鉢ヶ崎海水浴場」にもたくさんの「赤潮」がありました。

透明度が県内一とまでいわれているこの海水浴場にも、容赦なく赤潮が押し寄せて、海は赤く染まっていて、独特の異臭をはなっていました。

「赤潮」は自然浄化されるようですが、早くもとの綺麗な海が戻ってほしいですね。Img_2625

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(本来はトライアスロン大会が行われるきれいな海です)

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がんばれ 三陸鉄道

2011-05-19 | その他鉄道

最近、テレビの番組で東日本大震災で甚大な被害を受けた「三陸鉄道」にスポットをあてた番組が目立ってきましたね。

現在もなお、不通区間が多くありながらも、復旧した路線で頑張っている姿には涙が出てきます。

トンネルの中に取り残された車両の保守を欠かさない社員や、現在の状況を知らせるために飛び回っている女性社員、困った時はお互い様と駅前の居酒屋の主人が復旧に取り組んでいる三陸鉄道社員への差し入れの弁当を提供している・・・なんて、ほんと少しづつではありますが、復旧にむけて頑張っている姿が映し出され、同じ鉄道業に従事している者にとっては「他人事」ではないくらい見ていて感動しましたね。

復旧するだけで100億、耐震構造の施設にするにはさらに莫大な費用がかかるそうですが、地域の足として何としても残してほしいものです。

そんな願いをこめて、開業25周年記念出版された「本」を買いました。

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大阪駅 グランドオープン

2011-05-18 | JR

1999年頃から取り組まれてきた、大阪駅北地区の再開発などを中心とした大阪駅北地区まちづくりの中心的位置を占める大阪駅の改良工事が完成し、5月4日「大阪ステーションシティ」がグランドオープンを迎え、二週間が経ちました。

「ノースゲートビルディング」と「サウスゲートビルディング」、その間の駅部分をおおうドーム(大屋根)で大きく構成される大阪駅の光景は、すっかり新しい雰囲気となりました。

個人的には、たかが大阪の事だから(失礼・・・)、どうでもいいや・・・と思っていましたが、けっこう関心がある方もいらっしゃるようで、珠洲の方でも一度行ってみたいという方がいらっしゃって、乗車券の手配をしたくらいです。

私は、七尾駅の方に「大阪ステーションシティ」のクリアファイルいただきました。

全然関心はないんですが、とりあえずは「記念」ってことで使用せずに大切に保管してあります

数年後には「価値」があがるものなんでしょうかね?

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日中に「ホキ車」走る!

2011-05-17 | のと鉄道

今朝、泊まり仕事が終わって速攻で帰ろうとしたら、当直から「日中、ホキ車走るよ!撮らないの?」って言ってきました。

まったく知らなかった日中の「ホキ車」の走行

日中に走ること自体は珍しくないんですが、走る時に限って乗務中か、休みで珠洲にいることが多く、日中の「ホキ車」狙いの「マニア活動」はしたことないんですよね。

今日は偶然に非番で、明日も遅出日勤で時間にも余裕あるし、あとは遅れている畑は“なんとかなるさ”で、午前中の「ホキ車」を撮影しました。

工務区長によると、「ホキ車」も日中のほうが明るくて仕事もしやすい反面、バラストをまきながらの作業になのとダイヤの合間をぬって走るため、穴水でバラストを積載して走行しても、西岸駅までが限度で、西岸~能登中島の峠を反対列車に影響のないように走行するのはさすがにきついそうです。ですから、どうしても夜間作業が多くなるそうです。

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NT204 復活

2011-05-16 | のと鉄道

私の乗務中に突然エンジンが停止し、その後起動不可能となり修繕していたNT204号機がようやく「復活」しました。

けっこう「重症」だったみたいで、エヌティスタッフ社員やエンジンメーカーの方々の努力により動くようになりました

今日はその復活したNT204号機と久々の七尾一往復

単車だったんで「またトラブル起きなければいいけど・・・」とビクビクしながら運転していましたが、何とか行ってこれました

このNT204号機とは相性が悪いようで、以前にも走行中に冷却水のトラブルでエンジンが停止したことがあり、この時は二両編成だったんで、エンジンカットして急場をしのいだんですが、やっぱり「復活」には時間がかかったんですよね。

「二度あることは三度ある」「三度目の正直

どっちになるかはわかりませんが、しばらくはNT204号機と私の組み合わせがあった時は「要注意」ですかね?

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愛鳥週間

2011-05-15 | インポート

今、「愛鳥週間」らしいですね。

県内の小学生たちは「ツバメ」の生息一斉調査行っていますね。

“幸せを運ぶ鳥”ともいわれる「ツバメ」ですが、ここ数年は我が家にもやってきませんね

だから幸せがこないのかな?

私的には一番愛している鳥は「雷鳥」であるのは、このブログを見ている方ならおわかりだと思いますが、今年はまだ「雷鳥」に会っていません。

早く会いたいんですが、遅れ気味の畑が忙しくて・・・

そんななか、畑にいると雷鳥の仲間である「キジ」を見つけました

「キジ」そのものは別に珍しくもなく、畑している横を平気で素通りしていくくらい雷鳥に似て人を怖がらない鳥なんですが、今日のはオス二羽が一緒にいた事です。

「雷鳥」も春先や秋になると雄が群れをなしていますが、繁殖期になると一緒にいたのが嘘のようにお互いにライバル心・敵対心むき出しで闘っているのを立山でもよく目にします。

「キジ」も雷鳥と同じ「キジ科」の鳥ですから、この時期はあるカン高い声を出して鳴いているのを聞いたことがあると思いますが、あれも敵を威嚇しているのだと聞きます。

その「繁殖期」でもある時期にオスが二羽一緒にいるのは珍しいことだと思います。

威嚇する声すら出せないくらい「一発触発」状態だったのか、あるいは「親子」だったのかははっきりわかりませんでしたが、初めて見た光景に思わず写真撮っちゃいました。

「新聞社」に売り込むことも考えましたが、生態がわかっている方に笑われそうなんでやめました

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お-い、生きてるか?

2011-05-14 | のと鉄道

今日はポカポカ陽気の一日でした。

車内の中も心地よい日差しが入り込み、快適な一日でした

そんな中、いつものように某駅から七尾へパチンコ通いの常連の90歳の“おじいちゃん”が乗車されました。

バックミラー越しに「今日もパチンコ通いか、元気なじいちゃんやな」と思いながら乗車確認しました。

列車が七尾に着いて、中間改札口での対応を済ませて列車に戻ろうとすると、お客様から「じいちゃん一人動かんは(動かないよ)・・・」と教えていただきました。

「そういえば、じいちゃんおりてこないな?」「え、まさか・・・」とマジで一瞬思いました

慌てて車内に戻ってみると、窓側にもたれかかって“安らかに”眠っているいる本人発見

じいちゃんはアテンダントを介してですが、時々パチンコの景品をもらったりしている顔なじみの“常連さん”なんですが、まさか「おーい、じいちゃん生きているか?」なんて言えませんよね

よくよく顔をみると「赤ら顔」

「終点ですよ・・・」チョンチョンと肩をさすってあげると飛び起きました

あんまり車内がポカポカで気持ちよかったんで寝てしまったそうです。

「生きていてよかった・・」

今回は笑い話ですみましたが、お歳がお歳だけに車内で“ポックリ”は笑い話じゃすまされないくらいあとあとが大変なだけに、ひとまずホッとしました。

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見事に“スカ”

2011-05-13 | のと鉄道

鉄道業の業界紙ともいえる「運転協会誌」が応募していた協会員による写真コンテストの結果が発表され、みごとに一枚も入選しませんでした

車内ギャラリーで展示した「のと鉄道」の写真ばかり数枚応募したんですが、まだまだ自分の力のなさを実感しました

今月の「協会誌」に入選作品が紹介されていましたが、さすがですね。

これを見て思ったことは、日本全国にいろんな鉄道会社がありますが、そこには必ず「鉄道マニア」の社員がいるんですね。とくにJRなんかは「鉄道マニア」は社員として採用しない・・・とか聞いたことがあるくらいなんですが、鉄道会社には「鉄道マニア」そんなにいないだろうから、だからあえて「“自称”マニア」としてはそんなに写真の応募ないだろうと思っていただけに、意外な数でした。

それと、入選した作品の撮影者の所属する鉄道会社と、撮影された鉄道会社がほとんど一致していないんですよね。「応募要綱」には「同じじゃなきゃダメ」って一言も書かれていないんで別に問題ないんですが、私みたいに「愛社精神」たっぷりの“ふり”して自分の会社の写真しか応募しないっていうのは失敗だったみたいですね。

「来年は“のと鉄道”にこだわらずに応募しますよ」って会社には言っておきました

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「鹿島」違いで…

2011-05-12 | のと鉄道

今日の日中の乗務中、「能登鹿島」駅に到着すると、「和倉温泉→能登鹿島」の乗車券を持った一人の女性が「すみません…、アルプラザ鹿島に行くにはどうやって行けばいいんでしょうか…?」って聞いてきました。

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“ありゃ、この人やってもた…”と心の中で思ってしまいました!

「鹿島」は「鹿島」でも、方向も逆だし、目的地も違うんです…

あっち(アルプラザ鹿島)は、JR七尾線の良川駅が最寄り駅で、所在地が旧鹿島町です!

「能登鹿島」駅は、のと鉄道の駅で、所在地が穴水町鹿島で、アルプラザみたいな大きなお店はもちろん、コンビニはおろか、田舎のコンビニ=雑貨屋すらない町なんです!

それを間違える方もすごいですね!

でも、確かに紛らわしいですね!

以前、アルプラザに勤めている知人に、町が合併した事だし、名前が「アルプラザ鹿島」じゃ、マイナーなお店のイメージになるから、「アルプラザ中能登」か「アルプラザ能登」「アルプラザ七尾」にしたら?って言った事あるんですが、そのまんまですね!

まあ、年に一度あるかないかの間違いなんで、どうでもいいんですが、今日の間違えたお客様も時間のロスで大変だったと思いますが、代金の方は「誤購入」と「誤乗車」で“損”がないように処理してもらいました!

たまたま今日はその列車に乗務するアテンダントがお休みだったんでこんな事になったけど、いてくれたらもっとお客様にご迷惑かからなかったかも… 改めてアテンダントの存在の大切さ感じました!