燃料費高騰による節約と地球環境の保護のため、日中の七尾駅での20分以上の折り返し時間のある列車を対象に行っておりましたエンジンのアイドリングストップは諸般の事情から中止することになりました。
わが社では原則として上り列車が七尾駅に到着すると、その列車がそのまま下り列車となって折り返すため、時間にかかわらず改札口はフリー状態で、お客様の車両への乗降はフリーとなっているため、最大で1時間近くの時間があるにもかかわらず上り列車が到着すると同時に下り列車に乗り込むお客様が多いのが現状です。おなじ七尾駅でもJRは発車10分前に改札を行いますが、当社は改札専門の係員もいないため、フリー状態となるので仕方ありません。当初は改札口をJR同様に締めてはどせうかという案も出ましたが、お客様第一という観点からフリー状態になっています。
この時期エンジンを落とした車両はさすがに寒いようです。上り列車の余熱が残っているのもせいぜい10分程度。あとは体にしみてくる寒さです。車内は室内灯も点いていないし、トイレは使えない。苦情も何度か言われましたが、会社の決めたことだから乗務員はどうすることも出来ないとお詫びしてわびるしかなかったのです。
運転士も列車監視のため運転席にいなくてはならないので、私みたいに寒さに強い者ならいいのですが、寒さに弱い運転士はさすがにこたえたようで、いくら理由があったって何とかならないかと思っていたのが現実でした。
アイドリングストップ中止となってからは、「よかった」という声をよく聞くようになった反面、やっぱりみんなで考えて継続すべきだったという声も聞かれます。みなさんはどう思いますか?