昨日はほぼ全滅の運行状態でしたが、日曜日だったのがせめてもの救いでしたね。平日ならもっとトラブル発生して大変だったと思います。
今朝の一番列車120Dは運悪く?私でした。県のほうからも「何が何でも利用者の足は確保しろ」とのお達しがあったらしく、最悪のパターンを考慮して「代行バス」を待機させるという中での朝でした。
1時に、モーターカーが念のため穴水を出て、一往復して点検から帰ってきたのが5時半過ぎ。やはり何箇所かで倒木があったそうで処理したきたとの報告を受けてますます緊張しました。
120Dには念のために、普段は1両編成なのですが予備車両を使って2両編成とし、能登中島までは徐行運転、さらに前頭添乗で常務・工務区長ら3名が乗り込んで絶えず前方監視してくれるとの事で一安心して穴水を定時に出発。
途中、何箇所も小さな枝には当たりましたが、心配された倒木もなくピリピリと緊張しながらも和倉温泉までは順調に走りましたが、和倉温泉の構内に入ってからが大変でした。
全く除雪されておらずラッセル状態で雪を押しのけていったため、制動をかけなくても自然にブレーキがかかってしまう状態。常務から「途中で停まるなよ」とのゲキが飛ぶ中、何とか停止位置に停めたのはいいのですが、今度は発車となったら全く動かなくなってしまったので、所定の扱いで一旦車両を少しバックして進もうとしたのですが、常務から「もっと下がって勢いつけて行け!」とさらにゲキがとんで、勢いよく発車しました。
和倉温泉から先は全くの新雪状態で除雪してありませんでした。「停まるなよ。停まったら最後動けなくなるぞ」とさらに激しくなった常務のゲキが車内に響き渡ったのはいうまでもありません。
こんな時に限って悪い事は続くもので、ラストパートという所で、普段はまず停止現示することのない遠方信号が「注意」表示されておりATSがけたたましく鳴動。続いて、場内中継信号が「停止」現示。とっさの判断で信号機の手前のきれいに除雪してある踏切で停止させて「制限」現示を待って発車。難なく動いてくれてラッキーでした。途中で止まっていたら多分そのままでは動かなかったでしょうね。駅構内ならともかく、駅間は踏切などが絡んでくるので車両の後退は簡単にできないという規程があるんですよね。
いよいよ「のとホーム」に入ろうとする時も大きな雪の塊があって大丈夫かな?と心配しましたが、さすが2両編成ですよね。難なく押し込んでくれました。駅に無事到着して列車の前を見るとものすごい量の雪がたまっていました。よくラッセルしてきたな・・・と感心してしまったと同時に、ホッと安堵感が漂いました。
折り返しの121Dは無事来れたから帰りも大丈夫だろうと気持ちがかなり楽になりました。いつもたくさん乗ってくる田鶴浜高校・中島高校の生徒も学校が休校、あるいは始業時間を遅らせたか全くおらず車内は通学列車だというのに閑散としてました。
何とか穴水に着いて、折り返しとなる運転士と乗り継ぎをした時には、ほんとホッとしましたが、とにかく疲れました。明日からはだいぶ雪も緩むそうですが、ダメージを受けた木々がたくさんありそうで、まだまだ気がぬけない日が続きますね・・・。