【34行路 遅出日勤】
弟が能登空港から東京まで飛行機で慰安旅行に出かけました。
能登空港の搭乗率アップのためとかで、二年続けてだそうです。
能登空港では全日空に対して「搭乗率保障制度」なる取り決めで、一日二往復の運航を確保しています。
これは開港前、1日1往復の運航で利用者数を見極めたい全日空に対し、当初より1日2往復の運航を行い利便性などを高めたい石川県および地元自治体側との間において、意見の相違がありました。
そこで、年間平均搭乗率が70%未満の場合は、県と地元自治体が航空会社に2億円まで損失を補填するという、全国初の「搭乗率保障制度」を導入したのです。
この制度ではあらかじめ定めた搭乗率に満たない場合は自治体側が補填することだけではなく、逆に定めた搭乗率以上が得られた場合は地元に金銭にて還元することも盛り込まれていることが特徴で、この制度はモデルケースとして地方空港活性化の今後のあり方のひとつを示したとされ、成功例として全国各地より視察や問い合わせなどが相次いでいるということです。
その目標達成のために、地元では能登空港を利用しての旅行・出張などを呼び掛けていて、それに応えた形での利用のようです。
せっかく作った能登空港を守る・・・という意味ではいい事だと思います。
「能登線」が廃止の論議されていた時にも、鉄道利用を呼び掛けていたのが懐かしく思います。
結果的には「能登線」は現在の形をみていただければおわかりですが、はたして「能登空港」はこの先もずっと継続していけるでしょうか?
「飛行機マニア」としてはいつまでもこのままであってほしいんですが、そのマニアが「撮る」専門で、「乗る」のは全くしないんで話になりませんね。