のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

予備終了

2009-04-30 | インポート

久しぶりの「予備」もようやく終わりました。

ふだんの行路で仕事していると、

31泊・31明・32日勤・休み・33泊・33明・34日勤・休み・休み

の9日サイクルである事は、このブログでも何度か紹介していましたが、「予備」になるとそのサイクルも崩れてしまいます。誰も年休とか取らなかったら、自分の年休消化するのにはいいんですけどね。

ちなみに今月の仕事は

1日-休み 2日-休み 3日-31泊 4日-31明 5日-31泊

6日-31明 7日-休み 8日-休み 9日-休み 10日-臨

11日-休み 12日-32日勤 13日-31泊 14日-31明 15日-34日勤

16日-休み 17日-休み 18日-32日勤 19日-33泊 20日-33明

21日-休み 22日-臨 23日-休み 24日-休み 25日-休み

26日-31泊 27日-31明 28日-31泊 29日-31明 30日-休み

でした。

まずまずの「予備」だったと思います。

明日から所定の行路に戻ります。


ETCと騒ぐけど・・・

2009-04-29 | インポート

このゴールデンウイーク中はETC搭載の乗用車に限り、高速道路はどこまで行っても1000円のため、各地で大渋滞が予想されるとさかんに報道されてますね。

JRなんかも指定席特急券の事前売上が悪いとの事で、今まで鉄道利用していた人が、今回は車利用に移ったとも言われていますが、わが社に限っては「そんなの関係ないっ!」って感じだと思います。能登は高速道路がないためETC割引の恩恵をうけることもないし、元々が車でやってくる方が大半で、割合からいくと、「のと鉄道」利用者は微々たるものです。

のと鉄道に乗りに来られる方・のと鉄道で能登を観光される方は、最初から「のと鉄道」利用しか考えていないと思います。「のと鉄道」を利用しようと思ったけど、ETC割引あるから車で能登に来た・・・って方がほとんどいないと思います。

ありがたいことに、早朝からフリー切符を持った「乗りテツ」の方を多く見かけました。連休中はETCの影響を受けず、そこそこ忙しくなりそうです。


春遠足の時期です

2009-04-28 | インポート

今朝の125Dに七尾の東雲高校一年生が、遠足のため七尾から田鶴浜まで乗車しました。

このゴールデンウイークの合間に「春遠足」をする学校は多いようですね。「休みボケ」で授業にならないから、こういう時に学校行事を行うと、以前先生から聞いたことがあります。

運転したのは私ではなかったのですが、聞くところによると七尾駅の中間ラッチでは無札の生徒が多くて、乗車券の発行が追いつかずパニック状態だったらしいです。羽咋方面から来ている生徒らは定期券が徳田までで、いつも乗車している列車で徳田におりずにそのまま七尾まで来てしまったために「切符」を持っていなかったようです。学校によっては事前に乗車券をまつめて購入したり、団体割引切符を購入する学校もあったようですが、今回はそれもなかったために大変だったようです。

結局、七尾駅では時間がなかったので乗車券を持っていない生徒はそのまま列車に乗せて、下車駅の田鶴浜で精算したようで、帰りでは全員券売機にて乗車券を購入してもらったそうで、帰りのパニックは回避したようです。


初収穫

2009-04-27 | インポート

初収穫
わが畑でできた初収穫のアスパラガスです。

アスパラガスは種を植えても、その年にすぐに実となる野菜ではなく、追肥・剪定・土寄せなどで株を大きく育てながら三年目の春にようやく初収穫となる野菜なのです。

たまたま友達の家に飲みにいって、酒の肴として出されたアスパラガスがとても美味しかったので、家の人に作り方をならったりしてはじめたのがきっかけです。

無農薬・有機栽培のほんとの初モノのアスパラガス、とっても美味しかったです。これからしばらくは我が家の食卓のテーブルにならびそうです・・・。


山菜採り(盗り)

2009-04-26 | インポート

また一つ嫌な時期が来ましたね。

そう、山菜採り(盗り)の時期ですね。

列車を運転していても、線路わきであちこちで見かけますが、私有地内で山菜を採る分には何ら問題はないのですが、よく見るのが「鉄道線路敷地内」に「不法侵入」とし山菜を盗っていくマナーもない方々たちに困っています。

カーブを曲がったら、線路のすぐそばの敷地内で山菜を盗っていて、びっくりした・・・とはこの時期よくあることです。たぶん、その人たちは「山菜採ったくらいいいじゃないか・・・」といわれますが、運転している方にすれば、冷や冷やものなのです。もし、「鉄道線路敷地内」に「不法侵入」していた山菜盗りの人たちを列車でひいたり怪我をさせたら、まずは運転士に「しっかり前を見ていたか?」と警察から言われるのは確実です。「不法侵入」という「犯罪」を犯している「山菜盗り」の人たちの罪よりも、先に問われるのは「運転士」・・・。

列車接触により、怪我をするくらいならまだしも、命を落とす危険性もあるので、くれぐれも「鉄道線路敷地内」での山菜盗りはやめて下さい。・・・といくらこのブログで訴えても、あの山菜盗りの方たちで、このブログ見ている人はいないと思いますが・・・

それと一つ警告。線路沿いで盗った山菜は決して口にしないで下さい。線路沿いは年に数回「除草剤散布車」によって「毒薬?」がまかれています。また枕木にも同様に木の防腐剤がたっぷり「注入」されています。それが雨などで微量ながら確実に地面にしみこんでいっています。線路脇の山菜は間違いなくその「毒薬?」をたっぷり吸い込んだ「山菜」である事をお忘れなく・・・。食べる人の体がどうなってもいいのなら、どうぞ線路脇の山菜を盗って下さい。いつまでも健康な体でありたいのなら、他で山菜を採って下さいね。その時も他人の私有地へ「不法侵入」しての山菜盗りはしないで下さいね。私の畑でも「不法進入」「山菜盗み」があとをたちませんね。こまった「山菜泥棒さん」たちです。


立山黒部アルペンルートで事故

2009-04-25 | インポート

今日、午前11時35分ごろ、富山県立山町芦峅寺の立山黒部アルペンルート弥陀ケ原-美女平間で、立山黒部貫光の観光バスが路面を外れ、雪の中に横転しました。広島県からの団体旅行客など乗客48人のうち、窓ガラスが割れて車外に放り出されるなどした男女8人が軽傷。富山県警は男性運転手(49)の前方不注視が原因とみて、自動車運転過失傷害容疑で調べているとの事です。

 報道によると、現場は下り坂の片側1車線で、急カーブが連続して「七曲がり」と呼ばれる区間。バスは室堂(標高2450メートル)から美女平(同977メートル)に向かう途中、左側の路肩から脱輪し、雪面に倒れかかるように止まったそうです。

 私も20・21日と、この立山黒部アルペンルートのバスを利用して雷鳥の写真を撮ってきましたが、たまたま20日の天気が雷鳥がよく出るという下り坂の天気だったため、急遽立山行きを決定したのであって、本来は24・25日の予定で年休をもらっていたのでした。

もしも、自分の乗っていたバスが事故っていたら・・・と思うとゾッとしますね。

今回、バスに乗った際、運転手が「私、運転手の〇〇と申します。終点室堂まで安全運転に徹します」と放送していたのを思い出します。毎年のように、このバスを利用していますが、こういった放送を聞いたのは初めてでした。(今まで聞き逃していたのかもしれませんが・・・)

それだけ最新の注意を払って運転していたのに、ちょっとした気のゆるみが事故につながったんでしょうね。ましてや、「七曲がり」という最も運転に注意を払わなければならない所での事故だけに、責任は逃れられないでしょうね。

私も、人の命を預かる「運転士」という仕事。人ごとではないですね。気を抜くことのないように仕事にもっともっと真剣さを持って取り組まなければならないと痛感した事故でした。


JR福知山線の脱線事故から4年

2009-04-24 | インポート

明日25日で、JR福知山線の脱線事故から4年が経過しますね。

各地で犠牲者を追悼するための催しが行われるでしょうね。

事故では乗客と男性運転士の計107人が死亡し、562人が重軽傷を負いましたが、同じ「鉄道業」に従事する私にとっても、ショッキングな事故でしたね。関係の方々には、ほんとお気の毒だったと思います。明日は発生時刻の午前9時18分に黙とうして鎮魂の祈りをささげたいと思います。

JR西日本は責任追及ばかりでなく、もっと誰もが納得する原因究明をしていって欲しいですね。「事故原因は懲罰的な日勤教育」とか言われているようですが、それが一番の原因であるなら、事故を止められなかった責任も重く受け止めてほしいものです。

原因究明もさることながら、とかく風通しが悪い職場といわれる「鉄道業」。とくに若い人たちにとって「風通しの良い職場環境」と「安全第一の労働環境整備を」が必要ではないでしょうか。

わが社は?まあ、そこそこいいところにきているのかもしれませんね。あくまでも「私的」にですが・・・


春祭り

2009-04-23 | インポート

奥能登では今「春祭り」が盛んに行われています。

今年は「予備」という仕事からか、日があわずになかなかお祭りに行けませんでした。

今日ようやく今年初めてのお祭りの「よばれ」に行ってきました。

奥能登では、お祭りにあわせて親戚・友達・同僚らを自宅にお招きしてご馳走やお酒でもてなす「よばれ」という風習があります。他所では考えられないことですが、奥能登ではこれがあたりまえ。招待を受けたら、よほどの事がない限り行かないと失礼にあたるんですから・・・。お招きする方はそのために手料理を作ったり、お刺身や料理を注文したりしているのですから・・・。

私もこの時ばかりは、招待を受けたら「煙草」吸う人いるから行かない!というわけにはいかないのです。「祭り」の「よばれ」に行く事は田舎でのつきあいの最低のルールですから・・・

行ってきたのは、元同僚Kさんの家。今はJRにかえられましたが、私が入社したてのころは「のと鉄道」に出向に来ていた方の家で、その頃からの「飲み仲間」。今でも可愛がってもらっているので行かないわけには行きません。酒好きならどんなに遠くても飛んでいきますよ・・・

Kさんのお宅には懐かしい顔ぶれが揃ってました。酒好きな飲み仲間の元同僚ばっかり。何か「同窓会」をしているみたいで、「鉄道」の話中心に盛り上がりました。

「のと鉄道」の現役は私とT氏だけ。あとはのと鉄道に出向にきていてJRにかえった人・バスの運転手に転職した人・空港関係に勤務する人・他の第三セクター鉄道に転職した人と、みんなでしょっちゅう集まっては仲良く飲んでいた仲間ばっかりで、あの頃を思い出してしまいました。

今の「のと鉄道」に欠けている事の一つが社員間のコミュニケーション(飲みニケーション)。この前も新入社員が入ったのに誰も歓迎会やろうと言わないくらい「冷たい会社」だと思います。(けっして会社批判じゃありませんので・・・)。あの頃は人数もいっぱいいたから出来たのかも知れませんが、仕事を離れたつきあいも大事なんだと思います。

今回は、久しぶりにおいしいお酒をいただいた「仲間」との「飲み会」でした。

また飲みたいね・・・


春の健康診断

2009-04-22 | インポート

今日は、恒例の春の健康診断が行われました。

学生時代の身体測定と同じで、なぜかこの時期がくるとみんな嫌がるのですよね。

私も、この春の健康診断は、花粉症の影響で目がめちゃかゆくて、かきすぎによる一時的な視力低下がいちばん心配していることで、できるだけかかずに目薬をさしながら春を乗り切って、この健康診断にのぞんでいます。

昨夜は、妹家族のいる高岡に泊まりました。次の日に健康診断あるから、あまり無理せず今晩くらいは酒量もほどほどにしないといけないんでは?と心配する義弟をよそに、高岡に来た時のいつもとかわらぬ酒量(かなり多め)でした。だって、ありのままの状態で健康診断受けなきゃ意味ないじゃん・・・と強がりをいっていましたが、内心は心配でした・・・。

今朝、高岡から健康診断のある七尾まで車を走らせてきましたが、いつもなら一気に車を走らせるのですが、今日は途中休みながらゆっくりきました。

日頃は病院でもスポーツジムで測っても、血圧高いと一度も言われたことがないのに、なぜか過去の会社の健康診断で行う血圧測定ではいつも「高血圧」になってしまうんですよね。健康診断に行くのは非番か休みの日。いずれにしても車を運転して七尾まで行って、すぐに健康診断開始というパターンのため、車の運転が「高血圧」という誤診?の原因ではないかとの自己判断で、最近では健康診断会場近くで体をしばらく安静させてから行くというのに変えてから、変な結果が出なったので、今回もそのパターンで会場入りました。

で、健康診断の結果は後日わかる胸部レントゲンと血液検査を除いては異常なし。

わかっていてもホッとした・・・が感想です。


朝から温泉

2009-04-21 | インポート

朝から温泉
朝から温泉入るってやっぱ最高ですね。

昨日は何もない部屋で、同室の方といろんな話しをしていたのですが、疲れていたようで早々に寝てしまったので、私も寝る前に温泉入って床についたのが9時前。下界では考えられないですが、山の上ではあたりまえ・・・

で、今朝は職業病?の一つでもある5時前には起床してしまったので、まずは朝イチの「温泉」に直行!日の出を見ながらの温泉・・・というのがベストなんでしょうが、私の場合、ここ立山に雷鳥の写真を撮りにいく時は、日頃は岩や木の陰に隠れてジッとしている雷鳥が、活動を開始する下り坂の天気を狙ってくるものですから、天気の良い状態で「らいちょう温泉」に入ったことは一度もありません。

昨夜もかなりの雨が降っていたようですが、それでも朝には上がったようで、下界の富山平野もくっきりと見えました。地獄谷の噴煙を眺めながら、源泉かけ流しの「めちゃ熱い」温泉につかっては冷ます・・・のくりかえしでのんびりつかってきました。朝早いせいか、誰一人入ってこないのをいいことに、携帯やデジカメで写真撮りまくりましたが、生憎の湯気でうまくとれませんでした。何となく雰囲気のわかる写真アップしておきましたけど・・・

上がった後の、朝のビールの旨いこと・・・・・。こんなの旅に出た時しか味わえない至福のひとときですね。よそでは考えられない6時半からの朝食も、日頃は「パン食」の私ですが、おいしく「ご飯」いただきました。

7時には「チェックアウト」して、室堂までの道のりでも、じっとして動かない雷鳥たちを写真に撮りながら帰りました。携帯の通じる室堂に着いた途端、センター預かりとなっていたたくさんのメールが送信されてきて、「現実の世界」に帰ってきたことを実感いたしました。

8時40分発の美女平行きの高原バスは、さすがに時間が早いのでガラガラでした。このバスに乗るのもいつものパターンで、混まないうちに立山をあとにしました。

富山地方鉄道の立山駅に着いたら、ものすごい数の観光客とバスに驚きました。平日でこれだけの人ですから、土・日ってすごいんでしょうね。それにしても富山県にはすごい観光資源のあるところなんですね。うらやましい限りです。

下界におりてから、曇り空ながら綺麗に行ってきた山々が見えていたので、富山地方鉄道やJR北陸線で山々をバックに走る列車の写真を撮りながら、妹家族のいる高岡まで帰りました。