のと鉄道運転士 「のとてつ5828」の乗務日誌

能登半島を走る第三セクター鉄道「のと鉄道」
のとてつ5828運転士の公私の乗務日誌

JR七尾線 ラッピング列車 ラスト・・・

2011-09-30 | JR

「能登ふるさと博」にあわせてJR七尾線で行われていた「ラッピング列車」が今日で終了。

七尾の折り返しの時に「わくたま号」がいたんで、最後の雄姿をちょっぴり残念に思い撮りました。

「ほんま忙しくてあんまり撮れなかったな・・・」「並びはゼロ・・・」と思って、ラッピングを取り外す工程を確認してもらって、その時に撮れれば・・・と思っていたら、なんと来年3月まで「延期」される事になったようてす。

あわせて、「のと鉄道」の「ラッピング列車」も同様に・・・との事でした。

けっこういろんな方々に親しまれてきただけによかったですね。

あと半年あるんだから、思い切って能登の他の「ゆるキャラ」もラッピングに加えてほしいですね。

とくに中能登の「おにぎり」は古くから頑張っているし、いいんじゃないでしょうか。


鉄道の日 イベント

2011-09-29 | その他鉄道

「鉄道の日」は10月14日なのですが、この日は平日のため、鉄道会社各社はその前後の日を選んで「鉄道の日」のイベント行っているようですね。

北信越地区の会社も統一ポスターを作製してPRしていますね。

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「のと鉄道」は先日の24・25の両日に終わって、会社からよかった点・反省すべき点・来年にむけての提案のレポートの提出求められています。

「全員参加」で頑張っただけに、いろんな意見出るといいですね。

社員の士気が上がってきているんだから、たまには、みんなで他社のイベントを見るのも悪くないと思います。

10月8日には富山の「万葉線」のイベントがあるようです。

年休もらったてんで、たまには見てこようかな・・・って思ってます。海王丸見たい・・・って言っていた姪っ子とフリー切符で全線乗車兼ねていこうかな・・・と思って誘ったら「バスケットの合宿あるからダメ」って事で、見事にフラれましたよ・・・


陳情団

2011-09-28 | のと鉄道

今日、私の乗務した134Dに奥能登の商工会議所の会員らで構成するメンバーが県庁・JR西日本金沢支社に、のと鉄道の存続と金沢からの直通列車の復活などを陳情するためにご乗車されました。

「金沢往復割引きっぷ」を使って、総勢41名

みなさん、お弁当まで用意して、久しぶり、あるいは初めてのご乗車だったようで、車内でお話したり、運転席の横にきて展望を楽しんでおられました。

昔、「能登線」の存続を陳情に行く時に、こぞって車に行って当時の知事に「あんたら、本気で存続を願っているのか?それならなぜ列車に来なかったのか・・・」とこてんぱんにやられたという「伝説」は今でも語り継がれています。

そのためか今回は、しっかり「鉄道利用」したようですが、報道によると陳情に訪れたのが約50名

ご乗車されたのは41名

約9名は別な交通機関で金沢まで行かれてメンバーと合流したんでしょうね。

そういえば、夕方のニュースで珠洲の某氏もしっかりテレビに映っていましたね。

確かに某氏は列車には乗っていませんでした。

忙しかったのかもしれませんが、相変わらず懲りない面々・・・と言われても仕方ないですね。

134Dは、たまたま今日は団体客の貸切車両一両増結されていて二両だったのですが、41名も乗車されたので当然ながら全員座れず、お弁当も食べれない方もいらっしゃったようでした。

あいにく一両は「全検中」でのせいもあって、「貸切車両」が発生すると「予備車」がない状態のためこれ以上の増結も出来なかったんですよね。

そのあたりをメンバーの方にお話して、「こんな状態だからもう一両車両欲しいって、知事もご存知の某運転士が言っていた」って伝えておいて下さい・・・・って「陳情」しておきました。

ただでさえ混み混み状態だった車内にさらに追い討ちをかけるように「田鶴浜高校」がテストのために早く終わって134Dに集中下校。

ホームに入駅した時は“積み残し”も覚悟しましたが、「貸切車両」の添乗員のご好意により一部開放していただいて事なきを得ましたが、それでも田鶴浜~和倉温泉間は都会なみの“猛ラッシュ”状態で、さすがに集札できずに「前後開放」して、メンバーの方はサンダーバードに乗り換えて行かれましたが、七尾駅3分延着・・・

そのメンバー、帰りも私の乗務する143Dにご乗車されました。

いつもは下りの列車で一番混む列車なのですが、七尾高校など沿線の高校がテストだったんで乗客は少なめ・・・

本当は帰りも満員状態の中を乗っていただいて、「のと鉄道」の重要性を感じていただきたかったのですが残念でした。

帰りも「にわかマニア」でメンバーの方たちが入れ替わりながら運転席の横・後ろに来て“かぶりつき”

おかげで、遮光幕下ろせず運転しにくかったです・・・


藤瀬霊水

2011-09-27 | インポート

今日は早朝から母のおともで七尾市中島の「藤瀬霊水」を汲みに行ってきました。

相変わらず、人ごみが嫌いなもので、朝早く家を出ました。

前回の時も人は少なかったのですが、来ていた人に「あ、よくテレビや新聞にでているのと鉄道の運転士さんや・・・」って言われて嫌だったので、本当は行きたくなかったのですが、これも「親孝行」と思って渋々おともしました。

行く途中、珠洲道路沿いで住宅火災がありました。ついつい“本性”が出てしまい、車止めて「写真」撮ってしまいました。

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で、途中で「夕刊にでも使って」って某新聞社にメディア渡したのは言うまでもありません。(掲載はされませんでしたが・・・)

さて、その後「マニア活動」しながら8時前に中島の「藤瀬霊水」に着きましたが、なんと・・・誰もいないではないですか。

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何度がここに来ていますが、人が誰一人いないのは初めてでした。いつもはいっぱいの駐車場にも私の車だけ・・・

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こうなると、持っていった容器は水を入れるのにもすぐにいっぱいになり、湧き出ている所から車までの「運び屋」の私はもちろん、「注入屋」の母も別な意味で大変でした・・・

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管理人のおばちゃんに聞くと、早朝はけっこう人いたけど、人がいない時間帯はしょっちゅうあるとの事でした。

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ありがたい「霊水」を車の後ろに満載するくらいいただいてから、母が京都の友達から魚の干物が欲しいと頼まれたので、七尾の「食祭市場」行きました。

実は港町「蛸島」に育っただけあって、魚の市場見るの大好きなんです。

生き生きとした魚見ていると楽しくなっちゃいますね。

ついついいろいろ買っちゃいました。

で、そこにいたお店のおばちゃんに「あ、のと鉄道の運転士さんやね。よくテレビや新聞見てるよ・・・」って言われました。

「あちゃ~」「またかよ・・・・・

と思いましたが、ここで嫌がっていては駄目だと気持ち切り替えて

「ありがとう。わざわざ来たんだから“おまけ”してよ・・・」って言ったら、魚の“おまけ”してくれました。

言ってみるもんですね・・・

気分よくして、ここの「道の駅 記念きっぷ」も買いました。

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近くにいながら、なかなか買えなかった「食祭市場」の記念きっぷゲットです。


今年もカカシが

2011-09-26 | のと鉄道

沿線の能登鹿島~西岸間に今年もカカシがお目見えしました。

「ツインブリッジのと」を見ることが出来る絶景ポイントの山の高台に、今年は7基のカカシが立っています。

今年は「朱鷺」のカカシもあって、異彩をはなっています。

現場を通りかかったら、ぜひ注視してください。

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のと鉄道フェスティバル2011 ニ日目

2011-09-25 | のと鉄道

「のと鉄道フェスティバル2011」二日目は「非番」だったので、乗務終わってから「イベント要員」でした。

本当は、キハ47・40の追っかけの「マニア活動」をしたかったのですが、社員あげてのイベント成功を!との会社命令により「却下」

で、私はイベント会場の「記録係」兼「警備係」でした。

昨日は乗務だったのでほとんど見れませんでしたが、今日は「撮影」しながらじっくり見てきました。

相変わらず「鉄道グッズ」の人気はすごいですね。

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ついつい私も見ていて欲しくなるものばかりでしたが、懐がさびしいので諦めました。

金沢からの直通列車の到着にあわせ、地元の太鼓演奏で歓迎しましたが、片手に「会社用 撮影機材」、もう片手には「個人用 撮影機材」を持っての撮影でした。

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「軌道自転車」乗車体験も列を作っているくらいの人気でした。

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「綱引き」は子供たちの真剣な表情が印象的でした。

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いろんな知った方も来られてお話も出来て、とても楽しい一日でした。


のと鉄道フェスティバル2011 初日

2011-09-24 | のと鉄道

今日は、「のと鉄道フェスティバル2011」の初日です。

私は「泊まり勤務」でしたので、「イベント要員」にはなっていませんでした。

金沢からの直通列車を穴水駅でお迎えしたくらいでしょうか・・・

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いろんなイベントがありましたが、私的には「鉄道模型コーナー」が良かったです。

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鉄道模型を出していただいたのは、七尾市の高山 久敏氏で、この8月までJR七尾鉄道部で運転士をされていた方で、私が高校の時は七尾車掌区で車掌をされていて、通学の車内で車内巡回の合間をみていろいろと「鉄道」についてお話してました。この頃から「模型」が好きで「鉄道同好会」のメンバーと実家まで遊びに行ったこともあります。

その頃から鉄道マンになることを夢見ていた私にとって、高山氏は「あこがれの人」でもあり、一緒に仕事したいな・・・と願っていたのですが、「国鉄再建法」により「採用中止」となってその願いもかなわなかったのですが、私が「のと鉄道」に入ってからは、七尾駅でしょっちゅう顔を合わせるようになり、時間があれば「鉄道談義」したりしていたのですが、まさかこういう形でイベントで高山氏と一緒に行うとは・・・

それだけでも「満足」のイベントでした。

あとは、いつものごとく「鉄道写真コーナー」は、わたしの「駄作作品」を陳列・展示させていただきました。今回は春・夏・秋・冬・イベントとコーナー分けしたことがよかったかも・・・

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金沢からの直通列車では、「試運転」の時に来なかった「キハ40」の七尾線初入線がニュースでしょうか。

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もちろん、ちゃっかりと「運転台」にも乗せてもらいました。

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県道沿いに立つ謎の物体?

2011-09-23 | インポート

珠洲市の狼煙町の県道沿いに謎の物体?が立っているというので見てきました。

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正体は「かかし」です。

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“まちおこし”の一つとして、県道沿いに「かかし」をいっぱい立てて、町の名所としようという発想なのですが、この発想が私も「共感」できて好きですね。

田舎には田舎らしい“まちおこし”が一番なのです。

それなのになぜか、珠洲では田舎なのに都会っぽくしたり、カッコつけたりしたがる方が多いんですよね。

田舎くさかったっていい、地味でもいいから、もっともっと「田舎」の珠洲をいろんな形でアピールしていけたら・・・と思いますね。


またひとつ・・・

2011-09-22 | インポート

珠洲市内にあるショッピングセンターから、また一店舗「電気屋」さんが退店することになりました。

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たかが、退店ごときでなぜブログに?って思われるかも知れませんが、実はそのショッピングセンターに私は10年以上いたことがあるんです。

私の勤めていた「本屋」が、テナントとしてそのショッピングセンターに入っていて、「電気屋」さんはお隣のお店だったんです。

で、そこの主人とはいろんな面でお付き合いさせていただいたし、学んだこともたくさんありました。

“単なる田舎のショッピングセンター”ではありますが、侮らないでくださいね。

企画・販売促進・研修会・視察・・・・・・などなどいろんな面で「勉強」していたのです。そんなときにいつもサポートしてくれたので、「電気屋」さんの主人なんですよね。

大幅リニュアールの時に、私の勤めていた本屋は「そんなに経費かけて回収できる見込みがない・・・」って事で「退店」した時にも、最後まで引き止めようとしていたのが「電気屋」さんなんですよね。

で、今回はその「電気屋」さんも「店内設備」の更新で多額の費用がかるからと、「退店」されるようです。

長い間「地域一番店」として頑張ってこられたのですが、これからはショッピングセンターが出来る以前の状態、つまり「自宅 兼 店舗」で商売を続けていかれるとのことです。

あれだけ繁盛していたショッピングセンターが、今では嘘のように「閑古鳥」ないてます。

「能登線が廃止されてから、目に見えるように悪くなった」とよく言われます。

「そんなの私に言ったって」って言いたいし、「それみたことか・・・」って続けて言いたいとこですが、これから「珠洲」はどうなっていくんでしょうね。

まあ、今では珠洲にお金使わなくなってしまった私が言うのもなんですが、先行き真っ暗・・・って感じでするね。


またも“台風”・・・

2011-09-21 | のと鉄道

台風15号が接近し、今日は大変な一日でした。

偶然なんでしょぅが、前回の台風12号が接近した時と同じ「遅出日勤」

前回は帰るまで何事もなかったのですが、今日は違いました。

乗務初列車は和倉温泉~七尾間で雨による規制で速度を大幅に落としての徐行運転でしたが、折り返し列車になるとその徐行区間が七尾~能登中島まで広がり、昼食・休憩後の列車は穴水~七尾の全区間徐行運転となり、所要時間は定時運行所要時間の倍かかりました。

台風の最接近はお昼過ぎから夕方にかけて・・・という予報どおり、雨・風ともひどくなり、JRも運休もしくは大幅な遅れとなり、それに接続するように運行していた「のと鉄道」もほとんどの列車の運休を決め、折り返しの列車に乗務してから、その後の列車は他の運転士の乗務する一往復だけであとは運休となりました。(通常の勤務は3往復)

当然ながら、折り返しの列車も穴水まで徐行運転でした。

さすがに全区間徐行運転の往復は疲れました。

ロードの自転車なら、間違いなく列車に勝てるだけの速度で運転したのですからね。

穴水に着いたとたん、緊張から解放され肩・腕・腰が一気に痛くなってしまいました。

勤務時間終わってから「珠洲道路」を車でぶっ飛ばして帰りました。

徐行運転のうっぷんを晴らすように、徐行運転した速度の約3倍の速度で・・・・・