今年も「立山散策ツアー」の添乗をしました。
朝の5時に珠洲を出発いたしました。この早さがネックとなって、添乗する旅行センター社員が大変だという理由も一つなのですが、募集旅行に参加していただいたのがほとんど私のお客さんだったのもあったし、自称「珠洲で一番立山に行っている立山バカ」を称しているだけあって、立山に関してだけはいろいろとお客さんにご案内などもできるだろう・・・という事もあって、昨年に引き続き、「運転士」が旅行の添乗をすることになりました。
もともと、「運転士」になっていなければ「添乗員」になっていたかもしれない・・・くらい、添乗という仕事も嫌いではないので楽しみながら行ってきました。
旅行センターのS社員を「嵐を呼ぶ男」としていつもからかっていたくらい、彼が立山に行くと「何かが起こる・・・」と言われ続けていましたが、実は「嵐を呼ぶ」のは、S社員ではなく、私ではないかという噂話も出てくるようになっていました。
自称「珠洲で一番立山に行っている立山バカ」の私が立山に行く最大の目的は「雷鳥」の写真を撮るため。「雷鳥」は名前のごとく、雷が鳴るような天候が下り坂になると天敵を避けるために隠れていたハイマツからあらわれて行動する鳥・・・と言われており、年に数回「立山」に行っているのは、あえて「下り坂」の天候を選んで行くのでほとんどが「雨」か「曇り」なんです。
「晴れ」の日に行くのはあくまでも「登山」目的で行く時だけ。
だから、立山「雄山」の神様が、お怒りになって?「嵐を呼んでいる・・・」という「定説」が知らないうちにささやかれるようになって、その結果今年は・・・・・
やっぱり「雨」でした。
昨年とよく似たパターンで、到着した10時頃は曇りで、午後から徐々に雨・風とも強くなり、帰る15時過ぎにはまさに「土砂降り」状態で、やっぱり猛烈な「嵐」がやってきました・・・
昨年は雷もひどかったのですが、今年はなかったのがせめて・・・。
おまけに、帰りの美女平から下の有料道路は雨のため「一時通行止め」。とめられた時間はそんなに長くはありませんでしたが、先に室堂を出発したバスはかなりの時間とめられたそうで、そのあおりをくらって山麓のドライブイン「あるぺん村」はバスが集中しすぎて超満員でトイレには長蛇の列だったようです。
せめてもの救いは、バスの下山途中、美女平付近で子連れの「日本猿」の群れに遭遇できた事で、堂々と道路を横切っていく姿にみなさん身を乗り出して喜んでおられました。私も何度となくこの道を通っていますが、アルペンルート途中で猿の群れを見たのははじめてでした。
今回の「立山ツアー」に参加された方にはあいにくの天気で大変な思いをさせいしまいまして、申し訳ございませんでした。
来年もたぶん行われる「立山散策ツアー」は、日を一週間延ばすか、「嵐を呼ぶ男」が行かないか・・・どっちがいいですかね?