ニセコ生活

2000年4月にニセコに移住、その生活を紹介します。

3館の危機

2018-02-17 05:59:14 | Weblog

 ニセコに来た当時、あまりにも暇だったため界隈の温泉巡りをした。ほとんどの温泉は制覇した。昼間巡ったためほとんど入浴客はおらず、外風呂、内風呂、洗い場などの写真を撮り、当時流行った掲示板かに載せた。懐かしい思い出だ。

 その当時、回った温泉の中でいい温泉、気に入った温泉が現在危機に瀕している。最近では内風呂が深くて気持ちいい「鯉川温泉」がこの3月で営業をやめるとの新聞記事があった。1、2年ほど前、宿泊客をとらなくなり、日帰り温泉としていたがオーナー様が加齢によって営業もやめるとのこと。露天も悪くはなかったが内風呂が好きだった。

 新見温泉本館も2年ほど前か、売りに出して売れたようだったが、今は営業していない。再開するような報道があったがこの豪雪でどうなっているのか、再開は難しいのではないのか。この温泉、俺が行った当時は打たせ湯が混浴、そして露天も混浴だった。その後行ったら打たせ湯が混浴から混浴でなくなった。内風呂のサウナがよかったし、露天も良かった。品のある奥様が出迎えてくれた。最近ではたどり着く道路も整備され、便利になったのに残念だ。ここも加齢によるものだ。

 そして秘湯の宿、薬師温泉も建物は壊され、売りに出されている。ここの内湯は混浴だったし泡が適度に出た。男風呂と女風呂はちょっとした仕切りがあったが足先が見えた。その後、この仕切りは完全に仕切られて何も見えなくなった。露天はあまり清掃されない落ち葉いっぱいの露天だった。

 上記3つの温泉はニセコ界隈の温泉でも俺にとっては5本の指に入る温泉だった。それがこんな状況だ。ニセコの温泉文化を守れ!、と言ったところで誰が守るのか。難しい問題だな。この3つの温泉はニセコ町ではなく隣町の蘭越町だ。ニセコ町としては何もできない。でも、この3つの温泉、継続を望むが維持していくのは大変なんだろう。歴史ある3館なんとかならないのだろうか。あまりにも惜しい。

 

2月17日朝。雪よ、そろそろ止んでもいいぞ。2階からみた屋根から落ちた雪。人間かなとおもったらワンちゃんだった。ご主人様が居酒屋で飲んで出るのを待っている。

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