のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

ノミ話11

2006-11-01 | KLAUS NOMI
はや
11月でございます。
月も代わったことですし
晴れて ノミ話を。いそいそ。

いえ ね
我が親愛なる火星人 Klaus Nomi 氏、最近TVアニメに進出なさったらしのですよ。
ほらっ。

RobotSkirts Blog Archive Wiki singularity

隣にいる原人じみたひと(失敬)はイギー・ポップです。
失礼ながら、見るたびに笑ってしまいます。似てるし。いや、実物はもっと男前ですが。

The Venture Brothers というやや大人向けのアニメのようです。

上のお二人は、D.ボウイ(↓似てない)と共に、単発のキャラクターとして出演された模様。

David Bowie, Klaus Nomi, and Iggy Pop in Venture Brothers Ryan Block

Wikipediaなどにエピソードの概略が書いてありました。
即ちこのように。

悪役の「Dr. Girlfriend」 と 「The Monarch」が結婚する運びになる → 結婚の立会人をつとめるD.ボウイ(実はこの世界の統治者・・・らしい)、お供に「イギー」と「クラウス」を従えて登場 → そこへDr. Girlfriendに横恋慕するPhantom Limb(これも悪役)が現れ、結婚式を妨害。イギー&クラウスに命令すると、実はPhantom Limbの密偵だった2人はボウイを攻撃 → 控えろ裏切者め、と言うボウイに対してイギー反論「30年間お前の言うこと聞いて来たんだ、そろそろお前が俺の言うこと聞け!」具体的な数字がなんだか泣かせます。 → イギー、ボウイを1箱のタバコに変えてしまう → ノミはというと超高音ヴォイスと蝶ネクタイを武器にThe Monarchその他をやっつけて(ぐわぁ 見たい)、Dr. Girlfriendを拉致→→→中略→→→イギーが屋外でタバコを吸っていると(Phantom Limbから「外で吸え」と言われた笑)、タバコの中からボウイ出現、イギーを殴りたおす。イギー死亡 → ボウイ、イギーに姿を変えてノミに接近、ヤツの口を塞ぐ → ノミ、エネルギーを放出できなくなり、爆死。 以下略。
ふ~む。
声を出せなくなって死んじまう というのは、
なんともヤツにふさわしい死に様ではございますね・・・。

ほんの短い間、YouTubeに30秒ぐらいの動画がUPされておりましたが
著作権侵害ということで、すぐに削除されてしまいました。
しかし幸いなことに、合法的に見る方法はございます。
itunesでダウンロードできるらしいのです。

TV.com: The New Home of TV Tome

のろはipodはおろかケータイもクレジットカードも持っておりませんので
こういうサービスを利用した経験がないんでございますが
これを機会にカードを作ってしまおうと思っております次第。
いきなり海外への支払いで、うまいこといくのやら かなりドキドキでございますが
これを見ずしては死んでも死にきれませぬ故。

英語圏のブログや掲示板では、このエピソードのことでけっ こう盛り上がっているようでございます。
おかげでヤツの知名度も上がっているようでございますよ。
その盛り上がり、どうか日本にも飛び火してください。

さて、クラウス・ノミ普及委員の当方といたしましては
こうしてヤツで遊んでいただけるのは嬉しいかぎりなんでございますが
作画にひとつだけ、文句をつけたい点がございます。

眉毛が違うのです。眉毛が。
ヤツの眉毛は、 こ う です。



こ う 。






地毛ではございません。
もとの眉毛はすっかり抜きはらって、描いておいでです。



それにしても
Amazonのレヴュー ↓ にも書かれておりますが、なんとも きれいな目ではございませんか。

Amazoncojp: ノミ・ソング DVD

のろが書いたレヴューじゃございませんよ、念のため。
で、オリジナル眉毛はどんなものかと申しますと、こんなものでございます。



えー
星 飛雄馬 的 と申しましょうか、ケンシロウ的 と申しましょうか
ひと言で表すなら 濃いぃ ですね。
完全メイク時のロボット的でasexualなイメージとはうらはらな感じがいたします。
ノーメイク時の写真から察するにこのひと、実はわりと毛深いですよ。頭以外は。
失敬、しかしこの説には『完全演技者 Total Performer』の作者、山之口氏もきっと賛同してくださると思います。
小説中にそういう描写がございましたから。いえ、頭のことではなくてね。


さて。
現在、日本時間で11月1日。
即ち欧米ではまだ10月31日。
折しもハロウィンでございますね。
なんでも、死者の魂がこの世に帰って来る日なんだとか。

い~え、
そういうの信じちゃおりませんけどね。
信じちゃおりませんけど。