元ベース弾きの田舎暮らしは

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「熊」社会  北海道にて

2007年06月26日 | 思い出
先週末 北海道の登別の近くの「熊牧場」を訪ねました。

ロープウェイを上ること10分で着きます。
多くの熊がいくつかのグループにわけられ、5メートルほど低い飼育場を、歩き回っています。

がっかりしたのは、熊が人間に媚びている姿を見たからです。
観光客が売店で100円で売っているお菓子を熊にやるのですが、どうすれば人間が自分にえさをくれるのかを知っているのです。

人間のように座ったり、立ち上がって手をたたいたり、大きく口を開け注意を引く術を披露するのです。
なんだか悲しくなりました。
ボス熊が歩くと、逃げる熊、擦り寄る若い熊、なんだか人間社会を感じさせます。

飼育係の人に聞くと、オスどうしのけんかはまさに力の社会でわかりやすいのだそうですが、メスのけんかは周りを巻き込んで複雑なのだそうです。母性本能からくるらしいのです。

猛獣を感じさせたのは、若い熊同士のけんかでした。その声はまさにヒグマらしく、迫力満点でした。牙をむく姿になんだかほっとしました。

長い年月培われた本性がそんなに簡単に変わるとは思えません。ということは熊は人間を熟知し、見透かした上で行動しているのでしょう。賢いのです。
生まれたときから人間の中にいると、自分も人間と思っているのかも知れません。

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