ただいま出張中です。
出張前日、横浜「みなとみらいホール」での演奏会。いいホールです。
どうしても聴きたかった保科先生指揮の「風紋」。
なかなかチャンスがありませんでした。特にこの曲は。
オケは、神奈川の洗足音大。
管弦楽演奏経験しかないため、吹奏楽のことはよくわかりません。
でも20年前のコンクールの課題曲のこの曲が、今でもよく演奏される理由がわかったような気が。
この曲への保科先生の「深い愛情」を指揮の中に見ました。
「大振りしないことが指揮。演奏者の自主性を抑えていはいけない」
音楽の素人の私に教えてくれます。
メインの曲は、先生編曲のチャイコフスキーの「白鳥の湖」。
久しぶりに「保科節(ほしなぶし、私たちはこう呼びます)」を聴きました。
テンポを揺らし、気持ちを最高潮に持っていくのです。
40年前の学生時代を思い出します。
演奏会終了後、楽屋に先生を訪ねると奥さんとお嬢さんも一緒。
久しぶりにお話ししました。
奥さん「こんなとこまで来てくれたの」(浜松に居るとの勘違い?)
私「ええ、先生の追っかけですから」
お嬢さん「岡大オケの人は皆そうなのよ」
お二人にも先生の「音楽村」村長就任の経緯をお話ししました。
先生とは、あまり話せなかったのですが、いい演奏を聴けて満足です。
中野の家に帰ったのが12時前。でも心地よい疲れです。
画像 みなとみらいホール(開演前のステージ)
ホール前のパシフィコ
渋谷から直通で行けるようになったので便利になりました。
『白鳥の湖』編曲版ということは、チャイコフスキーの原曲を保科先生がここのオケ用に編曲されたということですね?
他の編成用に編曲というのならわかりますが、どんな風に変わったのでしょう。興味があります。
「風紋」も聴いてみたくなりました
今回の演奏はウィンドオーケストラでした。管弦楽用のチャイコの曲を吹奏楽用に編曲したものです。弦のパートを管に吹かす編曲です。説明不足でした。感傷的な表現は保科先生得意の分野です。また「風紋」はもともと吹奏楽の課題曲で、ゆっくりしたモチーフのバックでリズムを刻みます。永く演奏されていく名曲でしょう。