田植えも終わり、農作業もひと段落。
田植え機の植えられないコーナーや苗の欠落部分も補植終了。
足腰が2~3日は痛むものの、米つくりのスタートに満足感一杯。
田植えに妹が県南から手伝いに来てくれました。
力仕事は無理にしても、苗箱の水洗いなどをかみさんと共同作業を。
97歳の母親の見舞いにもこまめに帰省。優しい声掛けで気遣います。
母親を想う気持ちは、私や弟に比べ数倍も強いと感じる妹。
最近Uターン情報収集のため、民生委員や老人クラブの会長訪問の日々。
市内の民生委員が130人、老人クラブ会長が90名。
担当エリア内の家庭事情に詳しく、子供や孫をUターンさせたい人も知っているはず。
就職相談員の存在や、就職奨励金20万円の支給を告知します。
「藁のなかの針」を探すような地道な訪問活動。ただ同世代の人たちとの会話は楽しい。
先日訪問した集落の老人クラブの会長二人の対照的な家庭環境に遭遇。
一人は男の子供二人を持つ老人。息子が県外で勤務、「もう帰らない」と寂しそう。
もう一人は女の子3人の父親、家の前のブドウ畑で娘たちと作業中。
「嫁に行ったが、よく手伝いに帰ってくれるので、嬉しい」と幸せそう。
娘が婿や子供を連れてUターンするケースや、離婚後子供連れのふるさと帰還も。
地元出身の息子が親の介護で実家に帰りながら、都市部に嫁や子供を残す「二極世帯」も。
「ステレオタイプ」な見方かもわからないが、傾向はあるような気が。
男の子に家の後継を望みながら、「いい学校」に進学させ、「いい会社」に就職を望む親。
こどもの頃から「地元には就職先がない」と「洗脳」し続ける親。
有能な子供が、都市部で起業・成功したり、会社役員に就任したり、医者や弁護士で開業も。
「自慢の息子」は、故郷には帰れないのです。
高齢で引退後に「錦を飾る」ことはあるかもしれないが。
我が家は、娘四人姉妹。全員東京で進学・就職。結婚組が二人。
転勤族だったため、私の故郷での生活経験なし。地元は「娘たちの故郷」ではないのです。
娘の帰省はない代わりに、かみさんの「ライブ目的の上京」のほうが圧倒的に多い我が家。
私の亡き後のかみさんの老後は、娘たちが支えるでしょう。(苦笑)
女性が強くなったのではなく、家族を考える男性が増え、優しくなったのかも。
親の「エゴ」で、子供たちを拘束する時代ではなくなったのでしょう。
昔と異なり、病院・老健・特養・デーサービス・訪問介護は充実?
子供たちとの同居生活を望むのか? 子供の幸せが親の幸せと考え別々に生活するのか?
就職相談と訪問活動で見えるのは、地元の人たちの希望と不安。
初めて会う人でも、心情を吐露してくれる人。私にできることは些細な事。
しかし 行政は大局的・長期的に考える必要がありそうです。
コロナ対策と同時並行的に進めなければならない喫緊の課題です。
画像 東京の孫たち 家の近くのクリニックでふるさと出産です
昔の学生オケの仲間のオーボエ吹きが産科医
田植え 近隣のプロの作業 田植え機120万円
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郵便局 我が町の郵便局 5分ほどの距離