元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
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「老後は何時から?」→「今かも!」

2018年02月06日 | 日常
よく言われること。「老後のための貯金」「老後の収支計画」。

私にとって、老後とは何時のこと? もっと先の話?
そう思っていた自分が、突然気が付いたことは「今がまさにその時?」

昔 子供のころ、60歳は年寄りで「おじいさん、おばあさん」のイメージ。
しかし 自分がその歳を越し、70歳を迎えようとしているのに、老人意識はなし。
新聞・ニュースで70歳の人たちの事件・事故を聞くと「ああ、老人のだ。」と思うのに。
自分がその年齢なのに「自分以外は老人、私は違う」と思うこの矛盾。
矛盾に気が付かないことが、まさに老人であることの証明です。

体力は急降下、夕方には疲労感があるフルタイム勤務。
製造業・安定所・市役所と切れ目なく働き続けて45年。
「退職」意識がないためか、「今 老後のまっただ中!」に気が付きません。

「老後」を考えたきっかけは娘の一言。「えー、お父さんてそんな歳?忘れてた。」
母親との年齢差があるためか、父親の年齢を意識してなかったらしい。

子供に遺す預金や株券などは一切なし。
生活費を、厚生年金や企業年金、かみさんと稼ぐわずかな給料で賄う家計。

今が老後なら、「健康体に感謝し、動ける間に旅行し、買い物をする」。
お金が貯まっても健康を損ねたら「やりたいこともできない。」ため。
そう思った瞬間、目の前の「景色」が少し変わりました。

かみさんと一緒に出掛け、美味しいものを食べることは「浪費」ではない。
そのために、今まで頑張ってきたのだからとの「口実」ができました。



土曜日、鳥取の境港に寿司を食べたくてドライブ。
突然思い立って、雪のちらつく中を2時間。港に近い回転寿司。
今のシーズンの新ネタは、ノドグロの炙り・ほうぼう・カニなど。
でも私が好きなのは、マグロ・エビ・ウニ。中トロも同じ値段だからか、ネタの薄いこと。
アサリの味噌汁・茶わん蒸しなども。二人で20皿、満腹です。店の名は「すし若」。

他に立ち寄ったのスーパー2軒。「プラント5」「米子イオン」。
激安のお菓子をゲット。200円を切る「スニッカーズ」、「「むき栗」「ゼリー菓子」。
母親の好きな生花も。山陽側に比べずいぶん安い花々。

帰途 県境の明智峠や岡山の千屋は猛吹雪。風で舞い上がる雪の国道。
でも満足感で、気持ちは「ほっこり」。楽しいドライブでした。



隣で働く若い同僚の「老後の定義」は、年金以外の収入がなくなった時だとか。
確かに理にかなっています。となると「私はまだ、老後ではないのかな?」


画像   境港の回転すし すし若
     ネタは小さいけど安くて旨い
     毎年取り寄せの 瀬戸田産のネーブル 一番好きな果物
コメント
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