元ベース弾きの田舎暮らしは

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音楽が縦軸の人生
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「42年ぶりのチャイコフスキー交響曲№4」(感想 追加)

2012年12月08日 | 音楽
今晩 母校の定期演奏会を聴きます。指揮者はもちろん保科洋先生。
新見から2時間かけて岡山シンフォニーホールに。

プログラムの中のメインがチャイコフスキーの交響曲第4番。
私が4年生の時演奏した曲。懐かしい曲です。

最近の定演の曲は マーラーなど結構難しい曲。
後輩たちのテクニックが格段に上がり、どんな曲でも楽々こなすようです。
昔はそうはいきませんでした。

楽器ごとのバランスが悪く、どこかのパートがつまずくのが当然の時代。
定演に向け、長い時間をかけて仕上げます。
でも本番では、ハプニングの連続。今聴いてもドキドキするフレーズばかり。
保科節で「歌う」どころか、譜面を追うのが精一杯のレベル。

故に演奏終了時の感激はひとしお。打ち上げコンパは盛り上がりました。
まだ若かった保科先生と朝方まで、飲み明かしました。
汚い合宿所で大騒ぎです。今のように懇親会場を借りる金もない貧乏なオケ。

でも音楽のおかげで、その後の人生が方向づけられました。
就職、かみさんとの出会いや4人の娘の誕生も、元をただせば保科先生の「おかげ?」
保科先生と仲間に感謝です。

【演奏会終了後】

序曲が始まった瞬間、「管と弦のピッチが合ってない?それにリズムも・・・。」
でも思い出しました。初心者の1年生が大勢いることを。学生オケの宿命です。
チャイコフスキーは流石。こんなに聴かせることができるオケになったとは。
あのころ苦労した早いパッセージを楽々こなしています。

演奏終了後 保科先生を楽屋に訪ねました。
汗を拭きながらにこやかな保科先生。奥様も一緒です。
先日 奥様から送っていただいた「丹波の黒豆」のお礼を申し上げました。
先生曰く「コントラバスは今回3年生以下だが、よく頑張っている」と。

真夜中の12時ごろ、帰りついた新見は雪が積もり始めていました。
でもいい音楽を聴いた満足感で満たされた1日です。
コメント (3)
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