次女が看護師の学校を卒業しました。その式に出席しました。
白衣の娘が、きれいに見え別人のようでした。
この娘の進路は娘自身で決めました。
しかし 看護師とは思いがけない職業です。
次女は親分肌の娘で、感情移入の激しい性格から、人様のお役に立てるか心配でした。
またこの学校は、寮に入り二人一室と聞いて、同室の人とうまくやれるかも気になりました。
3年たってこの心配は、杞憂に終わりました。
私には、一言も愚痴をこぼしませんでした。しかし実習は相当辛かったようです。
4人の娘がいますが、卒業式の出席は、初めてです。
いかにかみさんまかせか今になって反省しています。
ふしめの卒業式に仕事がある為とはいえ、一度も顔を出さずにいたのです。
10回以上あった卒業式の雰囲気をはじめて知りました。
在校生の涙の送辞は、私の涙腺をいたく刺激したのです。
式の夜三女と一緒に食事をして、久しぶりに話しました。
次女を大人として扱うことにしました。
もう子どもではないと思うと寂しさを感じますが、子離れをします。
患者さんに対しやさしい、しかし毅然とした看護師になって欲しいものです。