くれなゐのバラの芽

バラのことで気になっていることはたくさんありますが、そのひとつに正岡子規の『くれないの、二尺のびたる薔薇の芽の、針やわらかにはるさめのふる」というのがあります。
どんなバラを見ていたのかなぁ、なんてついつい気になります。

春雨がふる頃に、二尺も伸びるとなると・・・と毎年シュートを見てきました。
紅い芽がでるバラはたくさんありますね。
中国のバラの系統が多いです。でも二尺も紅いというのはなかなかないです。（別にそういう意味ではないかもしれないですが・・）
今までみた中では、パークスイエローが赤くて長くて、きれいでした。

今はもう梅雨ですが、日本の野バラの新芽も赤いシュートを伸ばしてきました。

ミヤコイバラ

これから伸びるところですね。どのくらい紅いままで伸びていくのでしょう。
茎も葉も、深紅です。


アズマイバラ

これはもう充分二尺は伸びています。
茎も葉もトゲも、托葉も、全部赤です。


実生バラ/チャイナ系

これは今まで緑のシュートが伸びていたのですが、ここに来て突然紅い葉が出てきました。
茎は緑です。葉だけ赤いバラなら他にもいろいろあります。


マーメイド

苞葉につつまれて、つぼみが隠れています。新芽が伸びると花が咲くバラなので、赤い芽が見えているとわくわくします。
緑の中に紅い葉がちらちら見えているのもいいものですね。