読書な日々

読書をはじめとする日々の雑感

「ナチョ・リブレ」

2006年11月09日 | 映画
『ナチョ・リブレ』

韓国のソン・ガンホが主演した『反則王』といい、この『ナチョ・リブレ』といい、どうしてこういうレスリングの映画って、熱狂してしまうのでしょうね。子どもの頃から、私はプロレスがそれほど好きではないし、とくにジャイアント馬場なんか、見ていられなくて嫌いでしたが、うちのジイチャンはプロレスが好きで、こんなジイさんのどこにそんな情熱があったのかと思うほど、テレビの前で体全体を使って、プロレスを観戦していましたなー。なのに、なのに、『反則王』のレスリングシーンのみならず、またまたこの『ナチョ・リブレ』のレスリングシーンに熱狂してしまいました。なぜなんだ!と自分で思いながら。

この『ナチョ・リブレ』なんか、もう最初からすじが分かっているんだけど、それでもナチョが修道女と夜遅く彼女の部屋でトーストをかじったり、彼女とほんとうにプロレスはやってはいけないのだろうかと話し合うところだとか、”ヤセ”と取っ組み合いをする場面だとか、レセプションに忍び込む場面だとか、もちろんレスリングのシーンでは双子のレスラー(おもわず”タッチ”の二人が出てきたのかと勘違いしそうになった)との試合
だとか、楽しめるところが満載でしたね。

それにしても”ヤセ”のエクトル・ヒメネスとか修道女のアナ・デ・ラ・レゲラとか、世界中で上演されるような映画出演はこの作品が初めてのようだけど、個性的な俳優さんたちを見つけてきましたね。”ヤセ”なんか、こんな俳優がおんのかというくらいに、薄汚いし、目と鼻と口とのバランスがめちゃくちゃって作りでしょ、びっくりしました。でもさすがに正装すれば、それなりに見えないこともない。

また修道女のアナさん、よかった。たぶん南米系の人なんだろうけど、あちらの女性って、みんながみんなというわけではないけど、美人の場合って、なんか白人の美人とは雰囲気がちがう美人ですね。なんかすごくエロチックというか。トム・クルーズがペネロペ・クルスに狂ったことがあるらしいけど、それ分かりますわ。白人系の美人とはどこかがちがう。

『反則王』を見たときにも思ったけど、けっこう大変なのは相手役のレスラーさんじゃないでしょうか。彼らはやはり全身が筋肉がしっかりついていて、全身を筋肉というよろいかぶとで固めている、そんなかんじですね。だからあんな殴り合いや蹴りあいや荒業をやっても怪我しないんでしょうね。たいしたもんです。

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