日本農業新聞e農ネットに「L字パイプはめ込み排水口 水田の水位調節簡単 愛知県農総試 2014年5月1日 」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
愛知県農業総合試験場は稲作の深水管理をしやすくするため、塩化ビニール製のパイプを組み合わせて簡単に水位を調節できる排水口を開発した。
県内で普及している、コの字形のコンクリート排水升に開けてある円形の排水口にはめ込んで使う。
パイプの内側に差し込んだ一回り小さいパイプを上下にスライドさせて水位を決める。
同試験場は高温障害対策に加え、節水の効果も期待する。(立石寧彦)
・深水管理しやすく節水も
これまで水をせき止めていた板の代わりに、漏水防止のため輪形のゴムを付けたL字形のパイプを設置。
取り付けたパイプよりも一回り小さいパイプを上から差し込み、排水口の位置をスライドさせて、水の高さを調節する。
パイプの直径は排水口に差し込む部分が125ミリ、縦になるパイプの外側部分が150ミリ。
上下にスライドさせる内側のパイプは125ミリ。
排水口との接続部分と、パイプのスライド部分には輪形のゴムを取り付け、水漏れを防ぐ。
商品化された場合、1、2万円程度で販売されることを考えている。
同試験場農業工学研究室の横井久善室長は、「板でせき止める方法は隙間ができやすく、細かい水位の調節が難しかった」と話す。
また、近年は洪水や干ばつが国内で頻発していることなどから、「水田が持つ洪水調節機能や、雨水を有効利用する節水効果の発揮にも役立つ」とみる。
今年作で岡崎市の水田で実証試験に取り組み、効果を検証する考えだ。
というもの。
自分も日頃、畦を少しでも高くして、もしもの時のために、深水管理の必要性は言っているが、どの産地も対応しきれていないのが現実。
だからこれについては、面白いアイデアだと思っている。
でも、「板でせき止める方法は隙間ができやすく、細かい水位の調節が難しかった」とコメントしているが、一定の水位までは確実に必要性がある、細かい水位までは求めていたっけ?
確かに、制度が良いに越したことは無いけど。