こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

『久米 宏 ラジオなんですけど』限定オリジナルブレンド米の販売を始めます

2009年02月28日 08時56分23秒 | Weblog
 本日2009.02.28放送、TBSラジオ『久米 宏 ラジオなんですけど』の「2月のスペシャルウィークのプレゼント」で、自分が番組のために特別に作った、『久米 宏 ラジオなんですけど』限定オリジナルブレンド米が3名にプレゼントされます。

 なんでも、過去トップレベルという、ものすごい応募があったそうで、久米さんも、番組スタッフのみなさんも、本当に喜んでもらえたとのことなので、このブレンド米を作って、本当によかったと思っています。

 限定オリジナルブレンド米のコンセプトは「コシヒカリの「隠された実力」の体感」

 コシヒカリという品種は不思議で、本来持っている100%の実力をフルに発揮することはなく、一般的には60%程度しか発揮しておらず、残りの40%は、発揮する事が無いまま終わってしまっているのです。
「何故、持っている実力をフルに発揮しないのか」と疑問を持ち、自分なりに研究をしていった結果、「コシヒカリが持っているその実力は、実は自分だけでは発揮することが出来ない品種なのだ」という結論が出ました。

 つまり、コシヒカリという品種は、どんなに上手な保存・精米・洗米・炊飯をしたとしても、○○産コシヒカリ100%だけで炊くというのであれば、○○産コシヒカリが持っている実力の、60%程度しか味わうことが出来ない品種で、残りの40%の「隠された実力」を引き出し、100%を味わおうとするのであれば、特別な方法を用いなければならないという、ちょっとへそが曲がった品種だったのです。
そして、コシヒカリが持っている実力の全てを味わえるようにしたのが、この『久米 宏 ラジオなんですけど』限定オリジナルブレンド米なのです。

 具体的な説明については「オリジナル」なので出来ませんが、食べていただければ、この意味は判っていただけると思います。
たぶん、皆さんが今まで食べた事がない、食感・粘り・甘さ・柔らかさ・味を体感できると思います。

 ラジオを聴いている人からの問い合わせも多数ありましたし、久米さん本人からも要望もありましたので、本日からスズノブ本店とスズノブネットショップでの販売を始めます。
玉川高島屋B1のスズノブでの販売につきましては、3月4日からとなります。

お米の販売期間につきましては、本日から、ブレンドしている銘柄米が無くなってしまった時点までとなります。
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情けなさすぎる宮城米推奨店システム

2009年02月26日 08時25分10秒 | Weblog
 10年以上連続して、全農宮城が運営している「宮城米推奨店」に加盟していたのだが、今年をもって加盟を止めることを決心した。

自分が宮城米推奨店へ加盟していたのは、当時の担当者から、宮城米のイメージアップには、スズノブの名前が不可欠だと言われたことと、自分としても宮城のためになるのならと思っていたこともあった。
しかし、今回の件によって、推奨店を全農宮城としても不必要だと考えていることが判ったので、「それなら」と加盟を止めることにしたのだ。

宮城米推奨店では、宮城米を販売する時に、「宮城米推奨店」専用の米袋を使用している場合が多く、スズノブも「ササニシキ」「ひとめぼれ」については、この米袋の2kg・5kgを使用していて、今回、「ササニシキ」「ひとめぼれ」の、両方の米袋の在庫が無くなったのことから、両方の2kg・5kgの米袋を発注したところ、2kgの米袋の生産と販売を、なにも連絡がないまま止めてしまっていたことが判ったのだ。

元ブランドだった宮城米を、まだブランド米なのだと主張していたのが「宮城米推奨店」専用の米袋で、自分たちも、この袋が使用できるのが、ある意味、強みであり、差別であり、プライドだったのだが、その米袋が無いというのだ。
これでは宮城米は、完全に過去の産地となってしまったのだという事を、全農宮城が証明してしまっているようなものだ。
まったく情けないにも程がある。

しかし困ってしまった。
スズノブでは、この「宮城米推奨店」の袋を使用して、高島屋でも販売をしていたため、「袋が無い」では済まされないのだ。
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気持は痛いほどわかるんだけど

2009年02月25日 07時45分02秒 | Weblog
 新しくブランド化しようとしている産地と、今年の秋からの入荷価格について話し合っているのだが、正直、あまりの高値に戸惑ってしまっている。

産地の現状などを考えると、この価格でもしょうがないという思いはあるのだが、この価格で仕入れて販売するとなると、トップブランド米に匹敵する価格ばかりとなってしまうのだ。

どんなに優れたお米であっても、まだ産地としても、品種としても知られていない無名のお米なのに、それがトップブラント米に匹敵する価格だとなると、消費者としても、なかなか手が出せないだろうと思うし、米屋でも、仕入れる店はいないだろう。

まだまだお米の世界では、イメージで出来上がった産地序列みたいなものがあり、お米の出来不出来ではなく、価格の上下が決まってしまうことがある。
その中でも、自分が実行しているブランド化計画のお米については、序列を飛び越え、異例の価格が付いていることは多々あるのだが、手が出ない価格となってしまっているお米はまだない。

価格を下げなければならないということを、どうやって、産地に現実を話したらよいのだろう。
いやな仕事だな。
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SPRで作ったブランド米の名前を変更していく

2009年02月24日 08時53分20秒 | Weblog
 生産者と米穀店とで一緒になってこだわり米を販売していく事が時代遅れであるという事ではなく、ただ消費地の変化、ブランド米の崩壊、流通の問題、温暖化のスピード、産地の衰退状況などを考えた時に、新しい考え方で「お米」を見直す必要があると感じている。

 SPRは、Suzunobu Project Riceの頭文字をとったもので、生産者・地域農協・全農(経済連)・普及センター・農試センター・市町村・県・米穀店とが一体となって、今までの概念にとらわれず、自由な発想の元で、積極的に新しい栽培方法や銘柄米などにも取り組み、時代にあった新しいブランド化を目指していく事を考え、それと共に、途切れてしまった農業の後継者を、もう一度育て上げて、産地の活力を戻していきたいと願っているプロジェクトです。

このプロジェクトの考え方が一般的になると、産地イメージで消費者がお米を選ぶのではなく、自分の好みでお米を選ぶ、新しいお米の時代が来るだろうと考えている。
したがって、そのための第一歩として、今秋までに、実際にスズノブで販売しいる、SPRで作り上げてきたブランド米を、将来を見据えたブランド名に、順次変更していこうと考えた。

とはいっても、ブランド名を付けるというのは本当に難しいもので、なかなか良いブランド名が見つからないのが現状で、考えても考えても良い名前は見つからない。
さてさて、どんな名前を付けたら良いものなのだろうか。
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資料を全面修正することとなる

2009年02月23日 17時21分44秒 | Weblog
 せっかく作り上げて「終わった」と喜んでいた資料を、ほとんど全面的に修正する事となってしまった。

どうしてこんな事になってしまったのかというと、今回作っていた資料は、お米のことを知らない一般消費者を対象とした資料だったのだが、迂闊にも専門用語を入れ過ぎてしまったため、講演を聞かないで資料だけを見ると、判らない部分が、あちらこちらに出来てしまっていたのだ。

もっとも、最初から講演しながら使用する資料を作っているので、これでも問題はないのだが、いつも「お米の説明は、小学5年生でも判るように話せ」と言っている自分としては、失敗作の資料なのだ。

今年になってから、いろいろな人を対象とした資料を作り続けていたが、こんなポカミスは稀。
ちょっと気が緩んでいるんだな。
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炊飯実験をしているのだが

2009年02月23日 08時01分26秒 | Weblog
土曜日から、究極の御飯を炊き上げるために炊飯実験を続けている。

土曜日は2合。日曜日は2合。4合。2合を炊いているので、既に冷凍庫も冷蔵庫も一杯となってしまっていて、台所にはラップに包んだおにぎりで溢れている。

このままでは次の炊飯が出来ないので、少しでもご飯を減らそうと、1日3食ではなく1日6食にして、ご飯とおかずではご飯の量が減らないので、毎回丼物にして食べるようにしている。

とはいっても、いろんな丼物で食べるとしても、やはり続くと飽きてくるもので、果たしてどこまで続けることができるものやら・・・
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消された大作

2009年02月22日 23時59分52秒 | Weblog
 さっきまで、長々とブログを書いていて、あと一寸というところまで書き上げた時に、そのブログが一瞬にして消えてしまったのだ。

最初は何が起こったのか判らず、頭の中は????となっていたのだが、直ぐにその原因が判って、そのあまりの理由に、思わず力が抜けてしまった。

ブログが消えた理由は、机の上で寝転がっていたいたずら猫が、尻尾をパタパタしていて、その時に「ESC」キーを叩いてしまったという、唖然とする理由なのだ。

せっかく大作を書いていてので、最初のうちは「もう一度」とも思ったのだが、妙に力が抜けてしまったこともあり、やっぱり書き直すことは止めることにした。

でも、ちっと、もったいなかったかな?????
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新しい方向性が見えてくる

2009年02月21日 04時25分19秒 | Weblog
 スーパー・量販店との差別化・産直米とのすみ分け・米屋同士の共存共栄と差別化などなど、自分の店の個性を出すために、差を付けていかなければ成らない事が山ほどある。

しかし、具体的な方法というのが見つけられず、ずっと苦悩し続けていたのだが、ここに来て、一気にモヤモヤとしたものが無くなり始めて、一つの方向性が見え始めてきている。
とはいっても、「これで良い」と決まったものではなく、「これなら」という程度なのだが、全く見えていなかった時と比べると、明らかに一歩進んだという感じがしている。

だが、まだ産地へ行っての講演があったり、店での打ち合わせなどもあるし、本も書かなくてはならないため、一歩進んだとしても、直ぐに形にすることは難しいのだが、4月までには、新しいスズノブの概要だけでも、紹介することができればと思っている。
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不利な日だったのに完売

2009年02月19日 08時03分01秒 | Weblog
昨日、玉川高島屋のスズノブで、高知県長岡郡本山町の「棚田ひのひかり」の試食販売が行われた。

普段の試食販売なら、土曜日・日曜日を利用するのだが、今回は産地の都合で、来店客が限られてしまう水曜日で、それも1日だけで行う事となった。

用意したキロ数は60kgだけなので、スーパーや量販店等でやっている5kgの白米袋詰め販売では、全く足りない数量なのだが、玉川島屋は玄米販売で店頭精米というタイプの売り場なので、1回に買って帰る人は1kgや2kgと少ない事から、このキロ数だけでも、おなり多くの日とに紹介する事が出来るのである。

結果はと言うと、60kg全て完売する事が出来た。
また、産地等を気にしないで、純粋に試食してくれた評価も良かったし、アンケートにも、贔屓せずに正直に答えてくれたので、とても参考になる内容となった。

これによって、今秋からの販売計画が、具体的に立てられる事となったので、有意義な1日だったと思う。
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明日18日、玉川高島屋店で、貴重・希少なお米の試食販売があります

2009年02月17日 04時19分16秒 | Weblog
明日18日、世田谷区にある玉川高島屋のスズノブで、高知県長岡郡本山町の「棚田ひのひかり」の試食販売があります。

今回の産地である高知県長岡郡本山町は、四国の中央に位置し、東流して徳島県に注ぐ吉野川が町の中心を流れていて、その両岸には、幾多の支流が峡谷となって存在し、水田は、一部の僅少な平地部分を除き、90%以上が峡谷に添うように棚田状を形成し、標高250mから750mという独特の環境を持っています。

また、この地での稲作は、弥生時代に始まり、古より培われたその農業文化は良質な土壌を生み出し、町南部には、米づくりに良いとされる蛇紋岩層が走り、また、谷々を流れる清澄な水と剣山地・石鎚山地のもたらす激しい寒暖の差によって生み出されるお米は、豊かな自然力を確かな旨みとして伝えています。

栽培方法は、農薬、化学肥料を削減した特別栽培米で、土佐赤牛の堆肥の使用や生ごみを堆肥化したEM肥料を使用し、さらに、高知県室戸海洋深層水を栽培過程で葉面散布し、米の旨みを向上させる海洋深層水濃縮ミネラル水稲栽培なども実践しています。

関東地区において、新米時期以外で、高知県のお米が販売されるということは、本当に珍しいことですが、このお米については、棚田を守るためにも、産地の将来のためにも、ぜひブランド化をしようと考えているお米です。

試食販売は18日のみとなっていますので、もしも時間の都合がつくようでしたら、ぜひ玉川高島屋店へご来店ください。
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やはり「力」がある地区だ

2009年02月16日 23時59分00秒 | Weblog
宮城県に向かって東北新幹線に乗っていて、福島駅についてとき、駅では粉雪が舞っているが、町や道には雪はなかった。
さらに宮城へと、トンネルを抜けながら走っていっても、だんだんと空には雲が見え始めているものの、雪雲というには頼り無く、ただの曇が出ているという感じだし、所々から眩しい太陽も照りつけている。

「今は2月の半ばだが、以前から福島から仙台までは、こんな感じで、日陰にすら雪がない状態だったっけ??? それとも異常なのかな???」と考えていると、目的地である「くりこま高原」に到着した。
駅を降りると、風は強く冷たいものの、町にも道にも、家の日蔭にすらも、雪は全くないのである。

地球が温暖化していく中で、そのスピードに対抗して、元気で丸々と太った美味しいお米を育てるためには、基本的には豊富な水が必要である。
今回見てきた、高知県の棚田のような、ヒタヒタ程度の水での栽培というのは、慣れていない東北地方では、リスクが高すぎて無理だろうと思う。
逆に、深すぎても慣れていないのだが・・・・

しかし、宮城の地に来てまでも雪がないという現実だと、このままでは今年は水が足りないのではと思ってしまう。
もしもそうなってしまったとしたら、ブランド化を始める年としては、まさに最悪の年となってしまう。

ただ救いなのが、JA栗っこは、もともと東北地方の中でも、宮城県の中でも、常に1歩先に進んでいた地区だったということと、自分と同じで、生産者も年をとってしまっているものの、物凄く元気だということと、循環型農業でのブランド化計画が、かなりシッカリと出来上がっているということだ。
これなら、よほどの天候被害を受けない限りは、今回回っている産地の中で、最も早く、そして確実にブランド化が出来るのではと思う。

近いうちに上京して来てくれると言っていたので、そこで本格的な話をしていくつもりである。
「西ばかりが元気だな」と思っていた時に、ようやく名乗りを上げてくれた東北。
これでやっと、東西南北のバランスが取れそうだ。
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今日は宮城県で講演

2009年02月16日 06時43分51秒 | Weblog
 寝不足は相変わらずの事だが、朝風呂も入ったし、昨日、若干ゆっくり出来たと言う事もあって、気分は「まあまあ」。
今日はこれから宮城県へ行って、循環型農業の将来とブランド化の可能性等についての講演をしてくる。

環境保全型農業は、自分が前の会社の時から実現したかった事であるから、思いは強いのだが、現実としてはかなり難しい。
なぜなら、各産地で生産者が、各々バラバラに実行しているからである。

環境を守ると言うのは、自分だけで出来るものではなく、長い時間をかけて、地域の協力が絶対必要なのだ。
でも、産地の現状を見ていると、「自分だけは」「自分だけでも」という取り組みが多く、少しも地域のためにも、後継者のためにも、消費者のためにもなっていないように感じてしょうがないのである。

特に宮城県となると、お米の品質のバラつきは、東北6件の中で最も悪く、全国から見ても、新潟県と宮城県は、必ずベスト5に入ってしまうという、大問題の産地なのだ。
ただ、個々に実行している生産者は、それなりの意識を持って実行しているので、ベスト5に入るものではないにしても、環境を考えているとしても、温暖化については勉強不足のようで、出来不出来の波が多く、ベスト10には頻繁にはいってしまう事が多い。

よって、今日話す事は、環境保全型・循環型農業でブランド化をしていくと言うのなら、まず産地の現実を見直さなければならないと言う事。
そして、それが実行できてから、やっとブランド化となるのだという、厳しい現実だ。
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1台ばかり使っていたから

2009年02月14日 08時49分50秒 | Weblog
 現在の自分の部屋には、パソコンとプリンターが2台。スキャナー、外付けモニター、外付けハードディスクは各1台となっていて、使い方によって接続を変えて使用している。

よって、2台のパソコンには、全てのソフトウェアーがインストールされているのだが、なぜかプリンターについては、いつも同じものばかりを使用していた。
でも今回、「こっちも使わないと、もったいない・・」と思い直し、パソコンごとにプリンターの接続を分けて、せっかくだから、今回作り上げた資料を打ち出すことにした。

ところが、あまりにも使用していなかったため、インクが出にくくなってしまっていて、何度もヘッドクリーニングをしても、一向に良くならなかったのである。

だから、むりやり文字と色数の多い資料を10枚作り、コピー用紙の両面印刷は当然で、さらに数回、両面とも使い回しをして、インクが出るようになるのを待っていたし、されでもダメならと、厚紙に印刷してみたりもしたのだが、やっぱり「黒」だけが、極端に擦れてしまっていたのだ。

こうなれば最後の手段で、「これでもダメなら、もう修理しかない」と、一度インクカートリッジを全て取り出して、カートリッジとインクの吹き出し口などを、麺棒で徹底的に掃除をして、再度印刷チェック。

出た出た。物凄く綺麗に!
しかし結果として、インクはかなり無駄にしてしまったし、指もインクで染まってしまった。
でも、修理に出さずに済んだし、2台のプリンターを上手に使うるようになったし、結果オーライということろかな。
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飲みすぎのたわごと

2009年02月12日 21時03分02秒 | Weblog
 今日というより、さっきまで茶業界の人たちと一緒にいて、茶業界の問題や将来、ブランド化について、講演会と親睦会をしていた。
で、その後、自分はと言うと、飲みなれていないワインを飲んで、まっすぐ歩けず、ヘベェレケの千鳥足で帰ってきた。

飲みなれていないワインを飲んだと言う事もあるし、寝不足と言う事もあるし、全力投球で講演をしたと言う事もあるのだが、ヘベェレケになった理由は他にあるのだ。
それは、自分の願い・思いを、短時間で理解してくれた人たちがいたという、嬉しさなのだ。

一人ぼっちの王様というのが、スズノブさらには西島としての、米業界の感想であろう。
実際に、スズノブとしても西島としても、それでかまわないと思っていた。
しかし、自分も歳をとり、一人ぽっちになっている事で、「このままでは駄目だ」という思いが強くなってきたのだが、では、どうすれば良いかが判らずにいた。

米業界を再編させるほどの力は、自分には無いだろうし、実行したとしても、ついてくる米屋は少ないだろう。
でも、再編しないと米業界の未来は無い。
若い頃であれば、エイリアンと呼ばれようが、裸の王様であろうが、一人ぼっちであろうが、強引に業界を動かす事が出来ただろう。
しかし、自分も歳をとったし、そこまでの力が無い事は、重々に理解している。

スズノブには未来が無いし将来が無い。
これは誰もが知っている事実であり、現実である。
だからこそ、スズノブさらには西島としても、たかが1万分の1でも、自分の思いが伝わればと、産地でけでなく、米業界だけでなく、異業種に対しても、ブランド化の話をし続けているのである。

誰もが判るだろう。こんなに辛い現実は無い。こんな一人ぼっちも無い。
あまりに厳しすぎるし、悲しすぎるるし、なにより寂しすぎる。
それを、西島という男は、20年間、たった一人でやり続けていたのだ。

講演をして、話をして、やっと判って貰えてと思っていた相手が、実際には一歩も動かなかったという、物凄い挫折感や敗北感というものを、みんなは想像できるだろうか。
空しさとか諦めとか、そんな簡単な言葉では言い表せない、粉々に心が壊れていく無念さ、悔しさ、そして残念さ。
それを感じながらも、認めながらも、諦めながらも、顔だけは笑い続け、提案し続け、語り続けている自分と言うのは、まるで泣いているピエロのようだ。

それでもスズノブは、西島は言い続けている。語り続けている。話し続けている。
全ては自分のためではなく、産地のため、米業界の明日のため。

自分なんて、所詮は捨石。トップに立つ器ではない。
そんなことは、自分が痛い程に判っている。
でも自分には、誰も気付かなかった、盲点を、確信を、将来を、見つけ出したり、探し出したりする力があることは、足りない頭でも理解している。

自分に出来る事、それは・・・・、厳しい現実。
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「福井県嶺南 講演会聞かせてもらいました」コメントに対する返事-3

2009年02月12日 09時32分17秒 | Weblog
「先生がいろいろとプロジェクトに参加されています。そのプロジェクトにお願いさせていただくにはどのような手続きをとるのがいいのか教えてください」については、個人でもプロジェクトをする事は出来ますが、限定したプロジェクトとなってしまうため、産地・地域の活性化という点に於いては、やっぱり問題があります。

プロジェクトを始めると、最低でも3年は継続する事となりますので、出来ましたら、今回自分を呼んだ行政から、再度依頼をして頂ければと思います。
(プロジェクト費用として、新たに請求が出る事はありません)

「イクヒカリ」も「あきさかり」も、このまま諦めてしまうにはもったいない品種です。
しかし、だからと言って、ただ流通に乗せれば売れるという、簡単な品種でもありません。
コシヒカリと同じにならないためには、シッカリとした方法が必要だと思っています。
JA・行政と相談してみてください。

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