こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

もう1つのハマりもの

2011年06月27日 17時00分41秒 | Weblog
Nゲージの線路のデザインにハマっている事は書いたが、実は今、もう1つハマっているものがある。
それがジクソーパズルなのだ。

自分が作っているピース数は1000。
パズルの絵はCG作品で、shuというデザイナーの作品が、今はお気に入りである。

1つのパズルを2週間程度で作っていて、既に壁には3枚が飾られているのだが、さらに4枚目を作っている最中なのだ。

作るペースを遅くすれば、もっと1枚で沢山楽しめるのだが、自分の場合は、パズルが出来ていくのも楽しいのだが、ピースの形を覚えて、ミスを少なくしながら、正確にはめ込んでいく、その集中力を試すのが好きなのだ。

だから、一番最初の時には、どこまでこの集中力が途切れずにいられるかを確かめたくて、ずっとパズルを続けてみた結果。
結局5時間弱は持続できる事を確認した。
これは、20代の頃とほぼ同じなので、まだまだ集中力については、若いと言って良いのだろう。
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元設計者としてのこだわり

2011年06月26日 23時16分13秒 | Weblog
軌間9ミリメートルの鉄道模型を指し、日本では「Nゲージ」と呼ばれている鉄道模型を知っているだろうか。
説明によると、鉄道模型一般がそうであるように走らせる模型であり、動力に電気を用いた電動模型だそうである。

実は昨年のクリスマスに、子供にと買ったのがきっかけで、それ以来、子供以上に自分がハマってしまっているのだ。
だが、自分は電車お宅などではないため、興味があるのは電車ではなく、その線路のデザインや見せ方なのだ。

とはいっても、実際に街を再現するまでには至って無くて、限られたスペースの中で、いかに線路をデザインするがが、面白くてしょうがないのだ。
しかし、これこそが、元設計者としてのこだわりというか、腕の見せ所なので、遊びとは言え、いい加減なデザインはプライドが許さないのだ。

最初はNゲージというものがよく判っていなかったので、シンプルなデザインしかできなかったのだが、何度も作り変えているうちに、曲線路線の大きさや角度、直線や勾配の使い方などが判ってきたら、迂闊にもハマってしまったのだ。
よって、日曜日の午後は、以前に作ってあった路線を全て破棄して、一から作り直してみた。

今回のは、今まで作った複線高架線のデザインでは、もっとも大きく距離が長く、スペース一杯に広がっている。
そしてその下を、何度もカーブを組み合わせた別の複線をデザインしてみた。

しかし、このデザインでは、見た目には大きくなっている様に見えるのだが、実際の距離は以前のデザインよりも1/3程度短くなってしまっているのだ。

デザインを一部変更すれば、全ての線路を加えて、もっと距離は長く出来るのだが、それではカーブが多くなってしまい、スピードが上がらない。
スピードを維持しようとすると、直線の距離が必要となってしまい、これはスペースとして限界。
両方を組み込もうとすると、今の自分の技術と、持っている線路のタイプと数では限界。

Nゲージとは、なかなか奥が深いものなのだと、デザインするたびに思い知らされている。
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久しぶりに、寝かせてしまった講演をした

2011年06月26日 00時57分21秒 | Weblog
山形県・秋田県の視察を終えた次の土曜日の夜。
荒川区でお米屋さんが集まる勉強会があり、自分が講師として行ってきた。

前回と前々回の勉強会では、寝る暇もない内容と状態だったのだが、今回は話す内容が、西日本良産地情報・23年産こだわり店頭精米の年間計画・原発事故米の対応についてなので、眠くなるのもやむ負えないと、正直自分も判っていた。

だから、寝る人が多くても、特に何とも思わなかったのだが、やはり寝かせてしまうというのは、内容がどうのこうのというよりも、自分の話し方に問題があるのだろうと、あとから考えてしまった。

つまらない内容だから、難しい内容だから寝てしまうのではなくて、どんな内容でも、面白く話したり、相手に伝わったりすれば、やっぱり寝ないのではと気が付いた。

今度は、難しい内容でも、寝かさない話し方を研究しよう。
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これ旨い

2011年06月25日 14時35分05秒 | Weblog
鹿角での昼食は、創業昭和10年、伝統を守りつつ新しい食の道を探求する秋田県鹿角市の食堂「平和軒」
そこで、地元で大人気の鹿角ホルモン鍋と、「淡雪こまち」で作った米麺を食べた。

鹿角ホルモン鍋の鍋は、ジンギスカン鍋の淵を高くしたような形をしていて、確かに焼くと言うよりは、確かに鍋で煮るという感じ。
味は、道の駅で砂糖が2本出てきたことからも判るように、少し甘め。ご飯は特別に「淡雪こまち」。

鹿角ホルモン鍋は味がシッカリとしているので、少しで満腹になってしまうと思ったのだが、これが思った以上に食べやすくて、ついついパクパクと食べてしまったら、やはり後で、胃にどっしり感が出てしまった。

ビックリしたのが出来たばかりという「淡雪こまちの玄米」と「あきたこまち」をブレンドして作った米麺。

玄米の米麺というと、色が悪くて、ボソボソしていたり、麺がポロポロと折れてしまったりする事が多いし、美味しくてもプリプリとした食感が目立つようになった今流行りの米麺とは違い、さすが「淡雪こまち」を使用しているだけの事はあって、今までのプリプリとは異なる、柔らかさとツルツル感がありながらもプリプリ感(プリンプリン感?)がある、新食感となっていた。

クール宅急便であれば送れるそうなので、興味がある人は「平和軒」に問い合わせをしてみるとよいだろう。
アドレスは http://heiwaken.com/

とにかく、第一印象は「旨い」だったよ
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秋田県の圃場視察・生産者情報交換

2011年06月25日 12時07分07秒 | Weblog
秋田県の鹿角までは、岩手県盛岡から1時間半弱。
天気予報では大雨となっていたのだが、雨雲の合間を通るようにJA鹿角へと向かっていった。

鹿角と言えば、暗闇に浮かび上がる豪華な屋台と、夜を徹して鳴り響くお囃子が「日本一の祭り囃子」と賞賛される「花輪ばやし」を直ぐにイメージするので、町もそれなりに賑やかなイメージを持っていたのだが、町に着くと、どこの産地でも見かける過疎化のイメージは、やはり強かった。

JAとの待ち合わせ時間よりも、かなり早く現地についてしまった事から、「コーヒーでも飲んでいよう」ということで、道の駅に行ったのだが、なんとスティックの砂糖が2本付いてきた。
朝早かったので、スティックのミルクと砂糖を間違えて持ってきたのかなと思ったのだが、全員に2本付いていたので、これにはビックリ。
この地の人たちは、「甘党」なのかな?

で、農協の人たちと少し話し込んでしまったため(というより、自分が一方的に話していたのだが)、やや遅れて圃場視察にいった。

視察したお米は「淡雪こまち」で、農協のHPの紹介からすると、「お米の粒の70%はでんぷんでできています。その中に含まれるアミロースが3~17%程度のお米を低アミロース米といいます。(もち米は0%です。)「淡雪こまち」は“うるち米(一般のお米)”と“もち米”の中間の性質だから、モチモチ、ふっくら、やわらかなおいしいご飯になるのです」という、まだ消費地では、ほとんど知られていない品種。
このお米を、これからどのように育ててブランド化していけばよいのかを考えるために、今回自分が鹿角に行ったのだ。

鹿角では、この気候をベースに、直播栽培(水田に直接種をまく栽培)で、この「淡雪こまち」を栽培している。
本来なら、この栽培方法であれば、お米の美味しさなどに影響するアミロース含量をコントロールすることが可能となることから、均一のお米が出来やすいはずなのだが、栽培を始めてから安定した天候に恵まれていないことから、品質面については四苦八苦。食べると美味しいのだが・・・

直播栽培だし、品種も個性があるため、稲の状況はと言うと「こんなものでしょ」という感じになるのだが、だからと言って、決して悪いという生育状況ではなく、安定しているといえる生育状況なんだと言った方がよいのかも。

この品種の問題点は「お米の色」で、白濁(餅米のような色)となるのか、一般的なうるち米の色になるのか。それともその真ん中の色になるのかという事である。

自分としては、どの色になっても、品質と美味しさがシッカリとしていれば、大した問題にはならないのだが、毎年、この色が違うとなってしまうと、なかなか難しい部分となってしまうので、そこだけは、産地に対して「どっちかハッキリしてくれ」とお願いをしておいた。

「淡雪こまち」は、まだまだ知られていない品種なのだが、モチモチふっくらで柔らかいため食べ応があるし、玄米食としても硬くなくて食べやすいという、新しい時代の品種なので、是非一度は食べてもらいたいと思っているお米の1つである。
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山形県の圃場視察・生産者情報交換-3

2011年06月25日 10時20分33秒 | Weblog
最後に訪れた圃場は「コシヒカリ」
山形県東置賜郡産のコシヒカリは、以前から高品質・良食味として高い評価を受けているのだが、生産者個人での販売が多いために、消費地で店頭に並ぶ機会がほとんどないことから、置賜郡産コシヒカリとしての認知が、消費者にされていないのがネックとなっている。

この圃場では、折りたたみ傘の生地を通って、傘の中に雨水がポタポタと落ちてくるほどの土砂降りだったのだが、ついつい話し込んでしまって、車に乗り込む頃には、身体はビショビショとなってしまっていた。

今まで見てきた圃場は全て品種が違うため、一概に比較することは出来ないことから、今まで自分が産地に行ってコシヒカリを見てきた中での生育状況を比較してみると、「普通」という印象だった。
もっとも、田植え時期の低温や田植え時期のズレ等から考えると、「やや良」と言っても良いとは思うのだが。

「コシヒカリ」は、日本のほとんどの県で栽培されている上に、正規ルートでの販売から個人の販売まであるために、高品質米から低品質米まで幅広く、これが「コシヒカリ」という、日本のお米の中でトップに座っていたはずのブランドを、壊していってしまったと言って良いと思う。

だから自分も一時期は、「コシヒカリの時代は終わった」と言っていたのだが、やはり「コシヒカリ」が無くなくってしまうのは、日本の米文化にとっては大損害となる事から、「良い産地だけは残す」という考え方に変えて、現在は数県でブランド化を進めている。

この東置賜郡産コシヒカリをブランド化していくのかについては、まだこれからの事になるが、収穫後に「良い出来だ」ということになれば、販売してみて、データをとってみても良いと思っている。
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山形県の圃場視察・生産者情報交換-2

2011年06月25日 09時55分58秒 | Weblog
次に訪れた圃場が「つや姫」
山形県のHPからすると「つや姫」は、明治時代に本県庄内町(旧余目町)で阿部亀治氏が育成した水稲品種「亀の尾」は、品種改良の交配親として盛んに用いられ、その良食味性が「コシヒカリ」や「はえぬき」に引き継がれています。この本県育成品種である「はえぬき」は、平成3年に育成され、収量・品質が安定していることから、いもち病に弱く倒れやすかった「ササニシキ」に代わり、瞬く間に県の主力品種に駆け上がりました。しかし、全国的に「コシヒカリ」の作付けが拡大していく中で、生産者からさらなる良食味品種が求められてきたことから、極良食味系統の開発が急がれました。

そこで、平成10年から「つや姫(山形97号)」を山形県立農業試験場庄内支場(現 山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場庄内支場)において育成しました。

育成期間を短縮するために、暖房した世代促進ハウス内で冬期間も栽培しました。また、ほ場での栽培では苗を一本ずつ植え、病気に強いか、収量が穫れそうか毎日観察しながら選抜しました。育成世代の早い段階から実際にご飯を炊いて食味試験を行いました。

こうして、10万分の1の確率で選抜された本県オリジナル品種「つや姫(山形97号)」は、「亀の尾」の良食味性を引き継いで誕生しました。

というものなので、山形県としては今までにない期待の星となっているお米であることから、さぞや丁寧に販売計画とブランド化計画をするのだろうと考えていたのだが、昨年のデビューは稀にみる最低なもので、かなりガッカリされられてしまった。

しかし、お米には罪は無いので、稲の生育状況を見てみると、「現時点では100%の出来」と言いきれるものであった。

「つや姫」には、生育マニュアルというものがあるのだが、その見本となっている稲と全く同じで、マニュアルの写真をそのまま圃場に張り付けたような、シッカリとした稲だったのだ。

不安要素などが全くなかったため、当然のごとく質問などは一切しなくてよく、この圃場では「問題なし」「完璧」を言い続けて終わってしまった。
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山形県の圃場視察・生産者情報交換-1

2011年06月25日 08時40分24秒 | Weblog
今回は、山形県東置賜郡の「JAおきたま」で、圃場視察・生産者情報交換となっていたのだが、米沢駅でレンタカーを借りるときから、既にズボンの裾がビショビショになるほどに雨が降っていたので、 圃場視察・生産者情報交換については、全て雨の中である事は確実だった。

一番最初に圃場視察した稲は「花キラリ」
花キラリ推進委員会のHPによると、花キラリは昭和63年、旧・㈱植物工学研究所が日本晴コシヒカリより早生でかつ病気・倒伏にも強く、極良食味米の育成を主目標として開発した民間育成品種で、PR3(日本晴のプロトプラスト培養突然変異)を母に、コシヒカリを父に育成。
以降、個体選抜・系統選抜を経て育成され、平成12年に品種登録。
名前の由来は、他品種と比べ玄米・白米の光沢が優れており、「ごはんの光沢がキラリと輝きを放ち、食卓に花をそえる」という願いを込めて名付けられたそうである。

で、視察の印象からすると、生育状況としては「やや良」というところなのだろうか。
実は、自分は花キラリの圃場視察をするのが初めてのため、稲の生育についは、聞いた情報でしか持っていなかったのだ。
だから、その持っている情報から推測すると、「普通」というよりは「やや良」というところのような気がした。

この圃場を視察していて「面白い」と思った事が一つある。
それは、「自然環境をフルに利用した栽培」というほうがよいのか、「ほったらかし栽培」というのか、稲に対して、きめ細やかに対応しているというイメージではなく、稲の自然の生育に任せているというイメージがあったことである。

「このまま生育していけば、この圃場のお米は美味しいかも」と、思わず思ってしまったのだった。
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虫の知らせかな

2011年06月25日 08時20分02秒 | Weblog
自分はスケジュールをネットで公開してるのだが、今回の山形・秋田の圃場視察・生産者情報交換の行動については、今までになく、具体的に行動を書きこんでいた。
なぜなら、「今回の産地行きは、マズイ。絶対にトラブルがある」と、行く数日前から感じていたから、何かがあったときに、自分がどこで何をしているのかを、家族や従業員が解るようにしておくためであった。

案の定、新幹線に乗り込もうとしたときから、岩手県で地震があり、山形県では大雨、帰りの大宮でもトラブルで数分間の遅れと、感じていた予感は全て的中してしまった。

しかし、産地からは、それなりの情報は手に入れる事が出来たので、それについては「吉」
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ブログを再開しよう

2011年06月25日 06時07分18秒 | Weblog
震災以降、1回しか書いていなかったブログだが、ついに再開しようと考えた。

今までも、何度となく再開しようと考えていたのだが、書こうとすると、決まって良くない事が起こってしまい、なかなか書く事が出来なくて、これを繰り返しているうちに、今度は書くタイミングが無くなってしまっていたのだ。

それに、再開するのに、悪いことから書こうとも思わないし・・・

ということで、秋田・山形紀行から、ブログを再開します
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