こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

相対価格が最安 60キロ当たり1万2481円 14年産米 農水省が初の発表

2014年10月31日 15時57分08秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「相対価格が最安 60キロ当たり1万2481円 14年産米 農水省が初の発表  (2014/10/31)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
農水省は30日、2014年産米の産地と米卸間の取引価格である相対取引価格を発表した。
9月の全銘柄平均価格は60キロ当たり1万2481円(前年産同月比16.1%安)で、同省が調査を始めた06年産以来最安値だった。
需給が今後も緩むと見る米卸などからの値下げ圧力を強く反映した形となった。
今後も小売りの安値設定が続く限り、厳しい販売環境が見込まれる。

同省が14年産の取引価格を示すのは初めて。
9月の取引数量が100トンを超えた70銘柄の価格を公表した。
JA全農が示す相対取引基準価格が、前年比で2000~3000円程度引き下げとなる中、実勢の取引も同水準の下げ幅となった。

14年産は、13年産の在庫過剰の影響を引きずり、需給が緩い環境での出回りとなった。
10月以降の持ち越し在庫も20万トン近くに上る中、業務用米では前年産を使い続ける実需者が多い。
14年産が外食で本格的に出回るのも年明け以降となる見込みで、14年産の契約、販売は後ろ倒しになるのが避けられない情勢になっている。

10月15日時点の作況は101の「平年作」だが、青死米の発生が多い状況が見込まれている。
しかし米卸は「需給が緩い環境は変わらない」と指摘するなど、今後の価格に与える影響は不透明だ。

相対取引数量は前年比産比8.3%増の13万3647トン。
価格の下落や涼しい気候を受けて小売りでの販売数量が増えているためで、契約の停滞感は前年産より収まっている。
というもの。

もう、うんざり。
大切な内容なのだが、「見たくない」、「読みたくない」という思いが、日に日に強くなってきている。
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収穫量1万4000トン減 販売環境改善が不可欠 10月15日水稲作況

2014年10月31日 15時49分40秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに、「収穫量1万4000トン減 販売環境改善が不可欠 10月15日水稲作況 (2014/10/31)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
農水省は30日、2014年産水稲の作柄概況(10月15日現在)を公表した。
全国の作況指数は101(平年=100)、作柄は「平年並み」で9月末の前回発表と同じ。
主食用の予想収穫量は1カ月前と比べて1万4000トン減の788万5000トンとなった。
これとは別に、品質が劣り精米段階で取り除く「青死米」の割合を今回初めて調査。
収穫量が17万トン程度減ると試算し、需給が現状より締まる可能性を示唆した。
ただ、民間在庫は過剰基調にある。
農水省は、最終的な米価が再生産の見込める水準に上向くことを期待しているが、それには販売環境の改善が欠かせない。

前回調査は、収穫が3割程度の時点での数値だった。
10月15日時点で収穫は9割程度終わっており、各地の実際の収量などが反映された。

主産地の作況指数は北海道が107、北陸が100。
いずれも前回から1ポイント下回った。
北海道は倒伏が多く、北陸は日照不足が影響した。
一方、東北は前回から1ポイント上昇し、105となった。
9月以降の天候が順調だったためだ。

こうした変動もあり、作柄は前回と同じだったが、予想収穫量は1万4000トン減った。
主食用米の作付け見込み面積は147万4000ヘクタールで変化はない。

農水省は、予想収穫量とは別に「青死米」の割合を注視する。
品質が劣り精米段階で取り除かれる青死米の混入率は、全国1001のサンプルから調べると6.4%。
平年値よりも2.1ポイント多い。
農水省は、平年値との差を予想収穫量に置き換えると17万トン程度減ると計算する。

統計の基準を満たした1.7ミリ以上の主食用米のうち、最も多くの生産現場で用いられる1.85ミリ未満の割合が例年より多いことにも着目する。
平均値と比べると0.4%増。これを予想収穫量に置き換えると3万トン程度減る計算だ。

農水省は「青死米で17万トン、ふるい目で3万トン、計20万トン程度減る可能性がある。需給は締まる方向にいくのではないか」(農産企画課)とみる。

ただ、民間在庫が222万トン(6月末現在)に上る事態は変わっていない。
米の需給が実際にどこまで締まるかは不透明な部分も残っている。

・相場浮揚 好材料なし 新潟大学農学部教授 青柳斉氏に聞く

農水省が30日に発表した2014年産米の作況指数(平年作=100)の見方を、米流通に詳しい新潟大学農学部の青柳斉教授に聞いた。

今年産米は、8月以降の低温や日照不足の影響で東海以西の西日本の作況が平年作を割り込んだのに加え、北海道から関東にかけても登熟にばらつきがあったというが、作況指数自体は前月発表と変わらなかった。

主食用の予想収穫用も788万5000トンと生産数量目標(765万トン)を20万トン超も上回っている。
米価低迷の傾向に変化がないとみる。

登熟のばらつきで影響が出るのは等級だ。
価格面で見れば等級間格差が出てくるが、需給に影響をもたらすとは考えにくい。
1.85ミリの網目のふるい目より下に選別される玄米の重量割合が過去5年平均値に比べて0.4%多いと説明している。
主食用に提供できる米の大きさの基準を1.7ミリ以上と設定している以上、業務用米やブレンド米の世界には関係ない。

逆に価格が下がって消費が伸びるのではないかとの見方もあるかもしれないが、ここ20年間を振り返ってほしい。
米価下落に反して消費が伸びたかといえばそうではないからだ。

消費が伸びていくとも考えにくい。
家計で見れば米価が下落した分、浮いた分で米を多く食べるというよりはむしろ他の穀類や嗜好(しこう)品を増やす可能性もある。

主食用米を生産している農家を中心に経営が大変なところが多い。
農業をめぐる環境が厳しいが確実な生産調整に取り組むのは重要。
国も地道に生産する農家を育てていくために、転換作物の施策の一層の充実を図るなど取り組むべきだ。(聞き手・久米千曲)
というもの。

対策もとれない。
打開策もない。
どうにもならない。

出るのは、ため息ばかりだな。
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「朱鷺と暮らす郷」拡販活動イベントのお知らせ

2014年10月31日 15時33分31秒 | Weblog
スズノブ店頭にて、11月14・15日、「26年産 朱鷺と暮らす郷」拡販活動イベントを、店頭でいたします。

日時:平成26年11月14日(金)・15日(土)
時間:10:00-17:00
場所:スズノブ店頭(目黒区中根2-1-15)
   東横線 都立大学駅より、徒歩3分
人員:佐渡市、地域おこし協力隊、JA佐渡、グレイン・エス・ピー
   ちょりママさん(料理ブロガー)、オーシャンズ
  (ちょりママさんは15日のみとなります)

ちょりママさん http://ameblo.jp/chorimamebiyori/
朱鷺と暮らす郷 https://www.city.sado.niigata.jp/eco/info/rice/index.shtml

目的・概要
本年度、朱鷺と暮らす郷応援大使として、田植え、生き物調査、稲刈り体験をした、料理ブロガー「ちょりママ」とコラボ・協力して、スズノブ店頭に於いて、「朱鷺と暮らす郷」の試食を進めるとともに、ちょりママさんの「朱鷺と暮らす郷」に合うレシピをふるまい、より多くのブロガーさんにご来店いただき、米専門店の魅力、こだわりを知っていただく。
さらに、おけさ柿、りんご等の果樹や水産物、加工品の物産を通して、お客様との交流を図り、スズノブ店頭へのお客様の誘導と「朱鷺と暮らす郷」の拡販・販売促進につなげる。

朱鷺と暮らす郷コシヒカリ 農薬・化学肥料5割減 認証マーク
朱鷺と暮らす郷コシヒカリ 農薬・化学肥料8割減 認証マーク
朱鷺と暮らす郷こしいぶき 農薬・化学肥料5割減 認証マーク

PR:レシピサイト「Nadia」の特設サイトで告知・PR
   スズノブ店頭での告知・PR

販売:朱鷺と暮らす郷コシヒカリ・こしいぶき・世界農業遺産GIHAS佐渡の郷コシヒカリ
   さどっ粉(米粉2種類)
   餅各種(切り餅)
   柿(おけさ柿・あんぽ柿・干し柿)
   干し椎茸
   ジャム各種
   佐渡の乳製品(チーズなど)
   佐渡の海産物(一夜干しイカ・イカの塩辛・トビウオのすり身、もずく、わかめ、その他海産物の加工品)
   お茶 etc.

プレゼント:1000円以上お買い上げいただいた、先着50名様に、2合パックをプレゼント
      「朱鷺と暮らす郷」をお買い上げいただいたお客様に、ちょりママさん考案レシピをプレゼント

イベント近くなりましたら、再度お知らせいたします。
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ちよっとズルくないか

2014年10月31日 11時46分46秒 | Weblog
殆どの産地で新米の収穫が終わった。
その結果、出来が良い、出来が悪いと、生産者ごとにも地域ごとにも違いが出てしまっている。
その中で、必ず起こる現象がある。

それは、今迄自分が作ったお米は、JAに出さずに全て自分で販売していたのに、いざ出来が悪くて自分で販売できないとなったら、途端にJAに泣きついてくる。

これって、なに?
身勝手すぎないかな?

自分で販売すると言ってJAから外れているのなら、出来不出来に関係なく、全責任を自分で背負うべきではないのかな?

出来が良ければ、自分で売る。
出来が悪ければ押し付ける。

こういう考え方が、地域の足並みを見出し、地域のブランド化の足を引っ張り、地域の評価を下げていっているというのが判らないのかな?

どうせ自然の流れとして、こういう地域のJAは衰退して無くなっていくから、最後は自分で何とかしなければならなくなるんだけどね。
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ホクレンと4時間

2014年10月31日 09時54分55秒 | Weblog
昨日15:30から19:30まで、ホクレンと打ち合わせをしていた。
内容は、今年のお米の品質などについてと、これからのこと。

既に北海道米を仕入れている米屋であれば判っている事と思うが、品質から特徴から流通から、全てに於いて例年通りではない。
北海道米プロジェクトを始めてから、最も悪い年だと言い切れるだろう。

本当なら、こんな時にこそプロジェクトの威力を発揮したいものなのだが、数回書き込んでいる事からも判るように、1枚の図面が2枚になっているし、米屋よりもスーパーに比重が行ってしまっているなど、ホクレンと自分との足並みは揃っていない。

自分が作っているプロジェクトは、お互い足並みが揃っているのが前提となっている事から、今回の状況の中では、1つも威力を発揮する事ができない。
よって、自分としては打つ手がない。

この1年間を、どう乗り切っていくのかについては、ホクレンにすべて任せるしかないのだろうな。
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神代じゃんご米あきたこまち 新米入荷

2014年10月30日 10時28分14秒 | Weblog


秋田県仙北市 神代じゃんご米あきたこまち 農薬・化学肥料:無使用 の新米が入荷しました。
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来年も公開講座をします

2014年10月30日 08時34分08秒 | Weblog
早くも来年の事となりますが、東京家政大学と早稲田大学での、オープン講座をする事になりました。

東京家政大学については2月頃の2日間
早稲田大学については5/17、5/24、 5/31の3日間
です

詳細が決まりましたら、お知らせいたします
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おはよーニャンコ

2014年10月30日 07時52分36秒 | Weblog




模様替えした部屋にも慣れたニャンコたち
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何故早いの?

2014年10月29日 17時09分52秒 | Weblog
Facebook等の投稿サイクルが物凄く早いのはなぜですか」というメールの問い合わせがきた。

答えは「ダブル画面を使用していて、片方の画面には、メール、Facebook等が、常に表示されているからです」
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農家の自殺増加中? 知人「彼らは、国に殺されたようなものだ」

2014年10月29日 16時01分51秒 | Weblog
gooのニュースを見ていたら、週刊朝日 2014年11月7日号より抜粋ということで、「農家の自殺増加中? 知人「彼らは、国に殺されたようなものだ」dot.2014年10月29日(水)07:00という記事を見つけた。

内容は以下の通り
群馬の秋は、日本で最も遅い。
毎年10月中旬に差し掛かっても、黄金色の稲穂が当たり前のように田んぼに広がっている。
その理由は、赤城山、榛名山、妙義山の上毛(じょうもう)三山が冬場に吹き下ろす「空っ風」が麦作に適しているため、田植えは麦を刈り取ったあとの6月に行われるからだ。

例年どおり、少し遅めの実りの季節がやってきた。
ところが、高崎市でコメ農家を営んできた木村一彦さん(67)は、45年間の百姓生活で今年ほど気のめいる秋はないという。
木村さんは、今年1月と8月に相次いで2人の農家仲間を失った。
怒りを押し殺した声で、静かにこう言った。

「彼らは、国に殺されたようなものだ」

1月に亡くなった男性は30代で、ある日行方不明になり、遺体となって発見された。
男性は、民主党政権時の2010年に戸別所得補償制度(現・経営所得安定対策)が導入されたことを機にサラリーマンを辞め、就農を決意した若き農家だった。
規模拡大による経営効率化を目指し、主食用のコメを中心に同市で最大の28ヘクタールにまで農地を広げた。

それが12年、状況が一変する。
戸別所得補償制度の廃止を公約に掲げた自民党が政権に返り咲いたからだ。
今年度からは10アールあたり1万5千円あった補助金が半減となり、18年度には廃止される。
大幅な収入減が予想された。
制度を計算に入れて経営計画を立てていたこの男性は、周囲に先行きの不安を打ち明けていた。

木村さんは、10年にTPPに関する説明会で彼が話した内容が忘れられない。

「TPPで安いコメが日本に入ってくると、先進的な経営を目指した自分の夢が壊れると訴えていました。補助金の削減や米価の低下は、大規模な農家ほど影響が大きいのです」

8月に亡くなった男性は60代で、首をつって自殺した。
同市で15ヘクタールの農地を経営し、農業用のパイプハウスも所有していた。
それが2月の豪雪で大きな被害を受けた。

「雪害の補償制度はあったけど、リース契約のハウスには使えないなど、制約があった。それが10月になってようやく認められることになった。もっと早く国や自治体から方針が出ていれば、死なずにすんだかもしれない」(木村さん)

豪雪被害は、いまだこの地域に暗い影を投げかけている。
鉢花のハウス栽培をしている塚越正敏さん(64)も、5千平方メートル所有していたハウスのうち、4割が倒壊した。
崩れ落ちたハウスは、いまだ片付けが終わっていない。被害総額は1千万円以上にのぼる。

「再建したくても資材が6割も高騰していてできないんだ。それであきらめる人が相次いでいる。このあたりでも600坪(約2千平方メートル)以上のハウスを持っていた約20軒のうち、5軒が廃業した」(塚越さん)

亡くなった2人は遺書を残さなかった。

1963年に1341万トンあったコメの需要量は、食の多様化や少子高齢化の影響で12年に779万トンにまで減少した。
稲作農家の数も65年の488万戸から10年には115万戸になった。
さらに、円安や原油高による資材や農薬・肥料の高騰、消費増税、コメ農家を取り巻く環境は厳しさを増すばかりだ。

木村さん自身も、13ヘクタールの水田を耕作する大規模農家だ。
しかし今年は米価暴落の影響もあり、売り上げは2割以上落ち込み、赤字の見込みだ。
自身の労賃はゼロ。それでも農業を続ける。

「私が預かる耕地は約100筆あります。もし農業をやめて耕作放棄地になったら、地域に住む人たちが困ってしまう」(木村さん)

これが農村の現実だ。
というもの。

自分は、今回のお米の大暴落についてのマスコミ取材については、全て断り続けた。
どんなにそれが現実であっても、言ってはいけない時期も状況もあるからだ。
その理由が、この記事内容。

これから生産者は、年末の支払いをする時期となる。
なのに、今年の大暴落。
心配なのが、JAに参加していなくて、銀行から融資を受けている、生産者や農業法人。
そして、1人で生産から販売までしている、生産者や農業法人。
はたして生活は成り立っているのだろうか。

1人で苦しんでしまって、最悪の選択をしてしまう。
それだけは、どうか避けてほしいと願う。
自分が、生産者1人のブランド化をせずに、JAと地域を一緒にさせてブランド化させているのも、こういう最悪を避けたいから。

これからの時代は、瞬間的に様々な事が立て続けに起こる。
だから、絶対に1人でやっては駄目だと思う。

先が見えない恐怖の毎日に、耐えられる人なんていない。
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食品表示法・新ルール策定へ 加工品に栄養表示義務付け 除外事業者の基準焦点

2014年10月29日 15時35分06秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「食品表示法・新ルール策定へ 加工品に栄養表示義務付け 除外事業者の基準焦点 (2014/10/29)けという記事が出ていた。

内容は以下の通り
内閣府の消費者委員会は、食品表示法に基づく新たな表示ルールを31日にまとめる方針だ。
焦点は、カロリーなどの栄養成分表示を義務付けから除外する事業者の規模。
従業員がおおむね20人以下とする現行案が有力だ。
しかし消費者側には対象が狭すぎるとの意見が根強い。
同案では、多くの農産加工組織も除かれるが、表示のない商品を消費者が選ぶかどうかといった視点での検討の必要性も指摘されている。(金哲洙)

栄養成分表示の義務付けは小規模事業者の負担が大きいとして、義務付けから除外する事業者の規模が課題に挙がった。
消費者委員会は、分析を委託した場合、1商品当たり「2万円くらいはかかるのではないか」という。
これに表示したシールの代金や、それを貼る労力など負担が増える。

消費者庁は当初、除外する規模を、消費税法の免税事業者と同じ「売上高1000万円以下」にすると同委員会に提案。
消費者側の意見を踏まえた。
事業者側は「事実上、全事業者が義務付けになる」と反発。
国民の意見(パブリックコメント)でも、事業者から反対が多かった。

そこで同庁は9月、「おおむね常時使用する従業員の数が20人以下」との修正案を提示。事業者側の意見を取り入れ、中小企業基本法の小規模事業者の規模とした。

現行案だと、食品製造業者の数で約8割が除外される。
ただ製品の出荷額では1割弱。
一方、当初案については食品事業者だけのデータはないが、全事業者数では約6割が除外されるという。

静岡市の漬物業者は、常時従業員は10人で、売上高は1000万円を超過。
「成分を分析したり、新しいシールを作ったりしなければならず負担が大きいと不安だった」と、修正に安堵(あんど)する。

ただ、当初は表示しない事業者も、長い目で見れば表示が必要になるとの指摘もある。
食品表示法に詳しい消費生活コンサルタントの森田満樹さんはこういう。

「栄養表示のある商品が今後大幅に増えると消費者の関心も強まる。除外対象の小規模事業者も、結局は自主的に表示に取り組まなければならなくなるのではないか」

今回は現行案でまとまるとの見方が強い。
消費者庁は、一定期間後に見直す考えで、消費動向の検証が求められそうだ。

・原産地は棚上げ

一方で、原料原産地と遺伝子組み換え(GM)表示の見直しも今回の焦点だった。
原産地表示とGM表示を義務付ける品目の拡大などを消費者側は要求したが、負担が大きくなるとして事業者側が反対。
消費者庁が議論を棚上げにした。

栄養成分表示を優先する理由について同庁は、(1)全ての表示を同時に検討するのは体制的に難しい(2)栄養成分表示は、米国や欧州連合(EU)などで義務付けられている――ことを挙げている。

<ことば> 栄養成分表示

熱量(カロリー)とたんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量)の量の表示。
現在は任意だが、食品表示ルールを一元化する食品表示法で義務付ける。
対象は加工食品と添加物。
生鮮も複数の種類を切って混ぜ合わせ包装すると加工食品扱いとなる。
同法は2013年6月に成立、15年6月までに施行する。
新たなルールは消費者委員会の食品表示部会が検討している。
同部会は事業者や消費者団体の代表らで構成する。
というもの。

消費者の身体の事や子供たちの事を考えたりせずに、ただ自分たちの都合や利益だけを考えている人たちの協議。
こんな内容の協議を続けるよりも、周りの意見を聞かずに、「表示する」と、消費税のように押し通してしまえばよいのに。
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米価下落に農家悲鳴「作るほど赤字」 担い手育成に暗雲

2014年10月29日 15時12分30秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「米価下落に農家悲鳴「作るほど赤字」 担い手育成に暗雲 (2014/10/29)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
米価下落に生産現場が危機感を強めている。
コスト削減努力を重ねているにもかかわらず、再生産価格を割り込む事態だからだ。
厳しい中山間地域で、特別栽培米の生産に取り組む福岡県のJAふくおか嘉穂管内の農家からは「作って赤字では生活の保障がない」と切実な声が上がっている。

「米農家は、もう立っていられない」。
飯塚市の認定農業者・木附一士さん(86)は、悲痛な表情を浮かべた。
JA特別栽培米部会長を務め、今年は県認証米などの「元気つくし」を4ヘクタールを作付けした。
10アール当たり収量は約480キロと平年並みを確保できる見通しだ。
しかし、米価下落の影響で、粗収入は約60万円減収になるという。

中山間地に位置するため、田んぼ1枚の面積は小さい。
土壌改良を重視し、良質・多収量の特別栽培米作りに励む木附さんは「土壌改良などのコスト増を考えると、生活に余裕はない」と嘆く。

米価下落は、伸び悩む米の消費に13年産の大量の繰越在庫が追い打ちを掛けているからだ。
実際に14年産米の福岡「夢つくし」60キロ当たりの相対販売基準価格は、前年産比2000円安の1万4000円。
他の銘柄も前年を下回っている。

中山間地だけに小規模農家が多く、認定農業者は少ない。
収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)への加入率も低く、米の直接支払交付金の半減が重なり、収入減は避けられない。
円安による肥料高騰や消費税増税で、コストは増すばかりだ。

JAは集落営農組織づくりや法人化を進めて担い手の育成を急ぐ。
しかし、娘の夫が就農への意欲をみせているという木附さんも「この米価じゃ継がせるわけにいかない」と本音を漏らす。

JA営業部の新開啓二部長は「特栽米などの産地づくりを進めてきたが、生産者の気力が持つか心配だ。販売面で支えていかなくてはならない」と気を引き締める。
というもの。

正直言って、現実はもっと厳しい。
このままの状態では、来年田植えが危ない。
しかし、打開策なんてない。
安い米を作ればよいと言っても、原価というものは当たり前にある。
それを下回って農業することほど、愚かなことは無い。

さて、どうしたら良いのか。
産地自らが、全てリセットしてやり直すしかないだろうな。

時既に遅しという感じは有るけど・・・

それでも、何もしないよりはマシだろう。
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米緊急アンケート 小売り安値競争に 今後は「さらに下落」

2014年10月29日 15時02分56秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「米緊急アンケート 小売り安値競争に 今後は「さらに下落」 (2014/10/29)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
2014年産米の主要銘柄の小売価格が前年よりも5キロ当たり200~400円安いことが、スーパーや生協を対象にした日本農業新聞の「米の緊急アンケート」で明らかになった。
今後も、米の消費減退や過剰在庫を理由に「価格はさらに安くなる」という厳しい見方が強い。
売り上げを確保するための安値競争に陥り、小売り段階で“消耗戦”を繰り広げているとの声も出ている。

アンケートは、14年産米の急激な小売価格低下の実情を把握するために実施。
大手を含むスーパー5社、4生協が回答した。

14年産の売れ筋銘柄の価格を聞いたところ、新潟「コシヒカリ」や秋田「あきたこまち」などの主要銘柄では、前年と比べて22%下げたところもあった。
下げ幅は、生協よりスーパーで大きかった。価格を「据え置いた」との回答は無かった。

スーパーからの回答を集計した結果、新潟「コシヒカリ」の店頭価格の平均値は、前年より10%安い5キロ1934円だった。
前年は確実に超えていた2000円を下回る厳しい価格になっている。
一方、特売向けの価格帯は、5キロ当たり1380~1480円に設定するケースが多く、特売の価格水準が固まりつつある状況だ。

今後の価格の見通しについては、回答の半数が「さらに安くなる」と予想。
その理由として「生産過剰と消費後退で、需給の不均衡がしばらく続く」「在庫が余っている」との声が相次いだ。
価格の回復を見込む回答はゼロだった。

一方、安値競争の激化で、ほぼ全ての業者が売上高を前年より減らしていることが分かった。
価格を下げても販売数量が伸びないためで、5社は「価格はもっと高い方が望ましい」と、現状の価格が適切でないとの見方を示した。

あるスーパーは「14年産は、販売を15%増やさないと前年の売上高を維持できない」と価格下落の影響を説明。
生協からは「スーパーの価格が安すぎる」などの指摘もあり、安値競争が過熱しているのが実態だ。

[解説] 卸・産地にしわ寄せ

米の緊急アンケートでは、小売業者の安値競争が卸売業者への値下げ圧力となり、そのしわ寄せが低米価として産地に押し付けられる図式を裏付けた。
卸売会社は「小売業者から値引きを要求されれば、応えるしかない」と話す。
小売りの安値競争が要因なだけに、米価下落をめぐる政府・与党の議論では、市場の実態を踏まえる必要がある。

2014年産米の価格をめぐるこれまでの議論は、産地が安く売ったため「生産者の手取りが下がった」との一方的な議論が繰り広げられてきた。
しかし、現実は、消費減退や過剰在庫の他に、小売り段階で利幅が減ると分かっていても他の業者が価格を下げることに合わせて下げていることも要因だ。

結果、売上高が前年を下回っているのが実情。
売上高を維持するには販売数量を増やすしかなく、さらに価格を下げるという悪循環に陥っている。
小売業者の半数以上が今の米価水準について「価格が高い方が望ましい」と答えたことから、現状の価格が適切でないことは明白だ。

このままでは生産者、卸売会社、小売業者が共倒れになり、米の需給・価格の安定が損なわれる。
それぞれが適正な価格水準を模索する必要がある。
というもの。

米業界の中にいれば、誰だって同じ答えしか出てこないだろう。
しかし、打開策があるのかと言えば、個々には見えているとしても、全体としては無いと言い切れる。

さて、どうするのかな米屋は。
自分が提案しても、どうせ参加してこないだろうから、またまた静観。
お手並み拝見といったところかな。
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入荷予定のお知らせ

2014年10月29日 11時19分37秒 | Weblog
入荷がかなり遅れております、以下のブランド米は、11月1週目から新米となります。

・北海道 JA新すながわ産 ゆめぴりか タンパク質含有量6.3%以下
   節減対象農薬:5割減・化学肥料(窒素成分):5割減
・北海道 JA新すながわ産 ゆめぴりか(高度クリーン栽培)タンパク質含有量6.8%以下
   節減対象農薬:7.5割減・化学肥料(窒素成分):5割減
・北海道 JA新すながわ産 きたくりん(高度クリーン栽培)
   節減対象農薬:5割減・化学肥料(窒素成分):5割減

・北海道 JA新函館 ふっくりんこ
   節減対象農薬:5割減・化学肥料(窒素成分):5割減
は、例年よりも早い集荷となります
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佐賀県 逢地さがびより 新米入荷

2014年10月29日 10時14分21秒 | Weblog



 
佐賀県 逢地さがびより 新米入荷しました
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