六本木の東京ミッドタウンで明日から開催される、「米展」に、ススノブとして協力していることから、今日の16時からの「米展」内覧会に行ってきた。
米展 http://www.2121designsight.jp/program/kome/
コメというものを、コメとは距離がある人たちが、独自の目線で考えて表現すると、今回のような「米展」になるのかと、新しい発見をさせられた。
自分の目線というのは、米屋というよりも、コテコテの産地・生産・環境寄りである。
だから、一般の人が撮るような写真ではないし、米屋が産地に行って撮るような写真でもない。
撮り方も見せ方も違い、稲の写真では、成長過程が判るような撮り方ばかりをしてしまう。
水田風景となると、畔の高さであったり、用排水の角度や長さだったり、山や河川との関係が判るような撮り方をしてしまう。
民家を撮るにしても、周りの環境までも一緒にしてしまう。
なので、自分からしても、個性的な写真だと思っていた。
しかし「米展」には、似ているような写真はあるが、すべてが違う。
それはプロと素人との違いというものではなく、感じ方の違いをいっているのである。
展示の仕方も、伝え方も、やっぱり違う。
サッと通り過ぎてしまうと、たぶん何も感じないだろうと思うが、ゆっくりと時間をかけて、1つ1つと会話をするように見ていくと、「こんなとこに、こんなこだわりが」という部分が、あちらこちらにある。
「米展」は写真撮影が許可されている。
自分の目で見て、カメラのレンズを通して、コメというものを見つめてみてほしい。