昨日、長野県庁で12時から、令和元年度 長野県原産地呼称管理制度 前期 官能審査会が開催されていた。
天候不順で収穫が遅れたり、被害ご出て、審査を取り下げたりした生産者がいたりした事から、前期の出品数は、例年よりも少なかった。
審査は、1位や2位を決めるものではなく、県が用意した基準米よりも優れていれば、認定される。
なので、原産地呼称管理制度の内容に合わせる事が出来れば、どちらかというと、認定されやすい。
しかし今年は、明らかに優れているというお米は少なく、基準米同等が多かった。
「今年の現状が現状なので、自分の審査結果は、正しい結果だろうか?
生産者に情けをかけているのでは、ないだろうか?
例年よりも、甘くなっているのかもしれない」と、考えてしまうほど。
そうなると、気になるのが、他の審査員の審査結果。
自分だけがズレてしまっていたら、生産者にたいして、誠に申し訳なく、失礼な事をした事になる。
結果、そういう事はなく、審査はスムーズに進んで、出品した全ての生産者のお米が認定米となった。
審査は審査。
裏表もなく、常に平等。
それが自分である。
なのに今回。
迷いがあったのは、事実だ。