『産経新聞』(27.2.10)読者投稿欄に“違和感を覚える「ぼっち席」主婦 味村みどり 60”が掲載されていました。
大学の学生食堂で「ぼっち席」と呼ばれる士人用の席が増えている。工人で食べるのが寂しく、周囲の目を気にする学生に配慮しているそうだ。
1月97一日付朝刊でそんな記事を読み、「寂しかったら、友達をつくればいいのに」と思った。最近の学生はそう考えないのだろうか。
しかも、「ぼっち席」を作った大学によると、導入のきっかけは父母会の要望だという。学生から強い要望があったというのならまだしも、最近の大学生は親に頼らなければ、自分の意見を学校に伝えることもできないのだろうか。(以下省略)
新聞を開く前の当日の早朝、ガソリンスタンドへ行く折、『放送大学』(10日6時30分~)
「子どもと若者」(担当講師: 明石 要一 千葉敬愛短期大学学長・教授)を聴いていました。興味のある内容だったので、用事を終えても少し聞いていました。
今の子どもの何が問題か。記憶の残っている内容としては、下記の通りです。
「バレーボールができない」、サッカーやバスケットのように、アイコンタクトでボールが来ると分かっていてパスを受けるのはできるが、バレーボールのスパイクなどは、どこに来るかわからないボールに、体力と経験値のなさから対応できない。小学生の放課後の万歩計、30年前は26.000歩、現在は10.000歩などなど。
「ミーティングができない」。群れて遊び、自分たちで約束をつくって行動する体験がないので、自分たちだけでミーティングガできない
「肉食女草食男の出現」、生徒会長も各種発表会も、ほとんどが女子で男性がいない。等々。
小集団での遊びや、仲間うちのルールづくりなどを通じて人とつきあう力や意思決定力が育つ。自然に触れて『なぜ』という疑問を呼んで探求心や好奇心を育てる。そうした体験が不足しているとのことでした。
その結果としての「ぼっち席」です。