仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

如月忌

2015年02月07日 | 日記
本日(27.2.7)は、九条武子さんの命日に命名された「如月忌」(きさらぎき)、杉並区にある築地本願寺和田堀廟所に、武子様のお墓があり、法要が営まれます。記念法話は私(西原祐治)です。午後1時からの法要、1時40分から法話です。

一昨日、和田掘に所要があり電話をした折、法話の講題を求められたので、とっさに思考をめぐらし「お念仏をとなえて下さい」としました。昨年、図書館で「九条武子死亡記事」を古い新聞を閲覧した折、この言葉が、猜疑の言葉として掲載されていたからです。

京都、本願寺でも本日、如月忌が勤まります。昨日は、その前夜祭で、婦人会総連盟の評議委員会があり、午前10時から午後5時まで、びっしりと会議でした。京都は寒いからとインナーに着こんで行くと、一日中、暖房の部屋の中、寒暖の差は、インナーではなく上着で調整すべきでした。以前は、全文紹介しましたが、武子様死亡記事の前文だけ転載します。

『東京日日新聞』の記事がありましたので紹介し資料とします。〔昭和3年2月8日 東京日日〕

女流歌人、眠るがごとく逝く
  七日朝来嗜眠状態となった九条武子夫人は午後二時、帝大真鍋教授、大角、遠藤両博士、磯部主治医等立ち会いで注腸及び強心薬の注射を行ったが、次第に哀弱を加えた。医師のすすめによって生母の円妙院大谷ふじ子刀自(とじ*戸主の敬称)が手を握ると静かに目を開き、「おばあさんきた?」と声をかけ、夫人が贈った珠数を手にしているのを見て、「これをいただいてゆきます。お念仏をとなえて下さい。二十五年ぶりでお父さんにお目にかかります」ふじ子刀自が語をついで、「私もすぐ参ります」という間もなく七時二十五分、眠るがごとく一代の美夫人は逝いた、
(以下省略)
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