新聞(25.2.28)に“父親を刺し殺人未遂 少年「ゲーム機で遊んでいたのを怒られ」 ”という記事が出ていました。
ゲームの子どもへの悪影響は、いろいろ言われていますが、数日前、ご紹介した小泉英明著『脳は出会いで育つー「脳科学と教育」入門』に、次のようにあります。
昔から、強い快感に結びつくような大人の遊具(例えばパチンコ)は、子どもたちにはご法度でした。しかし、昔は、大規模な娯楽施設に足を運ばねば楽しめなかったような高度なゲームが、簡単に家庭や自分たちの部屋で、子どもたちも楽しめるようになった。
人間が進化の中で快感を得るというのは、どのようなときか。自分たちが生存を有利に進めるためにご褒美は用意されてきたわけです。 例えばセックスも子孫を残すので、そのご褒美として快感が伴うのです。
…これは脳の報償系の働きです。そのご褒美のためにいろいろなことをやりたくなるということで、動物を訓練するときには、まずご褒美の食べ物を与えていろいろとやらせる。
…人間の作り出したもので快感だけを追究するものは、かなり本質に遡って考えないといけない。子どもたちの場合には、快感を追求しだすと何か起こるかというと、夜中でも続ける。夜中まで続けると翌口は寝不足でいろいろなことができない、ボーツとしています。だから普通のことはやりづらいし、勉強などという、逆に自分をある程度強いなくてはいけないものは、もうとてもやる気が起こりません。
でも、そのようなすごく快楽の強いものだけはまたやりたくなるのです。そうすると、それにはまってまたやって、ますます寝る時間がなくなる。悪循環になるわけです。
だから私は、ゲームをやって脳がどうこうということよりも、むしろ快感と抑制力のバランスのほうが問題で、これからもっと研究されなくてはいけない分野になるのではないかと思っています。(以上)
ようするにゲームは麻薬と同じで快感だけを手にすることができるところに問題があるというのです。そこに習慣性や未知の問題が潜んでいるとのことです。容易に人間が小さい時から快感だけを手にすることができるようになると、努力して結果を得るという道徳そのものが希薄化してくるのではないかと思われます。
ゲームの子どもへの悪影響は、いろいろ言われていますが、数日前、ご紹介した小泉英明著『脳は出会いで育つー「脳科学と教育」入門』に、次のようにあります。
昔から、強い快感に結びつくような大人の遊具(例えばパチンコ)は、子どもたちにはご法度でした。しかし、昔は、大規模な娯楽施設に足を運ばねば楽しめなかったような高度なゲームが、簡単に家庭や自分たちの部屋で、子どもたちも楽しめるようになった。
人間が進化の中で快感を得るというのは、どのようなときか。自分たちが生存を有利に進めるためにご褒美は用意されてきたわけです。 例えばセックスも子孫を残すので、そのご褒美として快感が伴うのです。
…これは脳の報償系の働きです。そのご褒美のためにいろいろなことをやりたくなるということで、動物を訓練するときには、まずご褒美の食べ物を与えていろいろとやらせる。
…人間の作り出したもので快感だけを追究するものは、かなり本質に遡って考えないといけない。子どもたちの場合には、快感を追求しだすと何か起こるかというと、夜中でも続ける。夜中まで続けると翌口は寝不足でいろいろなことができない、ボーツとしています。だから普通のことはやりづらいし、勉強などという、逆に自分をある程度強いなくてはいけないものは、もうとてもやる気が起こりません。
でも、そのようなすごく快楽の強いものだけはまたやりたくなるのです。そうすると、それにはまってまたやって、ますます寝る時間がなくなる。悪循環になるわけです。
だから私は、ゲームをやって脳がどうこうということよりも、むしろ快感と抑制力のバランスのほうが問題で、これからもっと研究されなくてはいけない分野になるのではないかと思っています。(以上)
ようするにゲームは麻薬と同じで快感だけを手にすることができるところに問題があるというのです。そこに習慣性や未知の問題が潜んでいるとのことです。容易に人間が小さい時から快感だけを手にすることができるようになると、努力して結果を得るという道徳そのものが希薄化してくるのではないかと思われます。
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