仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

悲しみの処方箋

2023年08月17日 | 苦しみは成長のとびら
『悲しみの処方箋』(2018/2/28・主婦の友社編集)は、色々な人が執筆しています。

第一章/「あきらめきれない悲しみ」伴侶・親との別れ
寺田理恵子、イルカ、小山明子、木内みどり、落合恵子、髙木慶子、羽成幸、ひろさちや

第二章/「やりきれない悲しみ」がんと向き合う
鳥越俊太郎、寺内タケシ、鎌田實、内富庸介

第三章/「終わりがない孤独」それでも生きてゆく
永六輔、樋口恵子、山折哲雄、帯津良一ほか

自治医科歯科大学教授宮林幸江さんが、悲嘆には手紙を書くことを勧めています。その部分だけ転載します。

 そして、営林さんは亡き人に思いを綴った手紙を書くことをすすめる。
 「思いを綴ることは、心の整理に大きく役立ちます。書くことで自分を客観視でき、死別のショックによってよじれたり、絡まってしまったりした心の糸を一本一本ほぐすことができます。ワークショップでは、体と行動の両面から現在の自分の状態をノートに記入していただいたり、亡き人との歴史を記録してもらったりして、伝えたい言葉、詫びたい言葉、許しの。一。言葉、感謝の言葉なども自由に綴っていただいています。皆さん、故人に手紙を書くように、語りかけるみたいに書いておられます。最初は暗くうつむいておられた方も、この作業の後は優しい穏やかな表情になり、足取りも軽く帰っていかれます。心の整理かついた証しですね」(以上)
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