仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

七という数字

2011年01月20日 | 仏教とは?

四十九日は7回目の7日なので勤めています。先だって、その四十九日法要の折、七の意味を尋ねられました。

西洋東洋問わず、「七」の数字は良く出てきます。覚りの世界が六道を超えるで七では、七の重要さはでてきません。

昔、桐渓和上から聞いた説が、まず浮かびました。それは次のような説明です。

仏教の最小の物の単位を、「極微(ごくみ)」といいます。極微とは、これ以上分割できない粒子です。
その極微は、一つの極微を中心に上下四方が集まり、七つが集まって「一微塵(いちみじん)」が成立する。すべての物質は、この一微塵が数多く集まった集合体です。なので七が物が成立する最初の単位である。(意趣)そんな説明でした。

そしてふと思い出したことが、以前寺報に書いた、次のことでした。実際お伝えしたことは、もっといい加減でしたが。

この「七」という単位は生命の数という説もあります。たとえば、動物の生命が生まれるには不思議と「七」がひとつの単位になっています。

 たとえば、ニワトリは七日を三回重ねた二十一日で、ヒナになり、七面鳥は七日を四回重ねた二十八日でヒナになります。さらに私たち人間の妊娠期間は9か月の266日、38週で、受精卵は、妊娠7週6日までは「胎芽」、8週以降は「胎児」と呼ばれる。アメリカのクローン研究でも受精後14日を超えた胚は. 取扱い禁止となっています。七という数字は何か生命のサイクルと関係あるようです。

 陰暦では月の運行一周期が「一月」です。晦日(みそか)朔日と満月との二度の中間に上弦・下弦の半月、最低の単位が七日です。どうも「七」は、生命を表す単位のようにも思われます。(以上)

お伝えしたことは以上ですが、ネットで調べると、中国最古の医学書に、「女性の体は7の倍数で変化する」という一文があるそうです。女性の生命サイクルは7進法で進んでいくと言ったところでしょうか。さらに「女性は、7歳で腎気(生命の気)が盛んになり、永久歯が生え、髪の毛がふさふさとしてくる。14歳になると生殖能力が生まれ、28歳に女性として最も充実した体の状態となる。35歳になると腎気が衰え始め、シワや抜け毛が増える。42歳になると白髪が目立つようになり、49歳で閉経する」と続くようです。

女性の生命体が7進法であっても、他の動物を調べてみるとバラバラで、動物すべてのサイクルではないようです。
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