仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

住所表示がない家が増えました

2012年10月22日 | 日記
初めてご依頼のあったご家庭へ出勤しました。ネットの地図でおおよその見当はついていたのですが、3年前、新車であった自動車のカーナビには、表記されません。

電話を持っていればネットで地図検索をして、やすやす到着といったところでしたが、電話は家に忘れてきています。とりあえず検討をつけた場所へ行きました。ところが、新しい家ばかりで、すべてのご家庭に住所表示がありません。

前々から新しい家には住所表示がないので、困っていましたが、今回のように、すべての家に住所表示がないと住所だけで探り当てることは不可能です。ぎりぎりの時間があったので、いったん寺に帰り、地図をコピーして出直しました。

この“住所表示なし”という現象をどう捉えたらいいのか。1つの個性の主張なのかもしれませんが、わがままの一種ではないかと住所表示利用者としては勘ぐります。あるいはネットの地図で調べれば分かるので、地図と実際の住所表示のすみわけが進んだのか、はたまた、いらぬ表示をして、犯罪や迷惑をこうむることを回避する行為なのかもしれません。

昭和の昔、新聞に掲載される死亡記事掲載者の家に、お悔やみと共に「お金を貸していた」と訴えて捕まった人がいたことを耳にしたことがあります。住所表示を表示しないことによって、その種の類に引っかかる予防ともなります。

遠からず、住所表示だけではなく、家の名前も表示しない傾向が進むのではないかと思われます。ますます“安心”は、自分で獲得しなければならない社会となって来ているようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする