久しぶりの今シリーズ。
気がつけば9回目・・・ってまだまだ先は長いですね(笑)。
とんでもないスローペースですが、
少なくとも途中で投げ出すつもりは毛頭ありません。
ので根気強くお付き合い下さい。出来れば!
Your eyes closed アルバム「Mouth to Mouse」収録
この曲が収録されたアルバムってのは全体的にポップな仕上がりで
かつシングル曲入れまくりで、それまでのキャリアから考えても異色なアルバムになっていたと思うんですけど
この曲はその中でも究極型
とびっきりシンプルなラブ・ソングです。
それも何の後ろめたさもない、言い切り系の。
ある意味振り切っちゃってる曲でしょうか。
なのに、雰囲気は相変わらず暗いところがまたなんとも。
歌詞に反比例してアンサンブル、空気感はザラついているというか、多少ガレージの匂いとかもしてたり。
だからこそ、個人的な感触ですが最初から違和感なく名曲の一つとして受け入れられたし
甘いようで、無責任なようで
実はそれらとは対極の位置に立っている曲、っていう風に認識出来たのだと思います。
「それじゃ嘘つきか」
ってフレーズが、いかにも五十嵐隆らしくてニヤリと。
ただ、これも私的なことではあるんですが
この曲を初めて聴いた時、当時は学生だったんですけど
歌詞云々よりも実はメロディの美しさの方に耳を打たれてたんですよね。
ラブソングかどうかの前に、
メロディーラインが非常に美しい曲、って認識のが先だったというか。
それもあって、シンプルで素直な歌詞に他の曲と同様に浸れた、ってのもあるかもしれない。
単純に一曲のポップ・ロック・ソングとして良い曲、って事だと思うんですよね。
淡々としたABメロから、一気に拍車が掛かっていくサビがインパクト大で、とても気持ち良いです。
それもあって
当時から自分の中ではこのアルバムの中でもトップクラスに好きな曲だったりします。
このアルバムがリリースされたのは6年前の春ですが
ちょうど春のうららかな時に、木漏れ日の下なんかで聴いたらすごい浸れるかもしれませんね。
最近は、何故だか分からないんですけど不意に当時の事を思い出して、
またこの曲をちょくちょく聴き返したりしています。
アレンジの所為かもしれないんですけど、ちょっと幻想的な雰囲気もあって、そこもまたお気に入りポイントだったり。
歌詞の内容も、五十嵐隆なりの幻想が詰め込まれているのかもしれないですね。
切迫した歌の感じから、本当の気持ちも紛れ込ませてそうですが。
ロマンチックでどこか儚げなSyrupの名曲の一つです。
Syrup16gの解散から幾年か過ぎましたが、未だに彼らの曲はヘビーローテーションで聴いてます。
そんな数々の楽曲の中でも、ふとした時にちょっと聴きたくなるっていうか
普段からめちゃめちゃ聴く訳ではないんだけど、時折無性に聴きたくなるというか。
自分にとってはそういう曲です。
この曲もまた、大切な一曲です。
という訳で第9回「Your eyes closed」でした。 では、また次回。
シロップで検索してたら辿り着きました
選曲が素晴らしいですね!
次のレビューも楽しみにしてます。
>シロップで検索してたら
そんな事あるんですね・・・ちょっと恐れ多いような。
ますます気合入れて書いていかないと!
>選曲が素晴らしいですね!
こちらも感謝です!
実は結構その時の気分によって決めてるので、
ファン人気も発表順も全く無視した流れになっていて若干申し訳ないなあ、とか思うんですけど
それでも楽しんで頂けたのなら幸いです。
ちなみに次何をレビューするかは既に決まっていて、どう書くかを考えている最中です。
頑張らなきゃ!