超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

おおかみかくし 第7話「喪失」 感想

2010-02-19 02:35:20 | アニメ

今週の「おおかみかくし」の感想。 


今更だけどこの作品今期で一番面白いですね。ってか好きです。
30分が短い短い。
ちなみに今週は五十鈴ちゃんの出番全くなしでした。寂しい。けど、一応保護されてるみたい?



あらすじは前回の引きから続く形で、あの後眠らされて自宅の前に放り出された博士。
その博士が色々と勘繰ったり人の話を聞いたり、恋人を嫦娥町で殺されたという賢木と出会って
殺人集団の中心人物が眠であることを明かしたりと今週はそこまで動きなし。細かな情報を小出しにした感じ。
とはいえ今週もしっかりしたお兄ちゃんっぷりを発揮してたのと、
眼鏡を外したらイケメンなんだなって何気に思わされ。話とは関係ないけど。

むしろ今週大きく活躍、動いていたのはかなめでした。
博士との話の中で彼女がほぼ一方的に話していた事、あれの内容は多分とても重要な事の筈です。
そして更に本格的に調べている内に、眠の側近で動いている集団の男らしき人物に拘束され、
地下室送りに。
恐らくかなめが真実に近づいていたからだと思われる。
んでその地下室で一誠にキスされた少女と出会い、そこでまた新たな発見が。
どうやらこの町の人物と口付けを交わすと人ならざるものになるらしい。だから処刑沙汰になる訳か。


そういった訳で、今週は結構謎の輪郭がいよいよ見えてきたというか
かなめの活躍によって色々と予想の付く部分が出てきたというか。
恐らくですけど嫦娥町の人達ってひょっとしなくても狼の一族というか、人狼的なものなのかなあと。
かなめの話によると狼の存在を伝説に仕立て上げる事によって、逆に現存在を隠している。とのことですが
それがこの町の人々全員だったとしたら物凄い灯台下暗しですね。
本当に「おおかみかくし」だ。
で、赤い月が出る夜に覚醒してしまうんでしょうか。
それをカプセルやはっさく、お姉さんのバイオリン等で抑えてるんでしょうか。
博士の他にも書類の中で何人かピックアップされてましたが、嫦娥町以外の人間だったらもれなくターゲットになってしまうのかなあ。
この町の人々の。
それともフェロモン的な何かが?

ん~考えてると止まらなくなりますね。
取りあえずこの町の人々が特別な人種って事は間違いなさそう。そうなると眠は一体何者なんだろうか。


考察はここまでにしといて、今週はかなめが格好よく感じました。主人公みたいだった。
どんどんと核心に切り込んでいく行動力と姿は何だか見てて気持ち良かったですねえ。
最終的には捕まってしまいましたが、それでも機転を利かせて隣人に探りを入れたりと頭の良い子ですね。
これからの活躍にも期待です。

一方博士は憂いモードに入っていると思ったら、妙に落ち着いている部分もあったり。
でも来週の予告を観るとなんだか凄そうなので、来週は動くかな。
眠が最後に雨の中わざわざ博士の家の前まで尋ねて来たのを観ると、やはり博士は特別な人物なのかなあ。

それと今週は作画的にも見所がいっぱいあって、夕日の描写がどれも秀逸だったのと
冒頭のはっさくが落ちる描写が妙に生々しくて良かったです。



少しずつ少しずつ核心へと近づいていく印象の物語。
恐らく今は折り返し地点だと思うので、これから先の進展に期待。
なんだか非常にワクワクしてくる。五十鈴ちゃんの復活にも期待しつつ、〆。