超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

とんぬらさん2巻 全話レビュー

2010-02-14 21:47:17 | 漫画(新作)

先日、とんぬらさんの2巻が発売された。これを記念し、簡易ながら全話レビューを決行。
ちなみに本誌では1周年を迎えたということで2重にめでたいですね。

では以下↓




■第7話 謎のお嬢様と黒いとんぬら!?

新キャラのルクスととんぬらさんの弟、デューク・デュラルが登場する回。
と、同時に市乃がタコに犯されかける回(笑)。

雛乃が堂々とデュークをとんぬらさんだと間違える訳ですが、
ただあんな生意気な表情のデブ猫はとんぬらさん位しかいない、って感じがするので仕方ないという気も。
変色も有り得そうだもん(笑)。それに雛乃の天然が加わっておかしな事態に。
 雛乃に抱かれるデュークの表情はどれもこれも秀逸で面白い。

それと何気に「しっぽ捌き」がちゃんと役立ってるのに笑った。



■第8話 一之瀬家とデュラル家

とんぬらさんとデュークの感動の再会・・・なんだけど表情変わらずで嬉しさが伝わらず(笑)。
そしてタイトル通り両家の面々も顔合わせってことでちょっと仲良くなりそうな雰囲気。

を、市乃がぶっ壊す!
でもこれは怒って当然やね。そして言ってる事もどれも正論。とんぬら兄弟の外見に関しては仕方ないが(笑)。
 だけどルクス側もふざけてやったこと、悪意があってやったことではなく
切実な思いがあってあそこまでやってしまった訳で。
そこに対してどう折り合いをつけるかという。

結局は雛乃が説得、というか慰めに応じてなんとか許してもらえた訳ですが
この雛乃の「お姉ちゃんっぷり」ってのは1巻の頃からやたら良いなあっていうか見てて気持ちいいって思っていて
この8話ではそれが特に発揮されていますね。
 最後に元々の原因を作ったのはお前だろってお母さんにお仕置きされるのもらしくって良い。
そして「気にいっちゃった?」の表情は何故か色っぽい。

しかしルクスとデュークの絆の話、良い話っちゃあ良い話なんだけど感動~ってよりはシュール過ぎるのが何とも。
馬はそれでいいのか?(笑)。



■第9話 とんぬらさんと日常

新展開に突入する前の最後の一之瀬家中心のエピソード。それも珍しくサイレント風味。
小鳥を襲わずに雄弁な表情で戯れるとんぬらさんが素敵。

市乃は何気にシスコンなんだなあと改めて思ったり。上でも下でも。

最後の最後で一之瀬母が思いっきりサイレントの空気を濁して終わるオチはお見事。
ってかどれだけご執心なの・・・(笑)。

おまけページでは飾ちゃんの入浴シーンが。何気に嬉しい。



■第10話 とんぬらさんと学校

で、ここからいよいよ学園編突入。ホームコメディかと思ったら学園コメディでもあったようで。
新キャラもいっぱい出てきますが、中でも注目なのは蟹江先生。通称かにちゃん。先生なのに超かわいい!
ある意味メインヒロイン食うき満々のキャラ造詣ですが、それでも妊娠ネタをかます市乃もやっぱ可愛いな、とも思いつつ。

最後にはとんぬらさんの正体が明るみに。にしても市乃の腹から飛び出るシーンはランプの妖精or魔人かよ、と。



■第11話 とんぬらさんとネコ苦手先生

タイトルがそのまんま過ぎて逆に斬新(笑)。かにちゃんがとんぬらフェロモンに虜にされる回です。

蟹江先生がネコ嫌いだったのは小さい頃裏山でネコに襲われた経験があるから。
そして今回も図らずも同じ体験をしてしまう訳ですが、そこを助けてくれたのはとんぬらさんだった。
 生意気さや上から目線が特徴のとんぬらさんですが
なびきを注意したりネコ達の怒りを抑えたり蟹江先生を助けたりと、実は結構色々と役立つこともしてくれます。
ただ生意気なだけじゃない、という。

にしても蟹江先生本当魅力的な女性だなー、って思う。ってか名前とあだ名もなんかいいよね!かにちゃん。
しかし昔と比べて成長しすぎだろ!とも。泣き出すシーンと絶頂を迎えるシーンは凄いと思った(何が)。



■第12話 市乃と留学生

そんな事件もありつつ、ルクスが転入というもう一つのトピックも。
喋るネコが2匹も来るとなれば当然学校は大騒ぎですが、逆にルクスが必要以上に目立つ事で
市乃の側があまり注目されなくなるという粋な計らいもあって
取り敢えずは一安心という具合の一話。
しかしこれで大勢の人の目に本格的に触れてしまったという事で、不穏な展開も後々に待ってそうな予感。
でもそれもルクスがなんとかしてくれるかな・・・?

あと何気になびきの亀甲縛りで天井吊りが。
それまで所謂羞恥心があんまりないキャラとして描かれてるのかな?と思っていただけに
最後でちょっと恥ずかしがっていたのが絶妙だった。んで隠れグラマーだったことも判明。

あとがきで3人組の内の誰かが新しいとんぬらブラザーのパートナーになる的なことが書かれていましたが
個人的にはなびきだと良いなあ。って思ってしまった一連のシーンでした。



最後に、あとがきでざんげちゃんが出てきたのが何気に嬉しかったり。
それとおまけページで雛乃に弁当渡してる男子は確実に雛乃のこと好きっぽいよね。
そして中学生サイズが無理だった蟹江先生はやっぱりかわいい。
ってか思春期男子の視線が悩みなのか・・・(笑)。