marbleの新曲が発売になりました。「さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~」。
いやあ非常に攻めてますね(笑)。
何というか、ここ一連のロックモードの復活の集大成というか、
ここまで突き抜けた楽曲をシングルで出すという行為自体がかなりの冒険のように思えます。
コアなmarbleファンにとっては、さほど驚きはないんじゃないかと思いますが(それでもインパクト大ですが)
シングルのイメージだけで捉えてる人にとってはある意味サプライズ・ソングでしょうね。
そんな人は今すぐ「手のひら」を聴くんだっ!!(笑 特に前半)
もしくは「空想ジェット!」の「LIVE!!LIFE!!」でも可。
TVで聴くよりも歌声がクリアに聴こえるのがよく判ります。ミックスの具合が良好ですね。
気がつけばmarbleの曲ってミックスも良いのが多い、ってか殆どがそうな気がする。
ギターの音とかもアグレッシヴなのにはっきり聴こえるしね。
miccoさんも頑張ってるけど、菊池さんのギターもすげえや。
んで→http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/cd285d24c70313f3f7384029a3f84696
これのコメント欄にも記述してた通り、本当にギターソロがありました!
多分ノリノリで弾いたんじゃないかな(笑)。もうすぐ生で聴けると思うので、この部分は特に期待してしまいますね。
ってか早くワンマン来い~!
この曲クライマックスだったらちょっと尋常じゃなく盛り上がる気がする。
それとストリングスのアレンジも、今回かなりはっちゃけたものになっていて。
こういうストリングスの使い方してるアーティストは中々いないですよね。激しさを高めるためのストリングスというか。
自転車漕いでる最中に聴いてたら思わずスピード上げたくなってしまうかも。
ただ、そういう振り切れた楽曲なのにも関わらず、marbleらしさもきちんと残っているのは
ひとえにmiccoさんのボーカルの存在感が大きいのでしょう。
だって相変わらず中性的な良い~感じの声ですから。
優しさが伝わってくるような。 中でもCメロの美しさは聴いてて相当グッときてしまいますね。
後この曲、体裁的にはラブソングだと思うんですけど、あんまりそれを感じさせないのも好きですね。
要は全然コテコテじゃないというか。
最後に、歌詞についても触れておきたいんですが
一見シンプルな言葉の羅列に見えてよくよく聴き込むとかなりリズム感が良いというか、
メロディに言葉をきちんとハメ込むのを重視してるな、と。
「二度目の春が過ぎ~縮まらなかった距離」の部分とか、流石ですね。何故か韻を踏んでるような感覚にも。
実質的には違うと思うんですけど、フィーリング的に。
それとファン的には「心にある輝いた季節を」の部分の、「心」を「ここ」って読ませてるのにニヤリ。
「青空loop」を直で思い出してしまいます。
ってか同じ表現方法か。
まったり系~とか言われていた「ドゥラリ」は心地の良いポップ・ソングですね。
丁度表題曲が青春ギターポップって感じの音像なので、それの対になるように作ってきたというか。
表題曲がある意味新境地レベルの楽曲なので
カップリングに今までどおりのエッセンスの楽曲を入れるのは正しい気がします。バランス考慮というか。
ただ、まったりといいつつもサビのメロディは結構marbleの中では王道に近いメロディーラインで、
そんなにまったりし過ぎず普通に元気に口ずさみながら聴けるテンポ感みたいなものもあると思います。
丁度レビューにも書いたんですけど、「空に舞う」と「凛」をミックスさせた感じかな?
サビのリズムに関しては「rain drops」っぽいかも。アレンジは別物だけど。
しかし改めて二人とも曲が書ける。ってのは強みだなあと思ったり。
どんどんと楽曲の世界観を恐れずに広げていく彼ららしい、探究心に溢れたシングルだったと思います。
上半期最高のキラーチューンになりそうですね!
「初恋limited」のパキッとした乾いたギターサウンドが大好きなんですが、
「さくらさくら咲く~」の勢いのあるバキバキしたギターサウンドも
これはこれで感情が高まるような気持ちよさがありますね。
ちなみにこの曲はいつものシングルよりも売れているそうです。
恐らくタイアップ先の効果が大きいと思うんですが
是非そのままアルバムやライブ等にも興味を持ってもらって、着実にファンが増えるといいと思います。
彼らにはまだまだ知られざる名曲が一杯ありますから。
んで、2月3月と連続してmarbleの生演奏を聴きにいく予定です。どっちもそんなに長くは無いと思うけど
ワンマンかツアーが決まるまでのつなぎ的な感じで。
と、いいつつ時間が短くてもガッツリ心に来るライブをしてくれるのがmarbleなんですが(晴れ豆が顕著)。
早く決まるといいな。