アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

タジン鍋は便利

2010-08-12 21:40:56 | 便利な道具・好きな道具
 モロッコの土鍋・タジン鍋を買いました。しばらく以前に存在を知り、興味はあったのですが、1万円以上もするので買う気にならなかった鍋です。

  だから、恵那市のホームセンターで「1980円」の値札のついたタジン鍋を見たときは、小躍りしたい気分でした。まよわずすぐに買いました。

  ほんとのタジン鍋は、もっと細長いようなのですが、電子レンジ対応型だとかで、少しすそ広がりのこの形が一般に出回っているようです。1万円以上する鍋は上質の素材でできた鍋みたい。中国製のただの土鍋だから、この値段で売り出されているようです。

  タジン鍋の特徴は、ほんの少しの水分だけで蒸し煮の状態に仕上げることができる点。丈の高い蓋の中で蒸気がうまく対流するらしいのです。

  材料を鍋にいれて火をつけ、弱火にしてほうっておけばいいので、入手以来頻繁に使っています。いろいろ試してみましたが、なかでもたびたび作るのが、ざく切りした残り野菜を積み重ねて一番上にベーコンや豚肉をほんの少し乗せ、塩、胡椒をふりかけ、水を少し回しかけるだけの料理。弱火で20分も煮れば、やわらかくなります。味付けは好きなように。

  とにかく野菜がおいしくなるのがうれしい。もちろん動物性を入れなくても、野菜のうまみが引き出せます。マクロビオティックの重ね煮もやってみました。

  スクナカボチャの煮物も上手にできました。適当に切って、しょうゆとみりん、水をまわしかけるだけ。上から塩をぱらぱら振ります。そして蓋。

  20分後、ふたをあけたらできあがっていました。味はきちんとついています。普通は出しに浸かった部分だけが茶色になっているのに、この鍋だと、数ミリしか出しに浸かっていなくても全体に染み込んでいるのです。ただし、途中であまり蓋を開けないほうがよいらしいので、開けずにがまんしていたら、少し焦げ付いてしまいました。

  夏野菜を使ったラタトゥイユもできそう。タジン鍋でできそうな料理を、もっともっといろいろ試してみようとおもいます。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めて見ました (よしも)
2010-08-12 23:15:40
蒸し器?みたいなものですか? 弱火にしてほっておける?というのが良いですね。かぼちゃ美味しそうです~。 私も探してみようかな?
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形がかわいいでしょ? (アンティマキ)
2010-08-13 10:45:20
ただの鍋です。すき焼き鍋くらいの形と大きさの平たい鍋に円錐形の蓋がついているだけ。蓋の先端のところはかなり温度が低いので、下から上がった蒸気がそこで冷やされ、また下に降りて水気が出て煮えるのだそうです。雨が降らず、水が貴重な地域の人たちの生活の知恵から生まれた鍋だとのことです。おすすめです。
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