秋から冬にかけての草木染めは、この季節独特の色合いをかもし出します。桜の落ち葉に始まり、琵琶の葉、杉の葉、檜の葉、ブルーベリーの小枝、そして、ピラカンサスの枝葉。
とくに、ピラカンサスの枝葉は、とげのある枝葉からは想像も付かない、やさしくて、すこし紫色や茶味の入ったピンクが生まれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/f8/06e7e70489c8c1982233c50bc0179caf.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/08/fd5ba412a8a0ef1d0cc06a8a0d319997.jpg)
まず、小枝を細かく切ります。切り口からエキスが出るので、できるだけ細かく。でも、面倒なときは大雑把でもかまいません。時間をかければ色は出てきます。
そして、ソーダ灰か炭酸カリウムを入れて煮出します。アルカリ水にすると、この季節の、赤い色を持っている植物の、その赤の成分を引き出すことができるのです。
1時間ほど煮出しました。黒いような茶色のような、はっきりいって美しくない色ですが、結構濃くなりました。火を止め、布でこします。
このまま放置して一日かそこらたってから染めてもいいのですが、早く染めたい場合は、バケツの液をひしゃくでかい出し、なるべく上方からバケツに流しいれてやります。はじめはなんだかぱっとしない色だったのが、しだいに赤みを帯びた色に変わります。空気に触れると酸化して赤くなるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/95/c4289082680e044668363216b012f7bd.jpg)
液の表面に浮いた泡が、だんだんピンクになっていくのがわかります。じゅうぶん赤くなったと思ったら、終了。布を入れます。
媒染してまたしばらく液につけ、その後よく洗います。こんなすばらしい色になりました! 右は絹、左は麻混紡のレーヨンです。
とくに、ピラカンサスの枝葉は、とげのある枝葉からは想像も付かない、やさしくて、すこし紫色や茶味の入ったピンクが生まれます。
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まず、小枝を細かく切ります。切り口からエキスが出るので、できるだけ細かく。でも、面倒なときは大雑把でもかまいません。時間をかければ色は出てきます。
そして、ソーダ灰か炭酸カリウムを入れて煮出します。アルカリ水にすると、この季節の、赤い色を持っている植物の、その赤の成分を引き出すことができるのです。
1時間ほど煮出しました。黒いような茶色のような、はっきりいって美しくない色ですが、結構濃くなりました。火を止め、布でこします。
このまま放置して一日かそこらたってから染めてもいいのですが、早く染めたい場合は、バケツの液をひしゃくでかい出し、なるべく上方からバケツに流しいれてやります。はじめはなんだかぱっとしない色だったのが、しだいに赤みを帯びた色に変わります。空気に触れると酸化して赤くなるのです。
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液の表面に浮いた泡が、だんだんピンクになっていくのがわかります。じゅうぶん赤くなったと思ったら、終了。布を入れます。
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媒染してまたしばらく液につけ、その後よく洗います。こんなすばらしい色になりました! 右は絹、左は麻混紡のレーヨンです。
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