アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

どんぐり工房での草木染め展のご案内②

2024-05-07 09:15:57 | 草木染め
  昨日は、染め展開催中のどんぐり工房へ。前日の5日と打って変わって、どんぐりの里周辺は静か。わたしのいでたちは、ほぼ草木染めで、そろえてみました。
 
  バンダナとカーディガンはログウッド。首に巻いているのはタカキビ、黄色いシャツは、カラスノエンドウとヨモギ。大きな前掛けは、黄色系の染めを鉄媒染しました。下から覗いているパンツは、何だったか覚えていませんが、やはり黄色系のたぶん銅媒染。黄色いシャツと前掛けをのぞいて、すべて何度も重ね染めしたものです。
 
  厚地の綿のカーディガンは、もともとは生成り。茜で染めて着ていたのですが、部分的に汚れたりあせたりしてかなり見っともなくなりました。そのまま数年放置。先月はじめてログウッド染めをした折に染液に投入。銅媒染と鉄媒染で、青みを帯びた黒っぽい色になりました。蘇りました。気に入っています。
 
  「野に咲く花々や木々の葉の色が全体的に調和しているように、自然の素材から生まれた色は、決して反発しあうことはありません」とは、昔取材した京都の染色家の言葉。色を合わせたときに、草木染めならではの真価を発揮すると私も思います。草木染めした服だと、コーディネイトしやすいように思います。
 
  展示会では、ガラ紡績機で紡いだ糸を草木染めしたもので編んだタワシもたくさん置いています。アクリルたわしは洗剤がなくても汚れが落ちやすい優れものですが、空気中にマイクロプラスチックを飛散します。こちらのタワシはその心配のないエコ商品。手でぎゅっとつかむと、ほわっとした温かみを感じます。アクリルタワシに比べてしなやかさに少々かけますが、意外に耐久性があり、ほぼ同様に使えます。
  絹や綿の端切れもいろいろ。普通なら四角に切りそろえるところをあえて切り落さずに販売しています。小さな端切れも何かに使えるかもしれないと思って。染めの端切れだけを使ってパッチワーク作家が作ったポシェットや袋も飾ってあります。ご覧ください。
  「山里からのおくりもの~草木染め3人展」は19日まで。私の次の在廊日は最終日19日の予定です。12日は、工房の庭で石窯ピザと草木染めの会を開いています。その他の日も、ときどき覗く予定です。野々山さんは、12日、15日、19日に、ガラ紡績機実演をなさいます。お問い合わせは、どんぐり工房へ。℡ 0565833838
 
 
 

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