アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

イノシシ跋扈!

2015-01-17 18:25:40 | アンティマキの場所に生きる動植物
   昨年末にひさびさにもと畑に行ったら、イノシシが走ったり掘ったり転げまわったりした跡が、あちこちに残されていました。

   ミント類やアシ、ネコジャラシ、セイタカアワダチソウ、ヨモギ、オオマツヨイグサなど、結構根の張る雑草が根こそぎやられ、まるでものすごく乱暴な人が耕運機をかってに動かしたみたいになっていました。

    でこぼこのところもあれば、誰かがちゃんと耕うんしたみたいなところもあります。

    彼らの目的は、主にこれ。クズの根です。何年もほったらかしにしている場所なので、クズの根の太いこと。写真の根はまだ細いほうです。

    ほかに、野ネズミやモグラ、ミミズを狙ってもいるのでしょうが、このクズの根さえ駆除できれば、彼らの跋扈は食い止められるはず。前からわかってはいましたが、草刈りの時間がなかなかとれなくて、結局毎年荒らされる羽目になっています。この冬は特にひどい。山のどんぐりなどの生育が、昨秋はとても悪かったからだと聞いています。     

    意を決して、クズだけ枯らす農薬を取り寄せました。前に一度使ったことがあるのですが、本気で農薬を使って一掃する気になれなくて、ちょっと試みただけでやめた薬です。ネットで調べてみると、クズだけを駆除するにはこの薬しかないようなので、今回は多めに注文しました。

    この薬は、マッチ棒くらいの大きさの棒の先に薬がついていて、先をクズの切り口に差し込んで、徐々に薬がクズに浸透するのを待つものです。太い根や茎は、この棒の先を差し込めないので、電気ドリルで穴をあけては差し込みます。1時間ほどで、50本の薬を差し込みました。畑全体には、まだまだたくさんのクズの根があります。春先に芽が出る前に、この仕事をぜひとも終えたい。    

    こんなに深い穴もあいています。

    耕うんしないと、畑にできないなとおもっていたところなので、もしかしたら、今年は土いじりがでしやすくなるかもしれないな、とちょっと楽観的にも考えています。

    昨日、以前もらったイノシシ肉の冷凍物を解凍し、赤みそと酒、粗糖、醤油、生姜を煮たてた中に、梅干も加えて、大きく切った赤みの猪肉を入れて味噌煮にしました。昼前からストーブにかけて、一日中煮続けました。

    夜、ようやくほぼできあがり。豚の角煮の味噌味版のようなおかずですが、おいしい。これまで私が作ったイノシシ料理の中では、もっともいい出来だと思います。私は、イノシシでも鹿肉でも独特の臭みが苦手なのですが、この味噌煮には臭みは全くありません。やっぱりイノシシには味噌が合うように思います。

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