アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

オルチョ・サンニータとジュゼッペ・ジュスティ

2014-01-25 11:31:52 | たべもの
   昨年10月から、アンティマキの焼き菓子を置かせてもらうようになった、やまのぶ梅坪店。わたしがこのお店にときどき買物にいくようになったのは、そのしばらく前でした。

   数年前から手に入れたいと思っていたオリーブ油、オルチョ・サンニータをやまのぶ梅坪店で扱っていると聞き、近くまで用事があるとき、ときどき訪れていたのです。いつもあるとは限らないようで、見つけたのは、だいぶん何度か訪れてから。やっと買えたこの油は、期待にたがわない味でした。

   この油は、福島に住む朝倉玲子さんという方が、イタリアで見つけてほれ込んだもの。アサクラという名前の輸入会社を立ち上げ、この油の販売をはじめたそう。

   瓶に貼られたラベルには、「イタリア南部・ベネヴェント郊外で栽培。手摘みオリーブの風味を最高に引き出すため、搾油後フィルターを使わず、3ケ月かけて果肉とオイルを分離させました」と書かれています。

   写真左が、このオルチョ・サンニータ。750ml3600円くらいだったとおもいます。高いけれど、長いこと使えたし、それだけの値打ちは十分あります。青っぽい新鮮な風味が特長。わたしは、パンにも豆腐にもじゃがいもにも、なんにでもかけていただきました。

   さて、右の瓶は、大阪空堀商店街にあるこんぶの土居さんの店内にある、「よい食品を作る会」コーナーで売られている、ジュゼッペ・ジュスティという名のバルサミコ酢です。

   昨年6月頃、ちえ流マクロビオティック料理教室の講師・森ちえこさんと、彼女が懇意にしている土居さんのお店にうかがったとき、ご主人のお父様が味見させてくださったのが、このバルサミコ酢。紙コップに注いでくださったこの酢があまりにおいしくて、ふたりとも指でなめ続けました。

   普通のバスサミコ酢の、たぶん2,3倍は濃厚そうで、どろっとしています。甘味とすっぱみとこくがあいまって、お店を出てしばらくしてからも、心地の良いあと味が舌に残っていました。 

   実は、このとき、お店のご主人たちはまだこのバルサミコ酢の取り扱いを決めかねていたのですが、わたしたちのようすをご覧になって、お店での取り扱いを決意。その後、ちえさんが来稲したとき、買って来てもらったひと瓶です。

   瓶には、「北イタリア、中世の都市モデナに古くから伝わる芳醇なる黄金の酢」と書かれています。こちらも、いろんな食べ物にかけてみました。オイルと違って、このこくに負けるような淡い食べ物にはあわなくて、チキンカツとかアイスクリームなどそれ自体がきつい味のものにあうようです。とくにアイスクリームは抜群にあいます。

   こちらも250mlでたしか3600円。とても高価なものですが、あくまで調味料なので、使う量はわずかです。こういうのを使うと、ごくシンプルな素材が豊かな味に変化するのが、うれしいことです。

     
コメント
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