アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

今年の薪ストーブ生活

2014-01-15 12:00:02 | アンティマキ風自然的生活
   「今年の稲武のお天気は、なんか変だ」と、最近会った何人かの稲武在住の知人たちが言いました。雪がほとんど降らないのです。なのに寒い。

    昨年、豊田市旧旭地区の森づくり会議のメンバーから、広葉樹の薪材を何度か購入しました。今年は、その薪のおかげで、ストーブのある部屋とその周辺は、なんとか暖かく過ごせています。ただし、あちこちからたくさんいただいた廃材や枝をちゃんと乾かす暇がなくて、露天に放置したまま冬を迎えたので、焚きつけにする木がかなり少ないのが難点です。

    それで、しばしば裏山に行っては杉の葉や枯れ枝を拾い集め、大量にストーブに投入して、固い薪を入れています。

     このあたりの山にしては、比較的間伐がなされているので、適度に光が入るため、杉の葉はとてもよく乾いています。家のすぐ近くに拾わせてもらえるところがあって、幸せです。

     さて、薪ストーブは、暖かいだけではありません。その周辺はとても乾燥いているため、格好の干し場になるのです。

     先日までストーブ下で干していたのは、リンゴの薄切り、リンゴの芯、ユズの皮の千切りに種です。干しリンゴは端からラム酒につけ、ケーキの具材の一つに加えます。芯のほうはハーブティーの材料に。ユズ皮は漬物などにつかい、種は化粧水にします。

     こちらはニ、三日前から干しているブルーベリー。友人が生の実をラム酒に漬けて、漉したかすです。期待したラム酒味のブルーベリーとは程遠い、固くて渋みまで少し感じる実でした。右はとりあえずそのまま干しているところ。左は、粗糖と白ワインを加えてかなり煮たものを干し始めたところです。

     左のほうは、日が経つにつれ、しだいに食べやすく、あじわいのある実に変わりつつあります。マフィンに入れてちかぢか焼いてみようと思います。右は、なかなかおいしくならないので、左の実を煮た汁の中に漬けていっしょに干しました。まだ数日かかりそうです。

     ストーブの上に石板や陶板をのせて者を焼くとよいと聞いたので、ずっと前にいただいたほうらくを出してきました。落花生は、このほど始まったグリーンママンの朝市インタキソウで買った、徳八農園のものです。半日ほどほうっておいたら、おいしくてこうばしい状態になりました。

    落花生が調子よくできたので、次に生ゴマを広げてみました。でも、一日ほどようすをみなかったせいで、下のほうが黒焦げになってしまいました。

    こちらは、冷凍庫にしまいっぱなしになっていたジャム。ナシとリンゴとイチジクです。全部あわせてストーブ下にしばらく広げ、乾燥させました。そして水気がだいぶ飛んでから、ラム酒を注ぎました。たぶん、寝かせておけば、これもいいケーキ材料になってくれることでしょう。

     稲武12年目の冬。寒さにはまったく慣れません。雪のためいけなくなるのが心配で、イベントにはしばらく出店しませんが、家の中では、こんなふうにいろいろ忙しくしています。



コメント
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