アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

アンティマキのお菓子レシピ①ジャムスコーン

2010-12-14 15:37:24 | アンティマキの焼き菓子とパン
   先日、はじめてアンティマキのブルーベリースコーンとジャムサンドクッキーを買ってくださった方からメイルをいただきました。その方は、単にお気に召してくださっただけでなく、ご自分で同じようなクッキーとスコーンを作ろうと試みられたのだとか。うまくいかないので、ぜひアドバイスをほしいとの要望でした。

  そこで、とりあえず要望のあった二つの焼き菓子のレシピをご紹介することにしました。いずれ、ほかのアンティマキのお菓子レシピも順次紹介していく予定です。写真もおって掲載します。

  まずは、ジャムスコーンから。
<材料>15個分
薄力粉:450g 全粒粉:75g 粗糖:90g 塩:3g
ベイキングパウダー(ノンアルミ):23g 米油:120g 豆乳:175g 蜂蜜
*ブルーベリー:ブルーベリージャム・果実
*塩りんご:りんごの塩煮・岩塩
アンティマキでは、そのほか、丸ごと夏蜜柑ジャム・皮付きリンゴジャム・ルバーブジャムスコーンを製造。家庭にあるジャムならなんでもあいます。

①粉類、粗糖はすべてふるい、あわ立て器でよくまぜておく。
②米油を一気に加え、粉と油を手でよくすり混ぜる。
③そこに豆乳を加え、木べらでさっくり混ぜる。
④めん台に粉をすこし散らし、両手で持てる分の生地を置いてから、カードで半分に切る。一方を他方の上に載せ、両手ですこし押してから、さらに半分に切ってまた載せる。数回これを繰り返す。
⑤生地を、厚さ8mmほどにのばし、型で抜く。
⑥抜いた型は天板に載せる。
⑦丸い生地の上にジャムを載せる。だいたい小さじ1杯ほど。少々多すぎてもかまわない。
⑧型を抜いたあとの生地をふたつ半に分けてから伸ばし、幅2センチほどの帯を全部で15枚作る。
⑨スコーンの上のジャムをとりかこむように帯で巻く。
⑩蜂蜜と米油をほぼ半々に混ぜた液を、刷毛でスコーンの表面に塗る。
⑪ブルーベリースコーンはジャムの上にブルーベリーの果実を1個か2個ずつ置く。塩りんごスコーンは、岩塩を適宜振り掛ける。
⑫180度に暖めたガスオーブンで4分、160度に下げてから25分ほど焼く。

 ■ブルーベリーの実は15分ほど焼いてから改めて乗せたほうがより形が美しい。
 ■同じ生地で、粗糖を黒糖に代え、クルミ75gをいれて倍の厚さに伸して型抜きすると、アンティマキのクルミ黒糖スコーンになる。

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草木染めとこねないパンの講習会を開きます

2010-12-14 15:36:17 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
  あたたかいとはいえ、稲武はやはり冬。外の空気は冷たく、山々は常緑樹のくすんだ緑とところどころにある裸木が見えるだけです。こんな季節ですが、草木染めの材料は以外に豊富なときなのです。

  そこで、どんぐり工房でアンティマキ主催の草木染め講習を開くことにしました。染め材料は、今の季節だからこそいい色が引き出せる木々の枝葉を使います。たとえばブルーベリーの小枝や杉の葉、梅の小枝などからは赤みの勝った色が。笹の葉からは、美しい冴えた黄色が生まれます。

  今回の教室では、染めの合間にこねないパンの講習も行います。こねないパンは今年2回、どんぐり工房で講習したものですが、気楽に簡単に作れる点が人気を呼びました。講習会に来られなかった方々からの要望があったため、パンだけをお教えすることにしました(こねないパンとスコーンの講習会についてはコチラ→)。染め講習だけ、パン講習だけの参加も可能です。概要は以下の通りです。

  *日時:2011年1月26日(水)午前10時~午後3時
  *場所:豊田市稲武地区・どんぐり工房
  *参加費:3000円(染め講習だけ:2500円・パン講習だけ:1000円)
  *申し込み・問い合わせ:アンティマキ(村田牧子)℡&fax 0565-82-3304
    e-mail:auntie-maki@cb.wakwak.com
  *定員:10名
    
   
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石窯あそび

2010-12-14 11:11:12 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   よく晴れた冬の日、友人たちと稲武地区にある施設ハウスポニーの石窯を借りて、石窯遊びをしました。

   こちらの石窯は、500gのパンが8本も焼ける大きな窯です。点火から始めるのは久しぶり。枝や薪を井桁に組んで下に乾いたスギの葉をおきます。燃え上がったところで、薪を入れていくのですが、火の通り道をみながらやらないと、すぐ不完全燃焼に。この日も、ついつい薪を入れすぎて、奥に入れた薪が燃えないままになってしまい、うまく窯全体を温めるのにだいぶ時間がかかりました。

  2時間以上焚いてやっと調子がよくなり、美しい熾きができました。まず、ピザを焼きます。ソースなしの、野菜だけのシンプルなピザ。生地は薄力粉と強力粉を半々に混ぜたものです。

   ついで、焼き野菜。この日は、サツマイモ、椎茸、玉ネギ、ニンジン、カブを焼きました。火の様子は見飽きません。全員でじっと窯の火を見つめていたら、Mさんの1歳になる息子さんがベビーカーの取っ手をぎゅっと握って、全身を使ってベビーカーを動かしているのに気がつきました。彼はなんとか火に近づきたくて必死になったようです。動物の中で、人間だけが火を恐れないのだとか。彼は、火の魅力をすでに感じているのかもしれません。

   熾き火をかき出して簡易かまどにしかけて作った野菜だけのスープと焼き野菜、それに熱々のピザをほおばって、ランチタイム。ピザは焼きたてに限ります。表面のこげ具合がいい感じ。灰をかぶったのもあったけれど、それも一興です。
  
  窯の中の熾き火を全部出してから温度を調節し、いよいよ500gの粉を使ったパンを焼きます。ずっしりと重いパンです。乾燥しないよう急いで霧吹きをかけ、クープを入れ、化粧粉をかけます。

  入れたらすぐに扉を閉めて15分後、いったん開けて場所を変えます。場所によって温度にむらがあるためです。これがけっこう難しい。どこまでも奥にはいってしまい、場所変えをあきらめることも。庫内の温度がまだ高いうちに入れてしまったので、表面がだいぶ固くなりました。いつもより早めに窯出ししました。

   窯の中はまだあたたかいので、続いて小さめのパンを焼いてみました。十分焼けました。この後さらにスコーンを焼いて、今日の会は終了。おなかいっぱいになりました。体力も使ったけれど、充実した一日でした。ヨーロッパのどこかの村では、共同で石窯を持っていて、パン焼きの日というのが決まっているのだそうです。各家の主婦は発酵を済ませたパンを持って次々に窯入れにやってきて、パンを焼いている間はおしゃべりに花が咲くのだとか。焼けたパンはそれぞれみんなで味見。テレビで見たのですが、楽しそうでした。私たちも、彼らのように定期的に集まってパン焼きの日にしようと、その場で決まりました。

  この大きな石窯、実はあまり使われていません。石窯使用料500円、付設の創作室使用料が600円です。一日自由に使えてこの値段は安いと思います。豊田市民でなくても誰でも使えるそうなので、使ってみたい方は下記の連絡先にご一報を。指導員がついていて、使い方を親切に教えてもらえます。ときどきですが、講習会も行っています(コチラ→)。
  *稲武シルバー人材センター  ℡ 0565-82ー3000
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