骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

杉並谷中稲荷神社を骨で聴く

2013-07-22 18:16:42 | 骨で聴く巡礼旅
米軍で採用された特許技術を駆使した骨伝導スピーカーを製造するテムコジャパンは、工場は中国にありますが、本社は東京都杉並区の方南町にあります。

   ⇒ 特許技術の骨伝導製品はこちら

一般的には住宅街として知られる街で、世界に誇る技術を有するメーカーのある街という印象はないでしょう。

駅名は方南町ですが、住所の表示は「方南」です。
この地名の地域は結構広く、北は善福寺川を境にし、西は環七通り、東は中野区南台に接し、南は渋谷区の笹塚に接しています。そのため南端は甲州街道に接することになり、地下鉄の方南町駅エリアではなく完全に京王線エリアになります。

東西方向に方南通りが通り、新宿と直結する道路になっています。神田川も流れていて、善福寺川と合流します。

   ⇒ 神田川・善福寺川合流地点を骨で聴く

駅周辺は商店街が形成され、その先は完全な住宅街です。
古来より人々が居住してきたエリアで、遺跡もあります。

   ⇒ 釜寺東遺跡を骨で聴く
   ⇒ 方南峰遺跡を骨で聴く

そんな方南町の住宅街に台東区ではないのに「谷中稲荷神社」があります。意外な発見で、思わず足を止め、骨伝導ヘッドセットともに参拝しました。

小さな神社です。
それでもよく目立ちます。

伊勢神宮の太々講に行った人が、京都伏見稲荷神社のご分霊を遷したという説と、誰かのの屋敷神であったともいわれています。
しかし現在は大宮八幡宮の境外摂社だそうです。

   ⇒ 大宮八幡宮を骨で聴く

谷中稲荷初午祭では、大宮八幡宮の宮司による祝詞奏上や、巫女による「かぐら豊栄の舞」もあるそうです。

小さな小さな神社ですが、米軍採用の最先端・特許技術を持つメーカーと同一エリアにある聖域ですから、やはりきちんとしたお参りはしておいて正解でしょう。