いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

放送と国会。 broadcast and the diet

2020-08-05 20:09:15 | 日記
 (1)公共放送の役割は災害国日本として自然災害危険情報の報道、伝達ツールとして意味があるといえるが十分機能を果たしているかといえば、温暖化で自然災害の脅威が増している中で限界も感じられる。

 ②国民から無差別で受信料を徴収して(100%でない不公平感はある)財源として肥大化を続けるNHKは民放からの特権利益独占懸念の声もあり、受信料の値下げ、経営のスリム化に向けてBS衛星放送の一本化、AMラジオの一波によるAM、FM二元などの中期計画案を経営委員会が了承(報道)した。

 ③NHK経営委員会はかんぽ郵政不正販売問題を取り上げたNHK番組編成で日本郵政会社からの抗議を受けてNHK会長に見直しを求める放送現場への介入が問題となり、経営体質も問題となっていた。

 ④公共放送の役割が十分果たせない中で、経営体質にも問題があるとすれば、情報化社会の情報の多様化、機能化、高質化が進む中でNHKの経営民営化を検討すべきと書いたが、情報化時代、社会の中でのNHK公共放送のあり方、必要性の論議も考えなければならない。

 ⑤さらに毎日おびただしい番組制作があるが内容、中身、質がともなっているのか、放送業界全体として考える問題であり、監督省としての高市総務相の権限による放送への政治介入(認可、許可)発言もあり、報道の自由、自主、自立のNHK、放送業界を取り巻く問題は大きな曲がり角を迎えている。

 (2)河野防衛相が国会審議中に出席議員が小説を読んだり、スマホを操作して審議を無視するモラル問題で、委員会審議成立のための「定足数」ルールが問題で審議に直接質疑する議員に限っての出席に限定すべきだと発言した。

 ②そういう問題と数合わせであれ委員会出席議員が審議に直接参加せずに前述のようなモラル欠如が起きる問題とどう結びつくのかわからない。国会審議開催中は議員報酬の対象であり、国民の負託を受けた議員活動であり委員会出席すれば「責任」をともなうもので、数合わせだからと「何」をしていてもいいという論議にはならない。

 ③そういうことを前提に必要最小限度の出席議員に変えるべきだということではなく、「定足数」ルール検討は別にしても制度上実施されている中で国民主権、議会制民主主義国会の議員としての役割、仕事は当然あり、質疑に直接参加していなくても政策の善し悪しの確認、議事運営の正当性の確認作業はあり、小説、スマホで過ごしていていいことではない。

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