いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ワクチン効果性。 effectuation of vaccine

2020-08-24 20:22:39 | 日記
 (1)どんな感染症もくり返されることはあるが未来永劫(えいごう)続くという事例はない。ワクチン、治療薬が開発されていづれに消滅に向かう。新型コロナ肺炎ウイルスは今年半年以上も世界的な感染流行(pandemic)を続けて、日本では真夏に感染者再び増加の第2波を迎えて収束の見通しも見えず、冬には第3波発生が高い確率で危惧されている。

 (2)新型コロナ対策としてのワクチン、新治療薬の開発が感染防止、収束に向けて重要だが、早くても来年前半といわれて政府の専門家によるコロナ対策分科会会長は「(安全性、有効性に)必ずしも理想的なワクチンができる可能性は保証されていない」(報道)と述べ予防線を張って、国立感染症研究所室長からは「ワクチンを打ってもかかることがある。呼吸器ウイルスで終生免疫を獲得できるワクチンは今のところない」(同)と述べている。

 (3)来年になればコロナ感染拡大も収束に向かうと楽観的に考えている人にとっては、必ずしもそうではなくくすぶり続ける不安は続くことも考えられる。2020年東京五輪を1年延長して新型コロナ感染拡大も来年夏ごろまでには収束の見通しもつくとの期待を持つ人もいるのだろうが、その東京五輪もIOCの判断ではワクチン開発が必要条件であり、世界から五輪観戦者、観光客を迎え入れることになればワクチン、新治療薬が仮に間に合っても数が足りるのか不安は強い。

 (4)コロナ対策分科会会長、国立感染研究室長は専門家として職務上より厳しい医学、医療的見解を示したものではあるが現実的警戒論であり、新型コロナウイルスとしてこれまでの感染症事例が通用、適用できるのかはまだ不透明な部分があるというところだ。

 開発されるワクチン、新治療薬の安全性、有効性、効果性にコロナ収束に向けてのすべて期待がかかるが、専門家が言うように必ずしも安全性、有効性に期待が持てないとすれば現在のコロナ感染不安社会が続くことになり、感染しないことが唯一の自己防衛策であり、新しい生活様式、規律社会の中で不慣れ、抑制されて生きていくしかない。

 (5)IOCは来年東京五輪開催も今年末には判断するともいわれて、このままでは来年夏の開催も危うく、新型コロナ感染収束には複数年かかる見通しも出てくる。五輪関係者からは来年東京五輪開催により子どもたちに勇気を与えられる話がよく聞かれるが、変則的な授業、休校体制で生活習慣に不安、不慣れを与えており、この状態がいつまで続くのか子どもたち自身のつくりだした問題ではないのでキツイ闘いだ。

 

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