いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

盆帰省。 go to native home in 'bon' term

2020-08-10 20:18:51 | 日記
 (1)盆休みを迎えて今年は新型コロナ感染第2波の兆候がみられて、東京、愛知など感染者急増最多を更新する自治体の首長からは帰省自粛を求める声があり、一方で政府は帰省の一律自粛を求めないとして政府、自治体で対応はまちまちだ。

 (2)例年この時期になると帰省の一斉移動できまりきったように高速道路、新幹線は大渋滞、混雑で大変な思いをすることになるが、帰省は正月もありたまにはどちらか一方は自宅、住居にいてのんびり過ごすのもどうかと書いたが、今年は新型コロナ社会の移動、行動自粛要請で春先からテレワーク、オンラインで自宅、住居での仕事、授業ということになり日常性が変化している。

 (3)それでも国民は盆休みで故郷を目指して帰る。故郷、そこに住む親などに会うために、また亡き人を供養、しのぶために故郷に帰る。それほどの思いが強ければ、故郷に移り住んでそこで生活生計をたてる気構えがあれば、地方過疎、東京一極集中問題も解決するものだが、勢い生活設計となれば働く場所、機会も収入も保障された都市部に集中することになる。

 (4)テレワーク、オンライン、ワークション(仕事と余暇両立)は最適な自然環境を求めて地方、リゾートに職場を移す効果もあって、地方過疎、東京一極集中の解決の糸口になる効果も見えた。感染症対策は今後も起こりうることで必要になることが考えられて、企業としてもテレワーク、オンライン、ワークションを使った職場改革の検討を進めている。

 (5)政府もかって政治機能中枢を地方に移転して、地方過疎、東京一極集中の解決をはかろうと試みたが、結局は東京、都市部から離れることによる影響力、指導力、効果低下を懸念してか米国(政治ワシントン、経済ニューヨーク)、豪州(政治キャンベラ、経済シドニー)のようにはいかなかった。

 (6)日本の狭い国土で逆に地方に移ってもそれほど違和感、距離感はないと思われるが、日本社会での東京都市機能集中、凝縮、膨大化、肥大化の影響力が大きいことがわかるものだった。リニア中央新幹線構想は東京一極集中をさらに加速させるものともいえるし、また都市機能を地方に移動、広げる効果も期待出来て、政治中枢を地方に移す効果も考えられる。

 (7)リニア東京~大阪間だけでは効果は都市部一極集中体制、経済、文化圏一極化を加速するだけで意味がなく拡張が必要だ。テレワーク、オンライン、ワークションにリニア通勤ということになれば都市中枢機能の分散につながる期待、効果はある。

 国民はコロナ社会でも故郷を目指して盆帰省(go to native home in 'bon' term)する。

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