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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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担任制廃止の教育改革。 educational innovation

2013-04-03 19:42:40 | 日記
 (1)新年度の4月が始まったが子ども達の姿を朝から街で見かけるから、初等、中等教育課程はまだ授業開始というわけでもない。大学は3月から在学生の新年度のガイダンスを始めているから、4月早々から授業開始して年間所定の授業時間数を最大確保するようにけっこう授業時間はとっているほうだ。

 初等、中等教育課程は、担任制(educational charge system)の新年度組み替え、クラス編成替え、新入生徒受け入れ体制準備など教員組織の準備、体制、整備も多く繁忙で時間が必要なのだろう。

 (2)安倍政権も6・3・3・4年制の教育課程が近年の子どもの発達、発育状態に適切に対応できているのか、教育全般の見直し改革に着手している。
 担任制をとっていても、現在の初等、中等教育では学校現場での「いじめ」、「体罰」問題に効果的に手が届かずに、問題は深刻化するばかりだ。
 学校、行政(教委)、親の三位一体となった対策委員会、協力関係構築が問題解決の制度上必要だ。

 (3)「ゆとり」教育も教育思想上は間違った方向性ではないが、方法論(methodology)で勘違いがはなはだしくて当然効果をあげることはできないでいる。
 学校教育現場での「教育時間の短縮」が子ども教育の「ゆとり」だとして、精神解放性が強調されて、結果として塾依存度を高め教育効果の偏重主義を生んで、全体としての一般学力平均値を下げることにつながっている。

 (4)発展途上中の子どもの現時点での学力度など問題にする必要もないことではあるが、子どもに余裕(カリキュラム、時間)をもって教育欲、知識欲、想像(創造)力、開発力の楽しみを味わせる必要はある。

 そのために教育現場(学校)で一日余裕を持った自在なカリキュラムで知識欲、想像力、開発力、興味、関心を高めていく教育環境が必要だ。
 昼中に街に子どもの姿を見かけるような、1日の教育現場(学校)で過ごす時間の短縮が「ゆとり」教育なのではない。

 (5)教育改革として初等、中等教育での「担任制」の廃止(abolition of educational charge system)を提言したい。
 大学と違ってカリキュラムに選択制はないから、教科授業時間で子どもの出席状況は把握できるし、アンケートでも朝の朝礼はムダな時間との反応も多く占めて、担任制は子どもに拘束感、教育支配力を植えつけて自然成長力、精神性向上、自立を阻害して、現実に現状を見れば教育効果をあげているとはいえない。

 (6)担任制を廃止して、教諭は教育カリキュラム、教学に集中して教科ごと個別的に子どもと接して教育責任を分かち合い、教育効果をあげる方法論を検討すべきだ。

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