「ナツゲーミュージアムin白鳥会館(高田馬場)」はオープンから2年以上が経過しており、既に多くのレゲエファンにはとうに周知されていると思われるので、もはやワタシが改めてご紹介するまでもないロケかもしれません。しかし、まだご存じない少数の不幸なレゲエファンがいるかもしれず、また一人でも多くの方に行っていただきたいとの思いから、周回遅れを承知で採り上げ、宣伝しておきたいと思います。
「ナツゲーミュージアムin白鳥会館」は、JR高田馬場駅の改札を出てすぐに左に進むと、30秒以内程度で到着する角のビルの2階と地下1階に分かれます。2階はビデオゲーム、地階はピンボールのフロアとなっています。
2階への階段を上った突き当りには駄菓子の物販があり、そこから左を向くと、ビデオゲームフロアの入り口になります。入り口の右側には無料で遊べる「ギャラガ(ナムコ、1981)」がありますが、ワタシが行ったときは調整中となっていました。
ビデオゲームフロアの様子。フロアの中央部にはテーブル筐体とキャバレー筐体、壁沿いにはアップライト筐体とミディ筐体が置かれている。
フロアは目測で5m四方くらいで、広いとは言えません。この中に、コックピット筐体2台、アップライト筐体10台、キャバレー筐体(ミニアップライト)5台、テーブル筐体8台、ミディ筐体4台に、山のぼりゲームなどのプライズ機7台が効率よく設置されています。ミディ筐体のアルカノイド(タイトー、1986)は、アニメ「ドラえもん」の声だけでなくアルカノイドの熱狂的なファンとして知られている大山のぶ代さんから譲っていただいたものなのだそうです。
これらのビデオゲームは、ワタシも往事は熱心にやり込んだもののはずですが、今遊ぶとまるでヘタになっていました。730万点まで記録したはずのゼビウスは、ソルやスペシャルフラッグの出現位置をすっかり忘れているのみならず2回目のアンドアジェネシスが出てくる前に全滅するし、クレイジークライマー(日本物産、1980)に至っては1面クリアすらできません。これは再び修行をやり直す必要があります。
地下はピンボールコーナーで、EM機3台、SS機8台が、2Fとおそらく同じ広さの中に設置されています。アップライトのビデオゲームも数台あり、そのうちの一つが「パンチアウト!!」(任天堂、1980)であることは全く感涙ものです。
地下のピンボールコーナー。
ワタシはランプレーンと多階層バリバリの機械よりもフラットなプレイフィールドを好む傾向が強いのですが、EM機だけでなくSS機でもそのような台がいくらかあるのがうれしいです。規模としては大阪のシルバーボールプラネットとは比ぶべくもありませんが、自宅から少し電車を乗り継げば行けるところにこのようなピンボールスポットがあるというだけでも、今の時代では奇跡的なことです。
ゲーム機はしばしば入れ替わりがあるようです。また、仮に入れ替わりが無かったとしても、それはそれで遊ぶ価値はあります。この貴重なレゲエスポット存続に僅かなりとも役に立つために、ワタシは今後も機会を作ってリピートしていく所存です。
【ナツゲーミュージアムin白鳥会館メモ】
・所在地:東京都新宿区高田馬場1丁目35-2
道を挟んだ右隣り(地図上の赤破線)はGIGOのゲーセンなので間違いのありませんように。
・営業時間:12:00開店、23:00閉店
ただし、イベントなどで変更されることがあるので、Twitterのアカウントをフォローしておくことをお勧めします。
・線路沿いに新宿方面に少し進むと、右手に姉妹店でこちらもレゲエの設置が多い「ゲーセンミカド」があります。