オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

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1980年前後のセガのビデオゲームいくつか

2021年05月09日 19時57分11秒 | ビデオゲーム

ただいま多忙のため、ブログ更新にあまり時間を割くことができません。そこで今回は、ワタシのセガのビデオゲームのフライヤーコレクションから、1980年前後のものをいくつかご紹介することでお茶を濁しておこうと思います。これらは、語れるネタがあまりないため今まで拙ブログでは取り上げずにいたものの一部です。

一つ目は、1979年のフライヤーです。表面には「CAR HUNT」、裏面にはその「CAR HUNT」と「DEEP SCAN」を1つのテーブル筐体に収めた「スペシャル・デュアルIII」が掲載されています。

「CAR HUNT」と「DEEP SCAN」を収めた「SPECIAL DIAL III」フライヤーの表と裏。

二つ目も同じく1979年のもので、「HEAD ON PART II」のテーブル筐体です。従来のヘッドオンは一方通行でしたが、パートIIでは「Uターン・ゾーン」が設けられ、反対方向に進むことが可能となりました。

「HEAD ON PART II」のフライヤーの表と裏。

三つめは1980年の「TRANQUILLIZER GUN」です。当時としてもお粗末なグラフィックだったし、ゲームとしてもそれほど面白いと思っていたわけではないのですが、なぜかそこそこやりこんでしまった記憶があります。

「TRANQUILIZER GUN」のフライヤーの表と裏。

元々喫茶店ロケに設置することを想定していたテーブル筐体が一般のゲームセンターにも普及し始めるのは1979年ころからですので、これらは比較的初期のテーブル筐体です。コントロールパネルを見ると、ジョイスティックが右、ボタンが左に付いています。タイトーや他のメーカーはジョイスティックを左に付けているものがほとんどで、その方が操作もしやすかったものですが、セガはなぜこのような仕様にしていたのでしょうか。

今回の最後は、今回の一つ目と同様、表と裏に異なるタイトルを載せたフライヤーです。表面はATARIの「WARLORDS」、裏面はビリヤードをビデオ化した「VIDEO HUSTLER」となっています。

「WARLORDS」と「VIDEO HUSTLER」を表裏に載せたフライヤー。

「VIDEO HUSTLER」の開発元は、実はコナミでした。当時のコナミはまだ弱小メーカーで、セガから売りだされていたタイトルは他にもあります。その中でも「FROGGER」はなぜか北米で大ヒットして、今でもパックマンなどと並ぶ往年の名作扱いされ、何年か前、カジノ業界で「スキル・ベースド・ゲーミング」が注目されていたころには、スロットマシンのテーマにも取り入れられています。

今回取り上げたのは、1979年から1981年のタイトルです。セガは1979年ころよりフライヤーの裏面に作成年を記述しており、資料として整理するときに大変ありがたいです。他のメーカーのフライヤーにはこのような配慮がない場合が非常に多いので、発表年を特定するのに苦労します。